ドラゴンクエストⅦ ~俺もエデンの戦士~   作:ユキユキさん

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ひっそり。


第1話 ~謎の神殿

ー???ー

 

俺の名はユーキス、エスタード島にあるフィッシュベルの村に住むイケメンだ。…ここだけの話、俺は所謂転生者。神の気まぐれによってこの世界に転生したのだ。神に文句を言う程、神経が太いわけではない。言われた通り転生したわけで、神も俺の態度に感心して特典の他に、おまけをくれた。

 

俺の希望した特典は、

 

・鍛えれば鍛える程強くなるハイスペックな身体。

・原作知識の消去。

 

この二つだ。やはり強くなることは男の夢、故にハイスペックな身体を希望した。そのお陰で今ではエスタード島最強である、物心が付いた時から鍛練を欠かさずにしていたからな。当然と言えるだろう、うん。…原作知識の消去は、知っていたらこの先つまらなくなるからな。真っ白な状態で物語を楽しみたいと思う、故にこの先…何が起きるのか分かりません。

 

神がくれたおまけは装飾品で、帝王の腕輪という物である。性能は、あらゆる攻撃で与えるダメージが2倍という化物仕様。俺以外装備不可、いやさ外すことの出来ない物である。

 

因みに俺は20歳、好青年であると言っておこう。

 

 

 

 

 

 

…で俺は今、二人の少年と共にいる。一応、幼馴染みで守り手のつもりである。

 

「さてと…、今日もここに来ることは誰にも言ってないよな? アルス、兄貴。」

 

少年の一人がそう聞いてくる。彼の名はキーファ、グランエスタードの王子である。俺の次ぐらいのイケメンだ、そしてヤンチャ。

 

「勿論言ってないさ! 男同士の約束だしね!」

 

答えるチビも少年の一人、名前をアルスという。漁師の息子でお人好し、キーファとは親友である。そして…、

 

ゴゴゴゴゴッ……!!

 

「いつも通りさっさと行こうか、二人共。」

 

一人で入り口を塞ぐ石をずらす俺。改めて名乗ろう、俺の名はユーキス。…だだのイケメンだ。

 

こうして俺達三人は色々と動き回っている。そしてこの行動から、物語が動き出すのであった。

 

────────────────────

 

ーユーキスー

 

少年二人と共に行動をしつつ、たまに一人で鍛練をする日々。平和な世なれど鍛練は必要、何が起きるか分からんからな。今日もいつも通り、村の東にある謎の神殿にて鍛練中。石像相手に木剣を振り回している。…え? 歴史的価値があるのではだって? ………ないない! あったら厳重に保護をするだろうがそれがないんだぜ? 故に大丈夫、問題ない。そんなわけで剣の鍛練だ! ……………あ! 石像が欠けちまった、…脆いもんだな。

 

 

 

 

 

神殿周辺を走って足腰を鍛えていると、キーファとアルスがこそこそと何かをやっている。また何かアホなことでも考えているのだろうか? …まぁ怪我をするようなことをしている様子もなし、特に問題はないだろう。…王様も大変だねぇ、ヤンチャが過ぎる王子で。心配し過ぎて倒れなきゃいいけどな。そんなことを考えながら走る俺、次は海で泳ぐとしますかね。

 

 

 

 

 

 

…今日は調子がいい、故に夜更けも鍛練中。そんな中で、キーファとアルスがまたぞろ何かをやろうとしている。こんな夜更けに何をしようというのか、これは流石にな。俺は気付かれぬように二人を追う、…この方角はあの神殿か?

 

 

 

 

 

 

二人を追って神殿に行くと、一番デカくて立派な石像の前で何かをしようとしていた。何をしようというのか? 危険なことが起きる前に、二人を連れ戻さねば。そう思って近付けば、二人の身体が光っているではないか! …ついでに俺も。…一体何が起きようとしているのかと思えば、石像から開かずの扉へ光が飛んでいき、…あの扉が開いたのだ。本当に、何が起きようとしている?

 

何やらはしゃぐ二人に俺は、

 

「お前達、…一体何をやらかしたんだ!」

 

背後からそう怒鳴った。それに驚いた二人は、腰を抜かしてから此方を見て、

 

「…あ、兄貴!?」

 

「ユキ兄、…これはその。」

 

しどろもどろになる二人。そんな二人に俺はニヤリと笑い、

 

「面白そうじゃないか、…俺も仲間に入れろ。」

 

そう言うと、二人は脱力してしまった。…何故?

 

二人と共に中へと入れば、…変な奴がいた。話を聞けば、他の遺跡にある貢物を取ってこいとか。それを集めれば、また…何かが起きる? それを聞いたキーファとアルスは、興奮して外へと飛び出していった。俺も後を追う中で、欠けた石板を二つも拾った。…これは何ぞや?とりあえず取っておこう。

 

────────────────────

 

二人の後を追い合流、二つの遺跡を巡って手に入れた四つの装備品。これがあの変な奴が言っていた貢物なのだろうか?

 

「…これさえあれば、何かが起きるんだろ? …くぅ~っ! 楽しみだぜ!」

 

「何が起きるのか、楽しみだね? キーファ、ユキ兄!」

 

テンションが高い二人の言葉に同意する。…俺も実際楽しみなのだ、これから起きるであろうことに。平和なのは良いことなのだが暇でな…、刺激が欲しいと思っていたのだよ。

 

神殿に戻って、手に入れた装備品を石像に捧げる。するとどうだろう、閉ざされていた扉が開き光に満たされる。変な奴は大はしゃぎ、めっちゃ喜んどる。そして光溢れる部屋の中へと消えた、キーファとアルスを伴い俺も中へ。すると頭に響くは謎の声、そして変な奴が言うにはここは復活の間。石板を持って来いとか言っているが、…あの拾った石板のことだろうか? 差し出してみるとはしゃぎ出す変な奴。…これを集めればいいんだな? そういうことらしいぞ、二人共。

 

その後、外へと出てみれば太陽の光。知らぬ間に朝か、…時間が経つのが早いな。とりあえず俺達は残りの石板を探すことに決め別れたわけで、俺はこの神殿周辺でも探してみようかね?城はキーファ、村はアルス、この二人に任せよう。宝探しだと張り切る二人を見て、俺は心がほっこりした。

 

 

 

 

 

 

暫くして、キーファ達が戻ってきた。…何か増えてるってかマリベル!? 驚く俺に対してマリベルは、

 

「ユーキスさんもアルス達の仲間だったのね!? 私をのけ者にするなんてヒドイわ!」

 

とプンスコ怒り出したので頭を撫でた、そしたら次にはご満悦。…女子とは分からぬものよ、なぁ…二人共。二人はニヤついて頷いていたけど、…何で?

 

そして残りの石板を填めた俺達は、光に包まれ……。




のんびりいくでしょう。
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