突然なんだけど、僕の学校の説明をするね。僕が通っている私立駒王学園は、前までは女子校だったんだ。去年ぐらいかな?この学校が共学になったのは。そのせいか、女子生徒が多いんだ。
別に、僕はそのことに関しては嫌じゃないんだけど、僕の友達がね、女子生徒が多いことを目的として、この学校に入学したんだ。名前は兵藤 一誠。みんなからは、イッセーって呼ばれてるんだ。そのイッセーが、超が付くほどの変態なんだ。
イッセーだけじゃなくて、松田と元浜っていう人たちもいるんだけどね。その三人組が、いつも女子生徒にいやらしいことをするから、ついたあだ名が変態三人組。その三人は、何回もいやらしいことをして、何回も注意されてるけど、一向に止める気がないんだ。僕も何回か注意してるんだけどね。
これはどうしようかと思ってたとき、一人の転校生が来たんだ。名前はアーシア・アルジェント。金髪の美少女で、誰にでも優しくする聖女みたいな雰囲気を纏った子なんだ。
その子がなんとね、イッセーの知り合いなんだって。それに加えて、イッセーの家に一緒に住んでるんだって。僕も、流石に驚いたよ。少し前には、イッセーが上級生のリアス・グレモリー先輩と仲良く通学してたしね。
これには、クラスの男子が激怒して、イッセーをボッコボッコにしてたね。もちろん、僕は参加しないで横から見てたけど。肝心のアルジェントさんは、クラスの女子たちに心配されてたね。変なことされてない?とか、脅されてない?とか。当の本人は、困惑してたけどね。
その様子を見て、安心したね。もし、そんなことをしてたら刑務所行きだからね。高校生で刑務所で生活するのは嫌だな。みんな、そうだと思うけど。それで、改めてイッセーのことなんだけど。
イッセーは、少し前からグレモリー先輩が部長をやってるオカルト研究部に、ちょくちょく行ってたんだって。けど、アルジェントさんが来てから、本格的に部活に行くようになったらしいんだ。まさか、あの変態で有名なイッセーが!?って、みんな思ってたけどね。僕も、そう思ってたんだけど。
ある日、そのオカルト研究部の部員である木場 佑斗くんが、僕をわざわざクラスまで呼びに来たんだ。これには僕もだけど、クラスのみんなが驚いてたね。少し、警戒心を出しながら木場くんの後を着いて行ったんだ。
目的地は、旧校舎にあるオカルト研究部。部屋に入ると、見るからにオカルトらしきものが沢山あったね。僕は、こういうのに興味がないから、あんまり分からないけど。
グレモリー先輩が来るまで、ソファで待っているように指示されて、座って待ってた。その時に、グレモリー先輩と同じ学年の姫島先輩が、僕に紅茶を出してくれたんだ。その時の紅茶が美味しくてね、今でも忘れられないほどだよ。
紅茶を飲みながらグレモリー先輩を待ってたら、イッセーとアルジェントさんが来たんだ。イッセーは僕の顔を見るなり驚いてたね、なんでお前がいんの!?みたいな感じで。
その時にアルジェントさんとは仲良くなった。見た目通りの優しい子だったよ。なんというか、守りたいと自然と思っちゃうんだよね。わかんないけど。
イッセーたちと話していたら、グレモリー先輩が奥の部屋から出てきた。なんでも、書類が多くて遅くなったんだって。
それで、ここから真剣な話に入るんだけど、グレモリー先輩たちは、ぞくに言う悪魔なんだって。へ?って、なったね。その証拠として翼を見せてくれたんだけど。それでも、はい?って、なったね。だって、急に「私たち、悪魔なの」とか言われたら、どう反応していいか分かんないじゃん!
その時に、ドッキリかと思ってスタッフを探したけど、案の定いなかったしね。先輩が言っていることは本当なんだ・・・と、思ったね。それに加えて、オカルト研究部も全員悪魔なんだって。え!?イッセーもアルジェントさんも!?って、当然思ったけどね。
それで、僕をなぜ呼んだのか?という疑問に対して、グレモリー先輩は「あなたは、神をも滅ぼせる力があるわ」と、言われた。は?さっきからしつこいかと思うけど、みんなも絶対にこういう反応をするからね!?これ、自信を持って言えるよ。
なんでも僕には、文字通り神を滅ぼせる力『神滅具』というものがあるんだって。どこぞの槍だよ!?と、思ったね。『神滅具』は、『神器』というものの上位互換みたいなもので、全部で15個しかないんだって。
ちなみに、イッセーがその一つ『赤龍帝の籠手』というものを持っているらしい。それには驚かなかったけど。多分だけど、グレモリー先輩のせいで感覚が麻痺していると思われる。
だけど、僕の『神滅具』は今までの歴史で、誰も持っていなかったんだって。なので、僕が1代目みたいな感じらしい。それのせいで、僕の『神滅具』がどんな力を持っているのかが分からないんだって。だから、僕の身の安全も考えて保護することになったらしい。
僕の意見は、残念だけどないらしい。これは決定事項なんだって。僕としては安全が保証されるのは願ってもないけど。
話はこれで終わりみたいだ。明日からは毎日オカルト研究部に行かないとダメらしい。少し、めんどくさいと思ったたけど、仕方ないと割り切った。はぁ〜、明日からどうなるんだろう?
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昨日の件から数日が経ちました。保護と言っても、放課後に部室に行けばいいだけなので危険なことは特にありませんでした。悪魔なんだから、もっと危険なことに巻き込まれることを考えて、それなりに意志を固めたつもりだったんですけどね。
ですが!今日の放課後、いつも通りに部室に行くと見たことのない男性がいました。髪を金髪に初めて、それなりに顔がいい人でした。けど、僕はあまりその男性に好感を持てませんでした。その人の雰囲気のが、なんとなく嫌だったのです。話したこともないのに酷いと思いましたが。
それともう1人、知らない他人がいました。こちらは女性で、なぜかメイド服を着ていました。髪は銀髪で、とても美しい大人の女性でした。なぜ、メイド服かは分かりませんでしたが。
僕も席に座って話を聞いていると、どうやら金髪の男性は(名前はライザー・フェニックスさん)グレモリー先輩の婚約者だそうです。若いのに、もう結婚のことを考えているグレモリー先輩は凄いなー、と思ってましたが、婚約の話は家の事情の決まった話だそうで、グレモリー先輩は金髪の男性が好きではないんですって。
僕も、自分が好きな人と結婚したいから無理やりは嫌だな。けど、家の事項とか言ってたし、それなりに理由があるから仕方のないことなのかも。
グレモリー先輩が自分の選んだ男性と結婚したいと言ったとき、いままで静かだったメイドさん(名前はグレイフィア・ルキフグスさん)が、「それなら、レーティングゲームで決着を決めましょう」と言いました。
レーティングゲームとは?と考えていたとき、姫島先輩が説明をしてくれました。難しい単語がいっぱい出てきてよく分かんなかったけど、簡単に言えば、ちっちゃい戦争かな?相手の王を倒せば勝ち、逆に自分たちの王が倒されたら負け。単純でとっても分かりやすいルールだね。
だけど、一つ問題があるんだ。オカルト研究部は六人(僕は参加しないから含めてないよ)対して金髪の男性のグループは十六人(さっき、魔法陣の中から出てきた)十六人が最大の人数なんだって。圧倒的に数が違い過ぎる。
どうするのかなー?と、思って見ていたけど急に眠気が襲ってきた。寝ちゃダメなのに!?と、考える暇もなく、僕の意識は落ちていった。
Side ???
「フハハハハ!ハハハハハ!!!」
ふ〜、ようやく
「どうしたんだ!?シノ!?」
こいつは・・・イッセーと言ったか?ほう、なるほど。まだ扱えきれてないが、いい力を持っているな。これは先が楽しみだな。
「なに言ってるんだ、イッセー?
俺は両手を広げて言った。ククク、困惑しているな。無理もないか。なんせ、俺は俺(僕)であって、俺(僕)じゃないからな。
「違う・・・お前はシノじゃない!
「それなら自己紹介をしようか。俺の名前は束縛!
すると、オカルト研究部の皆が驚きを隠せないでいた。
ライザー側は、なにがなんだか分からない様子だった。王であるライザーも、頭に?マークを浮かべていた。だが、大事な話ということは理解しているようで、割り込んでは来なかった。
俺はその様子に関心してしまった。鳥だからと言って、頭のほうは鳥ではないようだ。
「もう一人・・・シノはもしかして多重人格者なの!?」
いままで静かに考えていたリアスが、もしやと思った表情で言ってきた。
「ま、そう考えていいだろう。それと、俺の他にあと8人もいるぞ」
俺はそう言って、クククと笑った。
「8人!?シノは、そのことを知っているの!?」
「いや、知らないと思うぜ。俺らがこうして出ている間の記憶はないからな」
今頃はグッスリと眠っているだろうよ。と、俺は続けて言った。
にしても、リアスの眷属を改めて見ると、どいつも将来が有望な奴らばかりだな。悪魔と堕天使のハーフ、魔剣創造、猫又、回復の神器。そして、今代の赤龍帝ことイッセー。よくこんなメンツを集められたものだ。運がいいのか、はたまた王のカリスマ性か。
どちらにしろ、いいことには違いない。だが、相手が相手だ。フェニックスの十八番と呼ばれる不死の能力。倒せる方法はあるが、1番可能性が高いのはやはりイッセーだろう。
それと、ライザーはレーティングゲームの経験者でもある。それに数の差。リアス達が勝つ可能性は極めて低いだろう。だが、100%ではない。
「ライザーよ、少しいいか?」
俺がそう言うと、いままで出番の無かったライザーが顔を上げた。だが、さんざん分からない話をされてたあげく、無駄な時間を過ごしていたライザーの機嫌は悪かった。
いま、調子が乗ったようなことを喋れば即座に焼き殺されるだろう。けど俺は、そんな機嫌の悪いライザーを無視して、一方的に話した。
「お前も知っている通り、リアスたちは弱い。それに、レーティングゲームをやったことすらない。そこでだ。1週間だけ待ってくれないか?」
俺はオブラートに包んで話したが、本音はこうだ。『てめーらなんか、1週間もあれば充分なんだよ』
俺の言葉の意味に気づいたのかライザーは、見ても分かるぐらいに顔を赤くし、血管まで浮かび上がっていた。ついに我慢の限界が来たライザーは、この場にグレイフィアがいることも忘れ、俺に特大の炎を放ってきた。
グレイフィアはそれに気づくも、炎は俺の目の前まで迫ってきているため止めることは出来なかった。やがて、俺に炎が当たる・・・と、思いきや、炎は俺の目の前で止まっていた。
突然の出来事に驚愕の声をあげるリアスたち。だが、1番驚いていたのはライザーだった。あの炎は上級悪魔でさえ簡単に殺せる一撃だったのだ。それを、ただの人間が止めたのだ。
「おいおい、いきなり攻撃とは、ちょっと違うんじゃねぇのか?こちとら、お願いしたのによ、話し合いも出来ねーのか?」
だが、驚きで声も上げられないライザーは立ったままだった。ようやく、目の前の出来事を理解したグレイフィアがすぐに割って入った。
「あなたはシノ・アイリス様ですよね?」
「あぁ、そうだが?それがどうした?」
少し挑発気味に放った言葉だが、グレイフィアはそんなことを露ともせず話を続けた。俺は、その様子が少々気に入らなかった。
「あなた様の勝手なご判断ではこちらも納得は出来ません」
「それなら、リアスがいま考えてたところだぞ。なぁ、リアス?」
突然、話を振られたリアスは困惑しながらも、俺の考えが分かったようで、俺の話に続いた。
「え、えぇ、そうだわ。シノが言った通りよ」
あからさまに嘘がバレバレのリアス。これは無理だな、と思ったが、グレイフィアが少し考えた後、了承の言葉を貰った。
「・・・分かりました。サーゼクス様にもそのように」
グレイフィアはその後、不機嫌なライザーを納得して帰っていった。
ライザーたちもそれに続いて帰ろうとしたが、消える際、ライザーが俺のことを睨んできた。俺はその顔に、極上の笑顔で答えてやった。
ライザーたちが消えた後、部室内が静かになった。その空気に、リアスが恐る恐る俺に聞いてきた。
「あなたは本当に何者なの?」
その言葉に、俺は笑みを浮かべる。
先程の炎を止めた件にも関して、リアスは俺に恐怖心を感じているだろう。だが、真っ先に話を振る辺り、自分の王としてのプライドがあるのだろう。プライドなんて、必要ないと思うんだけどな。
まぁ、その高くもない王のプライドを褒めて、少しネタばらしをするとしよう。
「俺の『神滅具』は知っての通り、俺が最初に宿した人間だ。それでだ、お前たちがいま1番欲しいであろう『神滅具』の情報を教えてやる」
「そ、それは本当!?」
「あぁ、俺が帰った後、兄にでも伝えておけ」
「・・・どうして、知っているの」
さきほどとは違い、リアスが怖い表情で睨んできた。それでも、俺は笑みを浮かべる。
「俺の中に、そういう情報を知っている
「・・・そう」
「それじゃ、俺の『神滅具』の説明をするか。まず、俺の『神滅具』は全部で九つの能力があり、それぞれに人格が宿っている。俺もその1人だ」
説明はここまでだ。と、俺はリアスに向けて言った。そろそろ戻らないと、俺の人格が消えてしまうかもしれないからな。
帰る途中、リアスがなにか言っていたが面倒だったので、そのまま無視して家に帰った。