三門市に引っ越しました   作:ライト/メモ

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※物語ではありません。
※また、作中のネタバレとなるので、読まれる場合は本編を読んでからをオススメします。

需要狙いとかではなく、メモ帳の整理の為に入れるので。
興味がある方はどうぞ。


2章のまとめ

   『第二次侵攻編の原作との大きな違い』

 

 原作の批判では決してありません。

 二次創作です。有り得ないパラレルワールドです。

 まだまだ明かされていない部分が多いので、愚か者の作者が妄想して設定を補完していることが多分に含まれることを前提にお読み下さい。

 

 

 改変要素としては、八神玲というキャラクター自体が一番に挙げられるのですが、二次小説なのでご容赦願います。

 

 拙作の戦闘や戦術は『ランチェスターの法則』や『戦闘ドクトリン』の9原則を参考に書いていました。

 ただし明確に従っていたわけではありません。ご都合主義の場面も多いですので、あくまでも"参考"です。

・目的の原則

・主動の原則

・集中の原則

・戦力節約の原則

・機動の原則

・指揮統一の原則

・警戒の原則

・奇襲の原則

・簡明の原則

 

 上記が9原則の内訳です。

 作中では作者の解釈違いや都合的な描写にする為に色々好き勝手してます。

 作者はミリオタでもなんでもない一般人なので、あくまでも参考に挙げてます。

 

 

 

●違いの1つ目は、初期勝利条件の設定。

 

 敵の消耗戦、撃退または殲滅、捕縛からの交渉などが最終目標でした。しかしどれも達成が難しい為、もう一つ隠れた目標を作りました。

 

 作中には出していませんがエンジニア&通信室の方々に、狭間に隠れているであろう敵の拠点(遠征艇)を捜してもらっていました。

 

 敵の拠点を叩く、がもう一つの目標です。ご都合主義的に言えば拠点を引きずり出して叩く、です。これが出来れば立場が逆転して敵は拠点を死守することになり、街の被害が減らせます。はい、ご都合主義の理想論です。

 

 捜してもらっている間はどうしても持久戦となるので初期勝利条件3つを目標としています。

 途中でエネドラが侵入していくつかの機材を破壊されて大幅に探索進行が遅れました。

 

 ただ、原作で対策会議などを開いている描写がありましたが、ボーダー側の勝利条件が明記されておらず、三雲とレプリカが敵の遠征艇を退けなかった場合の初期勝利条件が作者には不明だったので、拙作でも同じようにレプリカに頑張っていただきましたことをここで表記します。

 

 

 

 

●2つ目は、風間隊と東隊の隊員が誰も欠けていない。

 

 東隊は新型がいるという情報を取得していたので、初見のラービットをかなり警戒していました。八神が通常トリオン兵を抑えていたので集中も出来ていました。

 

 風間隊はエネドラと遭遇していません。同じ東部にいましたが新型討伐を優先し、『アタッカーは不利だろう』という情報により避けています。

 

 

 

 

●3つ目は、警告によって戦闘準備万全の忍田(本気)。

 

 警告を聞くと指示後、すぐに戦闘準備を整えて飛び出します。

 

 作戦立案時、避難させたC級の安全を確保させる為に、八神は基地内にも戦力を残すことを進言していました。

 しかし「そんなに大規模な範囲の戦場なら街の安全を優先すべき」だと数名に却下され、基地内の守りは忍田1人で十分だと、熱い議論が繰り広げられていました。

 つまり、基地内に侵入した敵は忍田が相手すると最初から決まっていました。

 

 さらに復帰したばかりの諏訪隊を加えて、核を原作通り探します。

 菊地原の援護はないので、多少傷を負いながらもすべてのダミーを切り裂き、風上に移動して油断しているエネドラの意識を笹森が引いて煙幕。

 あの距離だと「良い距離だ」とか言った忍田の旋空弧月で仕留められました。沢村さんのときめきポイントが上昇。

 

 

 

 

●4つ目は、C級隊員の戦場離脱です。

 

 ですが、数名は援護や指示が間に合わず捕らえられました。

 

 補足ですが、囮となった50名はトリオン能力が高いだけで選ばれてはいません。指示通り動けるかどうかで選考されています。

 

 

 

 

●5つ目は、迅と烏丸の役割交代。

 

 拙作では迅に次いでの人物改変要素となっています。ヒュースと戦闘させる為に大幅な戦力アップがされました。

 

 迅は己をフリーにする為に、烏丸の強化を図っていました。もちろんヒュースという明確な情報はありません。

 しかし、第二次侵攻が持久戦になるのは八神という確定した未来の人物がいることにより、早い段階で分かっており、玉狛の継戦能力度外視のトリガーは禁止。本部時代のトリガーで戦闘しています。

 

 勘を取り戻す為と戦闘力アップの為に、大侵攻が始まるまでずっと小南や太刀川を始めとする格上の実力者たちと延々ランク戦を行い、木虎ちゃん大歓喜。

 クリスマスの話で"烏丸が最近頑張っている"と表記したのはこれです。

 

 迅のお願いによりボーダー以外のアルバイトは出勤日数を減らしており、その分食事などを迅に奢ってもらっています。

 八神は他のアルバイト時間を減らしたことしか知りません。ぼんち揚げ大作戦にて登場するダンボールや大袋たちは、日々の多めの金銭消費を八神に「ぼんち揚げの美味しさが止まらなくて思わず」と思わせる為です。変な意地とプライドが作用しました。

 ダンボールたちは玉狛支部の自室に積んでいたものを移動させただけです。

 

 ちなみに、原作通り三雲の師となっていますが己を鍛えることと並行しているので、原作と変わりない頻度でしか訓練出来ていません。第二次侵攻編が終わればアルバイトに復帰するので、やはり三雲の訓練時間は変わらないでしょう。

 

 

 

 

●6つ目は、三雲が拠点攻撃の勝利条件を狙ったこと。

 

 C級キューブを複数持っているとかの違いはありますが、終盤の流れはほぼ変わりません。三輪も流れ通り来ます。

 

 ただ、クラゲが判明していたので足がやられることもないですし、ハイレインとミラの連携プレーも分かっています。

 それと、三雲はキューブの取り替えを行いません。

 

 三雲は一応対策会議に出席していたので、基地の入口に敵の拠点を見つけた段階で攻撃する心積もりでした。

 しかし、雨取との臨時接続で己に攻撃手段はありません。悩んだところでレプリカからシステムに侵入するから艇まで運んでほしい、と提案をされます。

 

 原作通り小窓で刺されながらもレプリカを投げて侵入して、C級キューブたちを拾われそうになったところで迅が登場。

 キューブが奪われることはありませんでしたが、レプリカとはサヨナラします。

 

 原作と違って米屋が指揮するC級隊員の狙撃援護がないのですが、迅がハイレインの片足を削っているので速度的には変わらず空閑と三輪の攻撃を受けています。

 

 

 

 他にも細々とした変更点はありますが、以上の6点が原作との大きな違いとなります。

 作者が脳内を整理する為にもここに入れております。

 

 

 

 因みに、最後の場面で迅が共にスイッチボックスへ乗らなかった場合、八神は心肺停止です。迅が共に居るかいないか、が最後の分岐となります。

 一応、"あみだくじ"みたいに色々書き出していました。

 

 余談ですが、もしアフトクラトルに捕獲されていたら、まぁ、色々な死のレパートリーを用意してましたね。それで八神の死体を利用したトリオン兵とか面白おかしくネタで遊んでいました。愉悦部が湧きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   『何故、迅とくっつくと波乱の未来なのか』

 

 まず八神についてですが、もともと勤勉で思考を重きにするタイプで、客観的に己の行動も捉えて考えています。

 日記を書くと余計に己の行動を省みますよね?

 

 また、戦術・戦略の師は東さんですが、あくまで東さんは『スナイパーとしての作戦立案・行動』に特化していました。

 八神の場合はそこから集団戦・軍略まで自主的に踏み込んで勉強しています。しかし机上の勉強だけでは意味がありませんので、近界遠征任務にて実戦を経験しました。

 独学要素が強いので軍師にはなれません。『スナイパーの役割強めの策士』程度です。

 

 

 そこでこの話のタイトル"何故、迅とくっつくと波乱の未来なのか"ですが、簡単に纏めると、情報が入りやすく上層部に進言し易くなるからです。

 

 

 どういうことかと言いますと、迅とくっつかない未来では八神は親友のポジションです。当初作者がネタを起こした時が親友ポジションだったので、これは不変の筈でした。

 

 恋人関係によって強まった八神の献身性はあまり発揮されず「親友も大事だけど組織も大事」と認識して三雲隊に意識を向けず、せっかくの近界情報ゲットチャンスを逃します。

 

 そして、事ある毎に呼び出される迅の恋人ということで、拙作では上層部に多少気に掛けられています。

 

 近界でのピンチを乗り越えた時、もともと注目されていたので早々に頭脳として頼られ、期待されると応えたくなる八神は知識や技術を高めていくという循環が起こりました。

 

 対して親友ポジションだった場合、そこまで注目されません。有能な人材である、という認識で留まります。

 

 近界遠征でのピンチを乗り越えた時も『最終手段』と評価され、頭脳としての起用はもっと先になります。

 

 先の未来でこの八神が頭脳として起用されたら、拙作よりも精神的に安定して己の安全も他者の安全も考慮し、よりシビアで公平な天秤を用いた隙のない軍師となる可能性が高いです。

 

 踏み込んだ情報収集と、上層部への進言(8割採用される)、そして何より恋人を守りたい・役に立ちたい・負担を減らしたいという強い情愛が八神自身を危険へと追い込みます。

 情愛については、一応迅にも原因があるのですが割愛します。

 

 親友ポジションの八神は第二次侵攻編、下手すると参加しません。

 

 戦闘員で冬島隊ですが、一応正社員なので県外遠征や唐沢さんと営業などに行ったり。

 参加したとしても本部基地内の戦力か、屋上で当真と共にスナイパーするかです。流れも原作とちょっとしか変わりません。

 

 

 以上が、"何故、迅とくっつくと波乱の未来なのか"でした。

 

 

 




こんなところまで読んで下さり、誠にありがとうございます。

現在、原作という大筋のプロット1が休載中なので、オリ主入りのプロット2の進行も滞っています。
入れたいネタや話はあるのですが、なかなか文章がまとまらず苦戦真っ最中です。

今までも捏造過多でしたが、休載中ということもあり、これからの拙作もますます独自解釈&設定の嵐と予想されます。
それでも「大丈夫だ、問題ない」と言える戦士の方々は、どうかこれからも宜しくお願いします。

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