本編では口頭で語られる程度であったので、ちょっと本編の方と矛盾が発生しているかもしれません。更に最後の方が駆け足になってしまっていますがご容赦を。
本編の前書きか後書きでも書きましたが、この話は元々番外2として制作していた話です。それを、ルナ生存ルートを書いた直後もあって、丁度いいかと思い書きかけだったこれを完成させて投稿するに至りました。
この話からミラとルナのあの話が始まり、そして本編かルナ生存ルートに派生します。バッドエンドか、ハッピーエンドかに派生する話です。
では長ったらしい前書きはこの辺にして、本編をどうぞ。
これは、ひなた達とミラが出会う、僅か数日前の事。
ミラはとある依頼を駆除連合にて受けた。それは、とても意外な物であり、報酬も高額であり……魔獣の専門家が投げたという奇特な依頼だった。
己の中の魔獣を退治してほしい。それは、最早意味が分からない言葉だったが、ミラとしてはどうせすぐに終わるだろう、という楽観的な心情だったため、特に何も考えずにその依頼を受けた。受付ではミラに対して本当にいいのか、という視線を投げた受付嬢が居たが、いつも通り無口なミラはそれを気にせずに手続きを終わらせた。
そして、受付でその他の簡単な説明を受けた。
どうやら、この依頼をした女性はつい先日、水のような魔獣が人を内側から爆散させたのを見て、逃げようとした所水の魔獣が彼女を襲い、己の中に入ったと言う。正直に言えばアホらしいし、どんな夢物語だと言いたかった。だが、駆除連合はそんな視線を受けてとある言葉を漏らした。
それは、最近変死体が多く発生しているとの事。大体、一週間に一度のペースでまるで内側から爆発したかのような死体が大量に出現しているらしい。最初は腹を内側から爆発させられたかのような死体だったが、それは後々酷くなっていき、つい最近は全身が爆発した死体が出てきていたらしい。
何でこんな事を教えたのかを聞けば、どうやら今回の依頼はそれと直結しているのではないか、と考えているらしい。が、駆除連合はあくまでも依頼を斡旋するだけの存在。そんな推理を元に今回の依頼をした女性を捕縛するという手配は取れないらしい。使えない権力しか持たない存在だ、とミラはそれを聞いて思ったが、今何を言っても変わらない。依頼を受けたという証だけを貰い、ミラは件の女性の住居へと出向いた。温泉街の外れ付近にある家に女性とその子供は住んでおり、ミラは一人そこへと向かい、インターホンを鳴らした。
「はい、どなたで……貴女は?」
「……依頼を受けた」
ミラは端的にそう言うと出てきた女性に向かって紙を見せた。それは依頼を受けたという証明であり、それを見た女性はまるで何かに安堵したかのように息を漏らすと入ってくださいとミラに告げた。
それに対して特に疑問を持たず、ミラは女性の言われるがままに家の中に入った。
「……お母さん? そのお姉ちゃん誰?」
「お母さんのお友達よ。ちょっとだけお話しするから、お外に行っててくれない?」
「えー、なんで?」
「いいから。今日はルナの大好きな物を作ってあげるから」
「……わかった」
女性の子供、ルナはその言葉を聞いて家の外へと出て行った。ミラは良かったのか、と視線で聞くが、女性は俯くだけ。
「……簡潔に聞く。要件は」
「依頼に書いてあった筈だけど……」
「…………信じられない」
「本当の事よ」
「……」
ミラはその言葉を聞いて言葉を詰まらせた。夢物語と現実の区別が付いていないのかと溜め息を吐きたくもなったが、女性は自らの言葉を訂正することはなかった。
言葉を話さない分、人の態度に関しては少しだけ鋭い故か、女性は嘯いているようには思えなかった。が、どちらにしろそんな魔獣の存在は十年以上駆除連合で戦ってきた身でも聞いたことも見たこともない。そんな危険な魔獣がいれば、確実に駆除連合が動いて見つけ次第率先して殲滅にかかるための依頼を出している筈だ。
だから、信じられない。今までの常識があるからこそ、この言葉を信じることが出来ない。
何も言わぬままミラは居間の椅子に座らされ、その対面には女性が座り、お茶を出した。
「……どっちにしろ、依頼。精一杯は尽くす」
「そう……ありがとう、優しいのね」
「……仕事だから」
その優しいという言葉はこの夢物語に付き合った事に対する事なのか、突拍子もない事を信じてくれたと信じた事に対してなのか。
どちらにしろ、受けてしまった依頼だ。精一杯は尽くさなければならない。お茶を一口啜り、考える。
「…………心当たり」
「え?」
「……一週間前の、変死体」
「…………あぁ、私の前の犠牲者の事」
一週間前、もしくはそれ以前に発生した変死体について心当たりはあるかどうかを聞いた。その結果は、是。
その言葉にミラは薄く反応する。
まだ夢物語を口にするかと。だが、そういう相手からの依頼というのは幾らか引き受けたことはある。まだ短い人生の中でそういった面倒な輩の相手をしたことは、少なくない。妄想から守ってくれと言ってくる薬中故に幻覚を見ている男。恋した男の手足を斬ってでも連れてこいというヒステリックな女。犯罪に手を貸せと言ってくるグループ。その他諸々。トップクラスとして名を馳せる事も悩みどころなのだと思ってしまうくらいには、ミラの人生は少し濃すぎた。そうした物が、ミラのこの人格を作り上げたとも言えてしまうのだが。
「……前の犠牲者?」
だが、こういう時に無為にしてしまうと相手がヒステリックを起こす可能性がある。そうした場合、無理に傷つけてしまっては自分の名に傷が付く。そうした場合、これからの人生困るのは自分だ。
何せこの家業は信用で成り立っている節もある。特に、こうした人からの依頼については。よっぽど相手に異常がある場合でもない限り、依頼主に手をあげるのはこれからの人生に苦労を作る可能性がある。特に、こうして一度依頼を受けて署名してしまった以上は、よっぽどのことが無い限り断るのは論外だ。
故に、話は聞く。それからこの先の事を決めればいい。幸いにも、この女性……スプラウト婦人はこれと言ったヒステリックは起こしていないようではあるし。
「偶々私が出かけた時に苦しそうにしている人を見つけたんです。なので、介抱しようと思ったら急にその人が……」
内側から爆発したと。
信じられてたまるか、とミラは小さな溜め息に乗せて心情を溢す。
そんな事をする魔獣なんて聞いたことが無い。もし本当にその魔獣が居るのなら、今頃図鑑にはしっかりと名前が載り、対処法などが見つけられているはずだ。それに、この変死体はつい最近から見つかり出した物。新種の魔獣がそんな事をしている、なんて言われても信じられる訳がない。
「……証拠がほしい」
もしこれが夢物語なら、証拠なんて出てこない。
だからそう告げる。証拠が出てこなければ、これは夢物語だと一言告げてこの家を出る。後は駆除連合でいつも通り、変な依頼だったと告げて断る。後はいつも通りだ。
きっと出てこない。そう確信めいたものを感じながらミラは証拠が出されるのを待つ。きっと一時間待っても出ないだろうと思い。
だが、スプラウト婦人は立ち上がると、そのままどこかへ歩いていき、そして戻ってきた時には包丁を手にもっていた。
何を、と思った矢先、彼女は自分の首に包丁を突き立てた。
「っ!?」
注意していれば、手を掴んで止められた。だが、それを急にやられてしまっては、いくらミラでも対応はできない。包丁はそのまま彼女の首に突き刺さり、鮮血が舞う……ハズだった。
しかし予想は外れた。
スプラウト婦人の首には、水のような物が急に浮かび上がり、それが包丁を受け止めて彼女の首を守っている。そんな魔法は聞いたことが無い。存在するのなら、ミラ自身が使っている。
「これが証拠です。私の体は、この魔獣によって常に守られています。体が爆発するその時まで」
「……」
まさかそんな事が、と戦慄する。
だが、目の前のことは現実だ。試しにミラが全力で彼女の薄皮一枚を傷つけようとしたが、結果は同じ。氷の魔法を使って生み出した針を射出しても、それは簡単に防がれた。きっと全力で斬れば魔獣もろとも斬る事は可能だと思う。だが、ここでそんなスプラッタを起こす気にはなれなかった。
宿主を守る魔獣。そんな存在聞いたことが無い。最早聞いたことが無い、前例のない事だらけだ。
「……どうしてそれが内側から爆発すると?」
だが、もしかしたらその魔獣は宿主を一生守り続けて寄生するだけの生物かもしれない。
それなら生かしておく口実にはなる。放っておく名実になる。
しかしスプラウト婦人は縦に振り、自分の腕を見せた。
「これに寄生されてから、常に体中に痛みが走っています。そして、時間が経つごとに魔獣はわたしの体から出てこようとしているのです。それに、体のどこかを傷つけられたのか、今日血を吐きました」
彼女の腕には、いくつもの傷が走っていた。
その傷が刃物や爪による自傷及び他傷ではない事はミラは一目で分かる。腕にできた、まるで内側から裂けるように走っている傷。それが普通では生まれない傷であること。そして、それを覆い隠すように先ほどの水が覆っている事。そして、その傷は今もゆっくりと、目で見ても分かるか分からないか程度だが、広がり続けている。
そして、スプラウト婦人が一つ咳をすると、そこからは血が飛び出す。
「きっと、爆発をしなくても、私の体は真っ二つに裂かれる事でしょう。そして魔獣は私の体から出て、次の犠牲者を生む」
「……嫌な夢を見ている気分」
思わず頭を抱える。
これが悪夢じゃなくて何と言うか。
こんな魔獣を、剣を振るうしか能がない自分がどうしろというのか。
「寄生されてから二週間が限界です。何となくですが、分かります」
「……期限は」
「三日です。その間に、この魔獣をどうにかするか……私を見捨てて、ルナの事を……娘の事を、どうにかして一人前になるまで育ててもらうのが、依頼です」
三日。その期間はあまりにも短い。
だが、依頼は既に受けてしまった。そして相手の言葉が妄想や幻覚幻聴の類ではないとすれば、やり切るしかない。やり切らないと、きっと自分の信用が落ちてしまうから。
「……精一杯は尽くす。でも、子供の方はあまり力になれない」
きっと、施設に入れて自分か父が責任者になるのが精一杯だろうとも告げる。いや、きっと責任者になるのも子供の態度次第では断る可能性がある。サラッと依頼の内容が付け加えられているが、ミラの思考は既にこの魔獣をどうするかにシフトしている。
だが、そんな言葉をスプラウト婦人は受け入れる。それで構わないと彼女は首を縦に振った。
暗にミラの言葉は、貴女の事は諦めると言っているのと同義だった。だが、それでも構わないと彼女は首を縦に振るのだ。きっと、ミラが同じことを面と向かって言われれば、こんなにあっさりと首を縦には振らない。故に、息を呑んで立ち上がった。
「……早速調べ物をしてくる」
「お願いします。ですけど、一度だけでいいですので、娘の事を一目見て行ってくれませんか?」
更にその言葉を聞いて、ミラは察した。
この人は、未来を諦めている。生きる可能性がゼロに等しいのだと分かっている。いや、きっと今日までの経過で理解させられているのだ。
きっと、元から助かることを期待していない。
「……分かった」
それを察して、理解できて、そして飲み込めてしまうがゆえに、頷く。
そしてスプラウト婦人はルナを呼ぶ。その声に応えてやってきたルナは、これから天涯孤独になるかもしれない身としてはまだ小さい。いや、小さすぎる。
ミラも子供の内……いや、産まれてすぐに母を失い、父親であるイヴァンの手一つで育てられてきた子供ではあったが、ルナはそれ以上に厳しい現実に直面するだろう。若干の魔力は感じられることから、魔法使いとして生きる事は可能かもしれないが、この歳まで荒事を知らない子供が、そんな急に戦いに身を投じれるわけがない。
故にミラは、同乗した。彼女にこれから襲いかかるであるだろう困難に。
「……私はミラ・B・マイヤーズ。よろしく」
「え、えっと……ルナ・スプラウトです! よろしくね、ミラお姉ちゃん!」
ぎこちない笑顔で挨拶すれば、ルナもそれに笑顔で応えてくれる。
いい子だね、とだけ言って彼女の頭をそっと撫で、ミラは一旦宿に戻ってイヴァンと相談するために背中を向けた。それをスプラウト婦人は止めず、ルナは帰っちゃうの? と無邪気な言葉を投げかける。
用事があるから、と小さく返し、自分を見送りに追ってきたスプラウト婦人に質問を投げる。
「……父親は?」
「蒸発しました。それをルナは知りません。いつか帰ってくると信じています」
ルナが居ないから聞いてみたが、案の定だった。
妻がこんな状態なのに仕事に行く男なんていない。いるのだとしたら、その男は人でなしだ。だから、父親は蒸発したか死んだのだろうと思った。
案の定の結果に、ミラは何も言わなかった。
「……何とかしないと」
そして、ミラはこの日から二日間、イヴァンと共にこの魔獣をどうにかするために奔走した。
三日以内に帰ってこれる距離を走り回り、自分の疲労なんて知らず、そのまま走り続け、イヴァンに諦めろと言われても諦めずただただ我武者羅に走った。
だが、成果は得られなかった。
何の成果も得られず、どうしたらいいのかもわからず、ミラは温泉街に戻る。
魔獣の名称すら、対処法すら何も分からず。ただ分かるのは。思いつくのは、彼女を自分の全力をもって殺し、魔獣を宿主であるスプラウト婦人ごと葬るか、自分の魔法で彼女を氷漬けにしてあの魔獣の対処法が分かるまで彼女を冷凍保存……もしその対処法が分からないのなら、未来永劫、彼女を凍結して封印するという手だけだった。それが、今まで荒事をして生きてきた彼女ができる最大限の、スプラウト婦人を人間として殺す手段だった。
それを伝えるためにミラはイヴァンと共にスプラウト婦人宅を訪れる。
しかしスプラウト婦人は表に出てこない。
「おいミラ。この家……人気があまりしねぇぞ」
「……おかしい」
もしかしたら出かけているのか。そう思い、そっとドアノブを握るが、鍵はかかっていなかった。
どうして。そう思いながらも一言謝り、ドアを開ける。
――そして感じとったのは、強烈な血と肉の臭い。悪臭とまで言えるそれが、家の中から漂ってきたのだ。それを嗅いで、ミラは顔色を青くする。
「っ……スプラウトさんっ!」
ミラが家の中の悪臭元へ向かって走る。
最悪の事態だけは避けてくれ。せめて、あの子を……託されたあの子だけは無事でいてくれと願い、そして悪臭の元……恐らく寝室であろう場所にミラは辿り着いた。
そして、絶望した。
「みら……おねえちゃん?」
その部屋には、血に濡れたルナと、何かが爆ぜた跡があった。
部屋のベッドから赤色の何かが飛び散り、壁に、床に、窓に、天井にこびり付いている。それが血と肉で、ルナはそれを真正面から被っているのを知り。そっとルナの手を取って剣で薄皮一枚を傷つけようとした。
結果は、それができず。水の膜がそれを防ぐだけだった。
「そんな……そんな、事って……!!」
スプラウト婦人は、時間を見誤った。
いや、もしかしたら水の魔獣が意図的に時間を短くしたのかもしれない。
結果、宿主はスプラウト婦人からルナへと移行した。たった九歳の、幼い少女が余命を突き付けられたのだ。それがどれだけ残酷か。父が蒸発して、母が死んで、次は自分が。たった九歳の身に降り注ぐ絶望としてそれは大きすぎる。
でも、どうにかしないといけない。これ以上の被害を食い止めるために手を打たなければならない。
きっとスプラウト婦人よりも小さな彼女は、二週間近い時間生きる事は許されないだろう。いや、きっと見積もる時間は短い方がいいと思い、調査をイヴァンに全て投げてミラはルナに聞けることを聞いた。
結局二日かかったが、ルナはこう言った。
「よくわかんないけど……体の中で、何かが大きくなっていくの。どれくらいのペース? えっと……多分、あと五日あれば、わたしの内側全部に広がると思うの」
ピッタリ一週間。それがルナに残された時間だった。
だが、何も言わずに最後の日。何も知らない彼女を殺せば全てが終わる。きっと、それが彼女の尊厳を守りながら彼女を殺す唯一の方法だと。そう思って。
しかし、ミラは気が付いていなかった。ルナはスプラウト婦人の死ぬ瞬間を見ており、その原因があの魔獣にあることを知っていると。五日の内に自分は母と同じ結末を辿るのだと分かっていると。
それを理解したのは、それから二日。ルナの余命が三日になった時。ミラはスプラウト婦人の言葉から得られた情報をもとにルナがこれから数日以内にどうなるかを推理し統計を弾き出した日の事だった。
「……ルナ、今日も来た…………あれ?」
宿からルナの家に通い、四日目。せめていい思い出で彼女の人生を締めくくろうと思い、彼女に会いに来たミラは、もぬけの殻になったスプラウト宅を見て声を出した。
そしてミラはルナの書置きを見つける。ごめんなさいとだけ書かれた書置きと、開けたままになったルナの寝室の窓。消えている彼女の靴。それだけ見れば、ルナがこの家から逃げ出したのだと理解した。同時に、彼女はまだ死にたくない。死にたくなくて、どうにかしたくて、今我武者羅になっているのだと。その全部を、たった一枚の書置きから悟った。
だが、そんなルナを放っておけない。放っておけば、彼女は……
「……ルナ、今追うっ!」
ミラは走り出す。イヴァンを呼び、そしてルナの消えかけている足跡を追い、走る。まるで死期を悟った猫のように逃げ出したルナを追うために。それでイヴァンからの手伝いは終わりだと言い、無茶を言ってルナを共に探した。
そしてミラは数時間後にルナを見つける。ひなたとシャーレイに保護されたルナを。きっと、彼女は夜通し走っていたのだと悟って。
ミラは、悪役になってでも。この行動が間違っているのだとしても、彼女のために彼女を殺す。そう覚悟し、自分に敵対心を向ける少女達へと剣を突き付けるのだった。
というわけで、ミラの前日譚でした。
ここから話は第二十四魔弾に繋がります。そしてひなたがギャグ的な方法で解決口を見つけるか、見つけられないかで本編かルナ生存ルートへと派生していきます。
さて、多分これで本来投稿しようと思っていた話は粗方投稿し終えましたね。後は本編中に語られた事ばかりなので書く必要はないかもですが……ひなた前日譚とか、シャーレイ前日譚とか必要ですかね?
ひなた前日譚はブラッドフォードが襲撃するまでの話、シャーレイ前日譚は捨てられてからのスラムの日々になりますが……それか、IFエンドであるシャーレイルート、ミラルートを全年齢版に書き換えて投稿するとか。
一応、Anotherルートは現在構成中です。そちらは全員生存のハッピーエンドの予定ではありますが……もしかしたら内容に満足できず、更新せずプロットそのものの破棄すらあるかもしれません。なので一応、期待せずにお待ちください