何はともあれ本編どうぞ。
私はバルバレギルドの集会所にいた。集会所には、様々なハンター初心者がごった返す程にいた。
そして、全員が私の方を希少なモンスターを見るかのように視線を向けていた。
私は思っていないのだが結構な美人だという。でも私はあまり好きじゃない。人々のこういう視線が嫌いなのだ。誰も話しかけてこないのはこっちもにらみ返しているからか、それとも私の評判故か。
別に自分の評判を気にしているわけではない。
そんな事よりも私は遺跡平原で取り逃がしてしまったディア・マガラについて考えていた。
あの時、私は本気でディア・マガラを殺そうとした。そこにあのティガレックスが乱入してきて私は撤退した。
ギルドマスターは私を違法狩猟としてしばらく幹部の仕事をやめさせようとしていたが、ダレンモーランが出現したというので私にダレンモーランの討伐に隊長として向かわせた。
ディア・マガラを見た時、あの時の記憶を思い出した。
悲鳴が聞こえ、人々が逃げまどい、その逃げる人々が狂気の目をした竜に殺される所を、
赤い返り血を浴びた狂気のもとの白い龍を
「おーい。」
集会所の奥からそんな吞気な声が聞こえてきて、私は昔の記憶から現実に戻った。
声のする方を見てみると、ギルドナイトの服装をした女性がこっちに向かってきた。
彼女の名前はラミス。私の唯一といっていい友達だ。
短く切りそろえた茶色の髪に、黒色の瞳、そして何より背中に背負った氷色の太刀が有無を言わせぬ存在感を示している。
「やっと見つけた…。今までどこにいたのよ。」
「どこって……ずっとここにいたけど。」
「え?私さっきここも探したんだけど。」
「何で見つけられないのよ。医者に目診てもらったら?」
「そこまで年は取ってないわよ!私まだ結婚できる年だし!」
「彼氏すらできてないやつが言う?」
私の的を得た言葉に、ラミスはう……と言葉を濁す。
彼女は、やたら彼氏を作ろうとしているのだ。容姿はかなり美人な方なのに一回も出来たことはないが。私は気にも留めていないけど、取り敢えず目標達成したら考えてみようかな……くらいである。
「それであんたも行くの?」
「もちろん。最近のハンターがどんなものなのか見てみたいし。」
そう言って彼女がハンター達の方を見ると、私の方を見ていたハンター初心者はすごすごと奥へ行った。
ギルドナイトってそんなに怖がられているのかな…そう考えていると
「わっ」
と間の抜けた少女らしき声が聞こえてきた。声の聞こえた方を振り返ってみると
一人のハンターらしき少女がこけて地面にうつ伏せになっている所だった。
「「………」」
二人揃って顔を合わせ、アイコンタクトでラミスが少女に話しかける。
「大丈夫?」
すると少女がとんでもない速さで起き上がり、顔を見るなり慌てた声で言った。
「はい!?あ、い、いえ大丈夫です!」
「良かった。君、名前は?」
「え!?ええと、その、リリルです!」
私は間を挟んで言った。
「リリルは、ダレンモーランの討伐に行くのか。」
「え?は、はい。そうです。」
「気を引き締めて。そうじゃないと死んでしまうかもしれない。肝に銘じておくように」
「わ、分かりました!」
「よし、それじゃあ行こうか。」
「分かった。リリルちゃんじゃあね。」
笑顔で手を振るラミスにリリルは
「は、はい!ありがとうございました!」
と言って深く頭を下げた。
リリルの首に下がる青い綺麗な石だけが、記憶に少し残った。
焦りすぎていい文章がかけん……
ではまたいつか