命蝕龍伝記   作:柴猫

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道標に案内されて

彼女達は銀色の飛竜に乗っている少女がすぐに分かった。

 

ダレンモーラン討伐作戦で会った、リルルだ。よく見ると彼女の背中に一匹のアイルーがいる。恐らくリルルのオトモのマニーだろう。

 

 

そのリルルとマニーが乗っている飛竜にアルアとラミスは驚愕した。

 

尤も知られた飛竜、リオレウスの希少種。

 

 

銀火竜 リオレウス希少種だったのだ。

 

やがて、銀火竜が目の前に着地する。唖然とするあまり、武器に手を伸ばすことすら忘れてしまっていた。

集落のアイルー達がパニック状態になっていて、こう言っては悪いと思うが漫画みたいに走り回っている。

 

「ごめんなさいアイルーさん!怖くないから安心してー!」

 

「だから、集落にシルスを降ろすんじゃニャいって言ったのニャ!」

 

パニックのアイルー達をなだめようとするアルアとマニー。なんだこれ?と銀火竜が首を傾げていたように見えた。

 

 

 

 

数分後

 

落ち着いたアイルー達が興味ありげに銀火竜を見ている中、リルルはギルドの動きについてアルアとラミスに説明していた。

 

要約すると

 

・紫色の嵐龍-ギルドは『狂い舞いしアマツマガツチ』と呼んでいる-は天空山の禁足地に移動し、狂竜ウイルスをばら撒いている。

・そこでギルドマスターの汚職が露顕し、狂い舞いしアマツマガツチの対応が遅れたが狂竜化したモンスターの調査をしていたアルアとラミスに嵐龍の狩猟依頼を出すために救助を依頼。

・それをリルルが受け、銀火竜-シルスと呼んでいるらしい-と救助に来た。

 

「なるほどね。」

 

ラミスが納得した声を出す。

 

「分かったわ。取りあえず天空山に行きましょ。でも、どうやって?」

 

アルアの質問にリルルは少し驚いた。

 

「え?決まっていますよ。シルスに乗っていくんですよ。」

 

「「え?」」

 

リルルの言葉に驚く二人。

 

「……大丈夫なの?」

 

「もちろんですよ!だって。」

 

アイルー達と戯れていたシルスに駆け寄り、ほほを擦る。

 

 

「私とシルスは友達ですから!」

 

 

その綺麗な笑顔にアルアとラミスは微笑んだ。

 

「じゃあ、お願いしようかしら。」

 

「そうね。」

 

「はい!」

 

そうして彼女たちは、シルスに乗った。

 

「三人と一匹も乗せて大丈夫なの?」

 

「平気です!きっと!」

 

「不安しかないニャ。」

 

少し不安を残しながら、全員が乗った。シルスが少し重そうにしてたが、三人から恐ろしいオーラを感じたので表には出さないでおく。

集落のアイルーから見送りされ、アルアは空を見上げた。

 

はるか遠くにあの嵐龍がいる。しかし、憎しみは感じなかった。この地に生きる命を守るための責任が心に浮かんだ。

 

 

「行くよ!シルス!」

 

 

リルルのお守りが光ったような気がした。

リルルの言葉に呼応するように、シルスは飛び立った。

 

 

 

 

 

 

遥か遠くに佇む、狂気の嵐へと。




すいません時間なくて急いで書いたらこうなってしまいました(;´д`)
また修正しますんで…

ではまたいつか
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