命蝕龍伝記   作:柴猫

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前回前書きに夫妻出ると言っていましたが、夫のほうしか出なかった事について

大変申し訳ございませんでした。

今後はこのようなことがないように気を付けます。


本編どうぞ。


邂逅

~~シナト村~~

 

 

 

「あそこが今回の目的地ね。」

 

双眼鏡をのぞきながらつぶやく。

 

 

 

私はギルドナイトのラミス。ギルドの命令を受けてここ天空山に来た。

 

 

なぜ私が天空山に来ているのかというと、あるモンスターの調査を頼まれた。

 

 

調査するモンスターは、最近発見…というより産まれたばかりの新種モンスター

 

 

紅蝕竜ディア・マガラだ。

 

 

ディア・マガラは、シナト村の古文書に記されてある‘命蝕む災禍‘と呼ばれる龍と関係がある可能性があるとギルドが考え、調査のためにギルドナイトを派遣した。

 

で、派遣されたのが私ということだ。私も天空山に来るのは初めてなので、少しワクワクしていた。

 

 

紅蝕竜は、ゴア・マガラと酷似している姿と聞いたとき少し複雑な気持ちになった。

 

 

私よりアルアの方がその気持ちは強かったと思う。何年も過ごしてきた仲だからわかる。あの子だから別種と判断しても危険と分かれば自分で狩るでしょう。

 

 

あの子の気持ちはよく分かるけど、それでもって気持ちはある。

 

 

とにかく私は調査の結果を正直に言おう。危険なモンスターなら狩らなくちゃならないし。

 

 

 

意を決し、私は天空山に足を踏み入れた。

 

 

 

 

~~天空山~~

 

 

天空山に入って15分後。一向に見つからない。

 

 

もうほとんどのエリアを探したのだが、痕跡すら見当たらない。本当に天空山にいるのだろうか。

 

私はポーチから一つのビンを取り出した。

 

千里眼の薬と呼ばれるものだ。飲むと大型モンスターの位置が短時間だがわかるという薬だ。

 

 

これでディア・マガラの位置を探ろうというわけだ。もし反応がなければ、天空山にはいないということになる。

 

いなかったらどうしようと考えたが、そんな事も言ってられない。思い切って飲む。

 

すると、エリア8から気配を感じた。今繫殖期の火竜の夫妻だろう。リア充爆h…。

 

気を取り直して別の気配を探す。すると違うエリアから気配がした。そのエリアから別の気配、しかもかなりいる。

 

 

 

 

警戒しつつそのエリアに向かうとアイルー達がいた。一瞬安心したが、すぐに気を取り直す。すると、奥から何かがやって来た。

 

 

アオアシラ並みの体躯で見た目は完全にゴア・マガラだが、赤い体色、尻尾に生える鋭い棘、そして、ゴア・マガラにはない、右眼が最大の特徴だろう。

 

「ディア・マガラ……!」

 

探していたモンスターだ。が、完全に見つかってしまった。これでは調査に支障が出る。

 

と思った瞬間、アイルー達がディア・マガラに近づいて行った。思わず呼び止めよう声を出す直前、

 

 

 

 

ディア・マガラにアイルー達が飛びつきそのまま互いにじゃれ合った。

 

 

「え?」

 

あまりの出来事に思わず声を出してしまう。その場から動けずしばらくすると、アイルーの一匹がこちらに気づいた。

 

それにつられてほかのアイルー達が気付きこちらを見た。

 

「誰ニャ?」

 

最初にこちらを見たアイルーが問いかける。と、じゃれるのに夢中になっていたディア・マガラも改めてこちらに振り返る。

 

「あ…えっと……」

 

返答に困っていると、一匹のアイルーが察したように言う。

 

「こいつかニャ?」

 

とディア・マガラを指して言う。

 

「まあ…そうだね。」

 

「触ってみるかニャ?」

 

「え…?」

 

予想外の問い返しに唖然とする。

 

「それは…つまり…」

 

「言葉通りニャ。」

 

しばらくの沈黙

 

「でも…」

 

「大丈夫ニャ。こいつ大人しいからニャ」

 

「いやそういう事じゃなくて…」

 

ディア・マガラを見てみると、不思議そうにこちらを見つめていた。

 

「いいの?」

 

「保証するニャ。」

 

恐る恐る触ってみる。ディア・マガラも鼻先を擦り付けてくる。

 

なぜか変な感じがした。

 

 

 

 

 

 

 

 

この感じが分かる時がいつか来る事を知らずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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