とりあえず、蓮メリちゅっちゅ!
いつもの待ち合わせの場所である、カフェで私の親友が待っている。
~♪
店のドアを勢い良く開け放った。
すぐさま、親友の座る席へと向かう。
「8分19秒の遅刻よ、蓮子。」
「正確には8分21秒ね、今25秒になったわ。」
「んもー。遅刻魔なんだから、せっかくの眼も意味がないわよ。」
そう、私には『星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけでその場所が分かる』眼を持っている。
「逆にこの眼があるからこそルーズなのよ。ほら私、時計なんて持ち歩いてないでしょ? この眼があるんだから時計なんて見なくてもいいじゃない。」
そうだ、時計なんて持つだけ邪魔だ。
「でも、貴女の眼は星と月がないと意味がないでしょう。
しかも、陽が昇る前に呼び出しておいて、遅刻なんて…眼を言い訳にはできないわよ。」
「むぅ、今度パフェ奢るからそれで機嫌直してよー」
「しょうがないわねぇ、それで手打ちにしてあげる。忘れたら承知しないわよ。」
「わかってるって、それよりも呼び出した理由だけどね。この写真を見て頂戴。」
私は鞄から一枚の写真を取り出し、親友に手渡す。
写真には神社の鳥居と社そして、大きな月が撮られている。
「此処は確か、蓮子と前行った神社よね?確かに彼処には結界があったけど、それだけだったじゃない。」
親友には『結界の境目が見える』眼を持っている。その眼を持ってして私たち秘封倶楽部がサークル活動、結界暴きをしている。
「それなんだけどね、此処違うのよ。私たちが見た神社と。」
「でも、この写真に映る結界は私が見たものと同じものよ。」
まったく一緒なのだ。私もはっきりと覚えている。あの神社の雰囲気を、周りの風景を。
だからこそおかしいのだ。
「それがね、私たちが見た神社とこの写真の場所に890メートルの誤差があるの。」
「それはほんと!? 蓮子!」
「えぇ、この眼がこの月が証明してくれるわ。」
「この間は真っ昼間に訪れたものねぇ…。にしても、この写真どこから手に入れたのよ? 」
「それは私の裏表ルート、と言いたいところ何だけど今回ばかりは違うのよねぇ…あの教授の机にあったのよ。」
蓮子は肩肘を尽きながら、悪態をつけるように話す
「それって、岡崎教授?」
「そうよ、あいつ前からきな臭いとは思っていたのよねー。」
岡崎夢見。物理学の最高峰の知識を持つ我が大学の筆頭教師である。
そのため、あらゆる国の留学生が来る。親友もその一人
「ほんとに変な教授ね。」
「それよりも!! この神社、行ってみない?」
「もちろん行くわ。だって秘封倶楽部のメンバーだもの。」
私は立ち上がり手を親友に伸ばす。
──さぁ、秘封倶楽部の活動開始よ。
メリー。
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これから頑張んないと・・・