東方天境録~秘封ノ果テ~   作:空白。

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えっと、更新遅くなってすいません・・・はい。

えっと別にゴッドイーター2やってたりとかシテナイヨ?

・・・ホントダヨ?


次からはしっかり頑張ります・・・

あとピックアップ実験室の中腹をキープしております。
そして、評価と感想数が釣り合わない罠。

もっとみんな読んでくれー!

あと文章追加あるかもです。

蓮メリちゅっちゅ


第弍章 その二 乾と坤そして…天

 

 

現時刻午後19時5分58秒 現在地 諏訪王国 守矢神社。

 

 

きゅ~…

 

「はぁ…、なんなのだこいつは…。」

神奈子は自らの力の象徴であり、武器である御柱をぶつけた相手を見て呆れたように話す。

 

「でもさ、神奈子…この子、蓮子の神力見た?」

御柱を腹部に受け気絶している蓮子を諏訪子は棒でつつきながら問う

 

 

「そんじょそこらの中級神は楽勝だろう、それほどまでの神力だ。」

彼女、宇佐見蓮子は神となった。それも二つの国の信仰を一度に得た。

 

私は大和の民の信仰を、諏訪子は諏訪の民の信仰を得ている。

 

私は諏訪の信仰を手に入れ諏訪の民の信仰を得ようと思ったが、諏訪の民は洩矢神以外を信仰してしまったら祟られてしまうと信仰をうまく得られなかった。

だが、彼女は得てしまった。

 

今はまだ心身深い信者たちの信仰のおかげで神力の質は高い。

宇佐見蓮子の神力の質はそう高くはないが、総量は私と諏訪子を合わせてやっと上回る程だ。

 

「そうだねぇ…、ねぇ神奈子。どうするの?」

「そりゃ、ここに祀られた以上住んでもらわないとねぇ…神様だし。」

 

神様となった以上は信仰する民に向き合ってもらわねばならぬ。

それが信仰を得て存在する神の務めで義務だ。

 

「でも、まだ人間なんだよ? 信仰を得て神力を得た人間。んー、現人神とでも呼ぼうか。」

「現人神か…言い得て妙だな。」

 

ん…待てよ?

神とは祀られる基礎があるはずだ。私の場合は風雨。諏訪子なら祟り。

こいつは…なんだ?

 

「…なぁ、諏訪子よ。こいつはなんの神様として信仰を得たんだ?」

「神々の争いを収めた、天より降臨なされた数多なる天を司る神。」

「は? 大袈裟過ぎやしないかい?」

「仮にも、私らの戦争を止めたんだ。それくらいにはなるんじゃないかな。」

 

「……天の神か。」

 

 

まぁ、なるようになるか。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

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――――――――――――――――――――――

 

現時刻午前2時49分18秒

 

メリィ…うふふ…メリィ……うふふふふふ。

 

「うーん…うーん…はっ!私は!」

 

蓮子は布団に寝かされていた。

 

「うーん、なんか体中痛い、特に頭。」

「あっはっは、神奈子も派手にやったもんだからね、許しておくれよ。」

 

上体を起こし、声のする方を振り向くと少女が一人高笑いしていた。

えっと、そうだ。私神様になったんだよね。

 

「えっと、諏訪子さん。」

「畏まらなくてもいいよ、もう同じ神様なんだしさ…諏訪子でいいよ。 で、何かな?」

「…こんな夜遅くまで、私が起きるのを待ってたの?」

 

洩矢諏訪子は蓮子が寝ている部屋の縁側で一人月見酒をしているようだった。

その姿はどことなく神々しくも妖しくもあった。

 

「そうだよー。あ、お酒飲める? 私だけじゃ美味しくなくてね。」

「…飲めますよ、神酒おいしいのでしょうね?」

 

ありがと。そう言ってあらかじめ用意されていたお猪口にお酒が注がれる。

 

「ん、なかなかにキツイお酒ね。」

「あーうー、子供にはまだまだ早かったかな?」

「そんなこと…ん、ないッ!」

 

私は一気に飲み干し、もう一杯と諏訪子へお猪口を差し向ける。

 

「おー、いい飲みっぷりだねぇ。どうぞどうぞ。」

「この程度、まだまだ飲めるわよ。諏訪子もお猪口空いてるじゃない、ほら。」

 

私も諏訪子のお猪口へとお酒を注ぐ。

 

「お、ありがたい。」

「ふふっ、じゃあこの月夜に。」

「お、いいね。」

 

二人がお猪口を掲げ、そして…

 

「「乾杯。」」

 

杯を交わしあった。

 

―――――――――――――――――――――

 

「ねぇ、諏訪子。」

「なぁに、蓮子?」

「私に聞きたい事あるんでしょ? 私も聞きたい事がたくさんあるの。」

「……。」

 

諏訪子は少し目を細め私を見据える。先程までの団欒とした空気は当に無い。

 

「宇佐見蓮子、貴様は何者だ。」

「何って、私は宇佐見蓮子。それしか言い様がないわ。」

「惚けるな。お前がこの国の者でも、大和の国の者ではないということは分かる。」

 

声に凄みが増す。威圧される。目の前の少女に。

 

「宇佐見蓮子、お前は此処へ何しに来た…?」

 

もし害が有れば叩き潰さんとす、謎の力が吹き乱れる。

「…探しているの。」

「何をだ。」

「何処かへと行ってしまった大切な人。とても大切な…大切な人。」

 

…メリー、マエリベリー・ハーンを取り戻す。ただそれだけを。

 

「…そっか、わかった。ごめんね蓮子、神力で威圧して。」

「いいのよ。私も大分怪しかったのだから。そして今度は私の番。」

 

ここで聞いておかないといけないことがある。

 

「メリー、マエリベリーハーンに聞き覚えは?」

「まえりべりぃ…なんだって?」

「あー、いいわ。それでわかったわ…。」

 

私の出口とメリーの出口が違った…? いや、そんなはずはない。ランダムに繋がるなんてことはないのだから。

 

「あと、しんりょくってなに?」

「んー、まず力についてに説明しようか。まず人間が持つ力が霊力と呼ばれていて大なり小なり、全ての人間が持っているんだ。」

「ほぇー…、じゃあ私も持ってるのかー…ん? 私、神様だからないのか。」

「いや、蓮子は神様になったとは言ってもまだ生きている人間だから、霊力はあるよ。見た感じだと…まぁ、中級妖怪くらいかな。」

 

・・・妖怪?

空想上の生き物、物の怪、モンスター。

 

 

「妖怪…?」

「えっと、妖怪を知らないのかい? 小奇麗で上等な服だし…どこかの豪族の箱入り娘かなんかだったのかい?」

「あははー…」

 

結界を越えて別の世界から来ました!

…言えるはずがないわ。

 

「そ、それよりも! 力について続きお願い!!」

 

これ以上詮索される前に話を戻さないと…

 

「あ、うん、で人間は霊力を持つんだけど、さっき話した妖怪。そいつらが持つのが妖力だよ。」

「へぇーあ、じゃあ神力は文字通り神様の力なのね!」

「そのとおり!! でもね、神力は霊力よりも妖力よりも強力で不安定なものなんだ。」

「そうなの?」

 

神様ってとってもピーキーなのね!

 

「うん、神力は私ら神様にとっては全てなんだ。民の信仰で存在して神力を得てるから。信仰が無くなれば、当然消えてしまう。まぁ、蓮子は人間でもあり神でもあるから神力が無くなっても大丈夫だよ!」

「そう、良かった…ん? 私って神様で神力を持っているのよね?」

「えっと、私、信仰されてるの?」

「諏訪大戦を止め、大和と諏訪の架け橋となった天から降ってきた天女。ってな感じで信仰されてるよ。」

 

ナニソレーワラエナーイ。

メリーにあったら絶対、天女(笑)って言われるわー。

 

「ちなみに脚色は私 ☆彡(てへぺろ)」

「あんたかい!?」

「反省はしている! 後悔はしていない!」

「後悔しろっ!!」

「かっこいいからいいじゃん!」

 

ギャーギャー

 

「うるさいぞっ! 二人とも! 今何刻と思っている!!」

 

障子がすぱーんといい音を立て、奥から鬼のような形相の八坂神奈子が現れた。

今が何時なのか月を見上げる。

 

「今は…っ!? 397年 6月10日 午前3時11分28秒…!?」

「蓮子?」

 

 

 

そう、ここは結界を越えた先。未知の世界。何も知らない。何もわからない世界。

そのはずなのだ。

今思えばおかしいところや気づいていなければならないことがあった。

なぜ、会話が成立するのか。

なぜ、和風なのか。

 

なぜ、月があるのか。

 

 

なぜ、私の眼で時間が分かるのか・・・!!

 

 

私の眼は『星を見て時間を、月を見て場所を知る』ただし、日本国内限定。

 

私はなぜ境界を越えてこの眼が使えるの…?

 

 

・・・・・・私は境界で世界を越えてない?

 

何を越えた。

 

場所、そんなもの最初から解っている!

 

ならば!   

 

 

『時』

 

 

 

私は時を越えたのか。

メリーは彼方と行っていたのでてっきり別の世界だと・・・。

 

メリー。メリー?

 

考えたくもない事態が頭によぎる。

考えるな。頭を真っ白に・・

考えるなっ!

考えてはっ・・・ダメだっ!!!

 

『ここはメリーと同じ時代?』

 

…あ、あぁぁああ。

 

周りが真っ白に頭が真っ白になる。

諏訪子や神奈子が必死になって叫んでいるのだろうがもう聞こえない。

 

あぁ、私はなんて浅はかで愚かなのだろう。

 

メリーはもう死んでいるかもしれない。

私が死んでからメリーが現れるかもしれない。

 

そんなのって・・・。

 

メリー。

 




ふぇえ・・・次からしっかりがんばるおぉおお

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