ブリテンの王と赤い竜の騎士   作:ぴぃーすまん

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|ω・`)ノ ヤァ
つ3話目
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2000字超えてしまいましたが、どうぞ~。


竜の夢

アルトリアと別れて、家に帰った。

家に入ると母さんと父さんが出迎えてくれた。

 

俺は捨て子だった。

生まれてから意識があったので、周りを見渡せばあら不思議、森の中でした。

いや、そりゃもう焦りましたとも。

でもそこをたまたま通りかかった父さんが俺を拾ってくれて、母さんが俺を家族として迎え入れてくれたおかげで生き残ることができた。

だから騎士になって父さんと母さんを守りたいっていうのも騎士になりたい理由の一つだ。

改めて言うと恥ずかしいな……。

 

まぁそれはともかくとしてとりあえず夕食だ!

作るのは母さん……ではなく俺だ。

なんでかって?

ブリテンの食事事情がね……。

いや、まぁ食糧難だし使えるもの少ないからってのもあるけど、やっぱり、ね?

これでも転生前は一人暮らしだったからよく自分で料理を作っていたので、料理に関しては問題ないのだ!

悲しくない、悲しくないぞ!

ん?両親が何も言わないのかって?

まぁそりゃ7歳の子どもが料理作ったら驚いたけど、うちの両親かなりの親バカですごいとしか思われてない。

むしろ、母さんは俺のところに習いに来てるよ。

それでいいのか?

 

そんなこんなで料理が完成!

父さんと母さんと一緒に食べる。

 

その後は何があるわけでもなく就寝。

 

おやすみ~。

 

 

そうして少年は夢を見る。

それは始まりの夢。

 

 

 

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???side

 

む?

何者だ?

これは……人間だと?

人間がなぜここに……。

そもそもこんなとこに人が来れるのか?

そんなことを考えていると人間はこちらを向いた。

ひどく驚いている。

ともかく声をかけてみるか。

 

《人間、なぜここにいる?》

 

人間はひどく驚き、瞬きをしている。

もう一度聞いてみる。

 

《人間よ、なぜそなたはここにいる?》

 

人間は驚いていたが、平静さをすぐに取り戻し答える。

 

「知らない、寝て気づいたらここにいた」

 

と、

ひどく驚いた。

ここはブリテンの地底で、我が封印されている場所だ。

そう簡単に入ってくることはできないはずだ。

しかし目の前の人間は寝ていたらここにいたという。

……む?これは?

 

《そなたは……精神だけここに飛ばしたのか?》

 

そうだ、この人間は精神のみでここにきているのである。

 

「?よくわかんないんだが、お前こそ何者だ?」

 

人間は問う。

 

《我はこのブリテンを守る竜、名をア・ドライグ・ゴッホと言う》

 

我の回答を聞いて人間が驚く。

 

「ア・ドライグ・ゴッホ!?ブリテンの赤い竜じゃないか!?」

 

ひどく驚いている。

我はそんな存在であったか?

 

「ではここは……ア・ドライグ・ゴッホが封印されている地底ってことか?」

《いかにも、ここは我が封じられている場所だ、そんなところに来れる人間など初めてだぞ?》

「そうか……にしても、かっこいいなぁ」

 

人間は目を輝かせて我を見つめる。

む、少々気恥しいな。

 

《に、人間よ、ここに一体何用だ?ここには何もないぞ?》

 

そう問いかけると、

 

「何用って言われてもな、寝てたらここにいたわけだしなぁ……そうだ!あんたは戦えんのか?」

 

少年は我に聞く。

 

《む、我と戦う?さすがに人間では我には敵わんぞ?》

 

ニヤリと口角を上げ、人間に言う。

すると人間は、

 

「いや、別に勝ちたいんじゃなくて、あんたと戦えば俺は強くなりそうだからな!だから戦って欲しいんだ」

《何故そなたは力を求める?》

 

ふと気になって人間に問う。

すると、

 

「守りたい人がいる、ともに並びたい奴がいる、そのためには強くなるしかない、だから力が欲しい……じゃ、だめか?」

 

と答えた。

その目に偽りなどかけらもなく、真にそう思っていることがわかる。

故に、この人間を我は気に入った!

 

《……よかろう、封じられて外に出ることはかなわんが、ここでならある程度の力は出せる、そなたに我の力をとくと見せよう!》

 

そうして、一人の人間と竜の修業が始まった。

 

 

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エルディアside

 

目を開けると、真黒な空間が広がっていた。

視界の中には黒、黒、黒の黒一色。

不思議に思って後ろも振り向いてみると、

 

    赤い竜がいた。

 

神々しく、とんでもない覇気を感じる。

直感でわかる。

こいつは強いと。

 

《人間、なぜここにいる?》

 

しゃ、喋った!?

低く渋いが、覇気のある響くような声で竜は再度俺に問う。

 

《人間よ、なぜそなたはここにいる?》

 

その竜は怪訝な目を俺に向けていた。

俺は落ち着いてその問いに答える。

 

「?知らない、寝て気づいたらここにいた」

 

ありのままに正直に話す。

竜は俺を品定めするかのような目で俺ほじっくりと見る。

そして、

 

《そなたは……精神だけここに飛ばしたのか?》

 

と言った。

よくわからないんだが、どういうことだ?

 

「?よくわかんないんだが、お前こそ何者だ?」

 

つい強気になって、強い口調で言う。

すると赤い竜は、

 

《我はこのブリテンを守る竜、名をア・ドライグ・ゴッホと言う》

「ア・ドライグ・ゴッホ!?ブリテンの赤い竜じゃないか!?」

 

驚いた……。

ウェールズの象徴、ア・ドライグ・ゴッホ、ウェルシュ・ドラゴンとも呼ばれる伝説の竜。

そんなのに会えるなんて!

にしてもやっぱりドラゴンだけあって、かっこいいな!

 

「そうか……にしても、かっこいいなぁ」

 

あ、口に出てた。

慌てて口を閉じるが、赤い竜は、

 

《に、人間よ、ここに一体何用だ?ここには何もないぞ?》

 

と聞いてきた。

なぜかつっかえたが、案外かわいいかもしれんな……そういう性癖じゃないぞ?

とは言え用か……目開けたらここだったしうーん、ないなぁ。

 

「何用って言われてもな、寝てたらここにいたわけだしなぁ……そうだ!あんたは戦えんのか?」

 

思いついたので聞いてみる。

 

《む、我と戦う?さすがに人間では我には敵わんぞ?》

 

意外だと言わんばかりの声で聞いてくる。

確かに勝てないかもしれないが、強くなることに意味があるんだ、勝ち負けは今回関係ない。

そんなことを竜に伝えると竜は俺に問う。

 

《何故そなたは力を求める?》

 

と、

聞かれたとき、ふと頭の中に父さんと母さん、アルトリアが思い浮かぶ。

気がつけば、

 

「守りたい人がいる、ともに並びたい奴がいる、そのためには強くなるしかない、だから力が欲しい……じゃ、だめか?」

 

と言っていた。

言ってからやっぱ恥ずかしいと思ったが、これは紛れもない本心、訂正なんてしない。

俺の思いを赤い竜に伝える。

少し間をおいてから竜は、

 

《……よかろう、封じられて外に出ることはかなわんが、ここでならある程度の力は出せる、そなたに我の力をとくと見せよう!》

 

そうして俺は、竜との修業を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?

誤字脱字やおかしな設定等ありましたらご指摘ください。

次回:「竜との特訓」

ではではまた次回。
ノシ
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