また投稿まで離れてしまってすまない。
6話だよ。
ではではどうぞ~。
祭りを一通り楽しんだ。
アル、ケイと一緒にいろんなところを回り、食べ、笑った。
アルもこれから王になるとは思えないような可憐な笑顔を浮かべてあちこちを回る。
ケイもいつものしかめっ面に笑みを浮かべている。
俺も精一杯楽しんだ、思い出を作った。
そうして俺達は選定の剣が刺さっている丘までやってきた。
「これが……選定の剣、すげぇ」
思わず息をのむ。
儀式用でありながら並の剣を超える力を感じる。
黄金に輝く剣は日の光を浴びてさらに輝く。
幻想的な景色が見える。
「えぇ、美しい剣ですが、同時に強い力を感じる」
アルもこの光景に息をのんでいる。
ケイは何とも言えない顔で選定の剣を見つめる。
「……んじゃ、抜いてみるか(抜けないだろうけど)」
そんなことを考えながら台座に刺さった剣を掴む。
暖かい光を感じると同時に抜けないと悟る。
「ダメだな、俺には抜けねぇ」
剣から手を放し、やれやれといった感じに首を振る。
「ま、お前が王の器なわけないだろうな」
ケイが言う。
「うっせぇ、ンなこと俺が分かってるっての」
なぜか悔しくてそっぽを向く。
「お前は抜いてみねぇの?」
ケイに聞いてみる。
「お前は俺が王になる器を持っているように見えるか?だとしたらとんでもない節穴だな、俺が王になれるわけないだろう」
「ま、そうだろうな」
一々言い方が腹立つな。
そしてついにアルが前に進む。
選定の剣が刺さっている台座に近づき、柄に手をかける。
途端に選定の剣から眩しくも暖かい光が溢れ出す。
あまりの眩しさに目を閉じ、再度目を開けると、
台座に刺さっていた剣はアルの手に収められていた。
周りの人たちが驚いている。
その中俺はあるに近づいて話しかける。
「アル……その剣を抜いたことに、お前は絶対に後悔しないな?」
もううっすらと断片的にしか記憶がないが、アルはこの剣を抜き王になったことを死ぬ間際後悔していた。
「エル?どうしたのですか急に」
アルが首を傾げ聞いてくる。
「アル、俺は王になったことがないからよくわからないが……少なからず楽ではないことはわかる、時には非道な選択も取るかもしれない、だから……」
「エル……あなたが何を心配しているか分かりませんが大丈夫です!覚悟もできています、そんな選択を取らないようにこの国を豊かにします!」
「そうか……なら俺は旅に出る」
「?なぜですか?」
アルが首を傾げる。
「旅に出て力をつけて、お前を守る騎士になる」
この時俺はどんな顔をしていたんだろう。
アルを心配しているのか、夢を追うきらびやかな顔なのか、
「……わかりました!ではここでお別れですね……今度会うときは私達を守る立派な騎士になってくださいね!」
「あぁ!勿論だ!んじゃ、またな」
そう言って、丘を離れる。
帰り際、ケイから
「はぁ、突然旅に出るだとかバカなこと言いやがって……あいつの面倒を見るやつが減るじゃねぇか、だから帰ってこいよ」
と、激励のような言葉をもらった。
まったく、素直じゃねぇやつ。
だが自然と口角が上がる。
家に帰って、旅に出ることを親に伝える。
父さんも母さんも一瞬悲しんだ顔をしたが俺の門出を祝ってくれた。
よし、絶対に強くなって帰って来よう!
そうして俺はローマに向かって歩を進めた。
さて、短いし駆け足でしたがどうでしょうか。
個人的には納得がいかないので後日修正するかもです。
誤字脱字、矛盾点ありましたらご報告を。
次回タイトル未定
お楽しみに!