この世界で男が不良の頂点に立つまで 凍結中   作:銀色の空

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頑張ったよ、オレ!

残業までしてよくぞ3時間で書き上げた!!

自分自身をほめてやりたいと思う今日この頃。


始まりの制裁(マキの理不尽の末)

夏の中心―――湘南

 

 

 

 

若者で賑わう街―――湘南

 

 

 

 

そして、不良が集う街――――湘南

 

 

 

今年もまた、湘南に夏が来る。

 

 

 

 

「肉っまん♪肉っまん♪」

 

目の前でスキップながら肉まんと連呼しているのは、一年前までは皆殺しのマキとまで恐れられていた腰越マキとはだれが気づこうか。

あんときのタイマンからマキはちょっとずつだが変わっていった。

まず、気に食わないから殴るということはしなくなった。

まあ、普通のことなんだがな。

マキもあいつらと出会えて変ったってとこか。

――――と言うか。

 

「お前、今何月だと思ってんの?もう6月だよ?

もう夏なんだよ。どこに肉まんが売ってんだよ。」

 

「どっかにあるって絶対!」

 

「その自信はどこから来るんだよ・・・」

 

「今日は肉まんの気分なんだ!

ほら、いくぞ!肉まんが私を呼んでいる!!」

 

「呼ばねぇよ。っていうかそんなことの為にあいつらを使うなよ。

何十人体制でコンビニ回ってんだよ。あいつ等少し泣いてたぞ。」

 

この馬鹿は、今日の集会で突如『あ、肉まんが食べたい』って言い出し数人をパシリにつかい肉まんを買ってこい!というある種、無謀な命令を出した。

・・・・・・俺の金でな。

まあ、それは置いといてこいつはこのチーム白狼会を作る前から一緒にやってきた初期のメンバーでまあ、それなりに地位が高い。

そんな奴がいきなり『肉まんは食べたい』と言い出したら下のもんはパシリに使われるという世の摂理。

で、その数人はパシリに行ったはいいが『いやぁ~、すんません。どこにも売ってなかったすわぁ~』と手ぶらで帰ってきたとこを見たマキは『・・・死なす!』と本気と書いてのマジギレを起こし海に投げ飛ばされた。

そこから、数人が数十人となり湘南にあるコンビニを不良がバイクに跨り肉まん捜索という名の爆走が始まった。

もう一度言うが、今の月は6月である、肉まんというのは秋からもって春の上旬までだと俺は認識している。

最後にもう一度言うが今は6月である。あるはずがない。

そう断言しよう、ない!

だが、ないという理由で終わらないのがこの暴君またの名を腰越マキ

この一年で去年のような刺々しさはなくなったが喧嘩が弱くなった意味ではない。

つまり、このチームで一番恐ろしいのはこのマキであり、たとえ理不尽な命令であっても遂行しなければ、海ぽちゃの刑にさせられる。

その、光景を見ていたリョウは目線で『何とかできんか?』と訴えてきたが俺は静かにため息を漏らし首を横に振った。

確かに、去年に俺とマキはタイマンで勝負をし接戦の末すえ、俺が勝ち俺の下に付くということにはなったんだけど。

まぁ、変わんないね、コイツは。

こいつと一年いてわかった事がある、こいつと一緒にいるときはただ時間を進むのを待つしかない。

そのことを知っている俺とリョウは深いため息をし時間が過ぎるのを待つしかなかった

 

それから、数十分後マキの怒りのボルテージがMaxになろうとしたとき、

自称俺の第一の舎弟、桃井市子が『あ、あったっすぅぅぅぅ!』と半泣きで現チャリに乗りながら現れた。

 

それを聞いた俺とリョウは安堵のため息をし周りの連中は抱き合いながら泣いている奴らまでいた。

そしてこの事件の発端となったマキといえば

『よくやった市子!さあ、早く私に献上しろ!!』

 

といち早く市子の元へ駆け寄ったのだが、

 

『あ、見つけるで精一杯で買ってくるの忘れたっす』

 

この後、市子がどうなったのかは書くまでもなく分かるだろ?

と、まあそんなこんなで集会を急きょ終わらし海から引き揚げた市子にコンビニの場所を聞き今向かっている最中である。

 

「はぁ、胃が痛い。」

 

「ん?それはいかん。胃とは体で最も大事な場所なんだぞ。」

 

「・・・・その心は?」

 

「食べ物を入れる場所」

 

「・・・wao」

 

こんなくだらないことをしていると目的のコンビニに着いた。

 

「ん~♪肉まんの香りがする~♪」

 

「・・・・いや、ちょっとまて。

お前って人の数倍の嗅覚を持ってんだったら肉まんの売ってる場所ぐらいわかったんじゃ。」

 

「・・・・それは、盲点だった。」

 

「・・・」

 

すまん、市子とその他数人よ。

君らの命はどうやら無駄死にのようだった。

 

「まあ、いいや。いくぞ、旭!

今日は奢りだ!お前の金で!!」

 

「最低だな、お前。今日というか一年前から俺の奢りだろうが。

はぁ、まあいいや。ほれ、これで買ってこい。」

 

俺は財布から一野口をマキに差し出した。

 

「・・・一夏目は?」

 

「そんな物は、ここ数年見てもいないし持ってもいません。」

 

マキは『ちっ!しけてんなぁ!』といい俺から一野口を奪いコンビニの中へと入って行った。

 

それよか、なんだあの態度は!

奢ってもらう態度じゃねぇだろ!!

あいつ、俺が結構な額の金を持ってるのを知ってから遠慮をしなくなった。

まあ、元々遠慮とは程遠い奴だったんだけど。

でも、まあ助かってるっていえば助かってるのか。

俺の実家は湘南にはない。

つまり、俺は一人暮らしだ。

そして、毎月の家賃代とか食費代とかは銀行に振り込まれておりまさかの諭吉様が50人いらっしゃるほどの額をくれる。

それとは別に小遣いも貰える、これも諭吉様の20人の大団客。

毎月ポストの中に分厚い封筒と手紙が入っている。

最初の時は『これで足りるか?』という手紙が入っているのを見てビックリを通り越して冷静になれた。

最初の方は、電話でこんなにはいらんと言ったのだが

 

『お前はまだ学生だ。欲しいもんとかあんだろ?その金で好きに使え』

 

と言われ電話を切られた。

だったら使ってやろうじゃないかと思ったのだが、いざとなれば何を買えばいいのかわかんねぇし、だったら俺のチームの為に使おうと思い白狼会オリジナルの特攻服やいろんなもんに使ってる。

でも、一番に金を使ってんのってやっぱマキなんだよな。

・・・・まぁ別にいいんだけど、なんか府に落ちない

 

 

――――いや、そんなことより

 

「もう、一年たったのか。」

 

今では白狼会は湘南いや全国の不良にも名を轟かすチームになっちまった。

最初はたった一人で始まってマキに勝ってそして総災天のおリョウ率いる湘南babyに2人で圧勝して下に付け、そっからいろいろあったな。

 

「早いもんだな、一年って」

 

本当になんかに夢中になれるもんがあるときって面白いぐらいに早く時間がたつ気がする。

本当に一年って早いもんだな。

そんで、この一年で大きく勢力図も変わった。

今年に入ってきた片瀬恋奈は高校に上がると同時に江乃死魔というチームを作り今ではこの湘南のチームで最大の人数を誇る。

 

そして、もう一人―――――

 

「・・・・辻堂か、」

 

「辻堂がどうかしたってぇ」

 

後ろからの声に振り返ると右手に肉まんを持ち左手で肉まんの袋を抱えているマキがいた。やべ、マキって辻堂との仲、最悪だった。

どう誤魔化したもんか・・・

 

「なぁ、辻堂がどう「じゃまじゃぁぁぁあああ!!!!!!」・・・・・あ」

 

「あ」

 

今、起きたことを簡単に説明すると湘南という理由でテンションが上がるに上がっているヤンキーがあろうことかマキのすぐそばを通過しマキの持っていた肉まんの袋の方にかすりそのまま、地球の重力というものによって食べられるものではなくなった。

というやり取りがいまあった。

 

「あ~、マキさん」

 

「・・・・」

 

「お~い、マキ~」

 

「・・・殺す」

 

「まてまてまて」

 

「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す、ぶッ殺す!!!!!!!!!!!」

 

そしてマキは先ほどの暴走族の方へと走って行った。

あ~、もうあんな小さくなってるし。

 

で、この地面に転がっている肉まんの残骸って俺が片付けるの?

 

「・・・はぁ、だるぅ」

 

ここで片付ける俺は偉いと思う。

ホントに偉いな俺。

 

さっとだが片付けをし肉まんの残骸をゴミ箱に捨て俺はコンビニに入った。

 

 

 

 

 

「すんませぇーん、ここにある肉まん全部くださぁーーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

マキ「肉まんが冷たくて不味い」

 

旭「じゃあ、もう二度と食うなボケ」

 

こうして、今日という日は終わりを迎える。

 




かなり書いたと思ったら約3200文字だけだと・・・

うーん、もっと書かなくちゃだめか。

次回は主人公とこの話に出てきた桃井市子の紹介

では、みなさんよい夜を

チェーケラー!!!
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