この世界で男が不良の頂点に立つまで 凍結中   作:銀色の空

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早く、バージンロード発売せんかな。

バージンロードのボスキャラ的な存在ってショウというやつなのかなやっぱり?
ボス臭がぷんぷんするぜぇ。

ショウが女だったら書きやすいなこの小説。

そこんとこどうよ?
タカヒロ様?さかき傘様よ?


2匹の狼

 

結局ポスターの件は誰も手を上げず、保留という形で話は終わり会議は続いた。

そして無事に会議も終わり、俺はぞろぞろと役員が出て行くのを待ち、出て行ったのを確認した俺は書類の整理をしていた胡蝶に足を向けた。

 

「なあ、ちょっといいか?」

 

「あら、大神さん。何かご用でも?」

 

胡蝶は動かしていた腕を止め俺を見つめる。

よかった、辻堂の事は聞かれないようだな。

 

「ん、ポスターの件なんだが――――」

 

「やってくださるの!!」

 

机から身を乗り出し興奮した面持ちで俺に顔を近づける。

近い近い!!

あと、鼻息荒いぞ!

お嬢じゃねぇのか!?

 

「い、いや、そうじゃねぇけど。そのポスターの件の事なんだけどさ。

それって、いつまで決めなきゃなんねぇの?」

 

「そうですね。できれば今週中には決めておきたいのですわね。」

 

今週中か・・・

今日は月曜だし何とかなるか。

 

「ん、わかった。サンキュー」

 

後ろから頼みましたわー!!という声に見送られながら会議室を後にし、廊下に出て昇降口に向かい足を進め階段に差し掛かったのだが、ある音に気付き窓の方に顔を向けるとポツポツとだが小雨が降り始めていることに気が付いた。

 

「・・・・マジかよ」

 

今日って雨だったか?

天気予報なんてみねぇしな。

というか家のテレビ自体を占領している奴がいるからここ最近ニュースなんて見てねぇしな。

ん~、どうしたもんか。

市子に迎えでも頼むか、いやあいつのことだから急いできて傘を忘れるという珍プレーを起こしかねない。

じゃあ、リョウはっとだめだあいつは家の手伝いがある。

残るは、マキだが・・・・・ないな、持ってきてくれる要素がない。

 

「・・・ふぅ」

 

まぁいいか。

持って帰るもんなんて弁当ぐらいだし制服ぐらい濡れても代えがあるし。

というわけで俺は靴を履き変え雨がこれ以上強くならない前に走って帰ることにした。

 

 

 

 

――――――のだが、

 

「・・・なんで、本降りになんだよ。」

 

最初の方はまだよかったのだが、校門を出た瞬間に雨脚が早くなりとうとう本降りにまでなってしまった。

もちろん制服もびちょびちょであり水分を含んだ制服は重く、また下に着ているTシャツにまで浸み込み素肌に貼りつく触感に苛立ちを覚え始めたのだがもうすでに全身がびしょ濡れ状態なのでどこかで雨宿りする気も起きなかった。

 

「はぁ、不幸だ。」

 

もうすでに走ることを止め、雨に当たりながら歩いていると道路の脇で傘も差さずに屈んでいる辻堂がいた。

何してんの、あいつ?

気になって足音を最小限まで抑え辻堂に近づくと何やら段ボールに傘を立てかけていたのだが風が強く、すぐに位置がずれるのか何度も傘の位置を整えており集中しているのか後ろから近づく俺にまったく気付かないようだ。

 

「・・・何、やってんだおめぇは。」

 

「ッ!!?」

 

後ろから声をかけると辻堂はまるで猫のように体を震えさせ、ゆっくりとこちらを向き始めた。

 

「なっ、なんでテメェが居やがる!誰もいないか確認したのに!!」

 

「今来たんだよ、それよか何やってんのお前?」

 

「べ、別になんでもねぇよ・・」

 

顔を赤らめ、顔を背けたうちに俺は段ボールの中身を確認する。

 

「・・・猫?」

 

「なっ!ちげぇぞ!

こ、これはだな、えーと・・・」

 

段ボールの中には一匹の猫が丸まっており、震えているところを見ると雨に濡れ寒がっているのが目に見えた。

 

「じ、慈悲を覚えさせておいてあとで――――」

 

「あとで、なんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――食うんだよ!!!」

 

「すげぇな、お前、食うのか猫を。こんなにも愛らしい猫を」

 

「そ、そうだよ!知らなかったか、猫ってうまいんだぜ!!」

 

「そーかーしらんかったー」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

お互いに無言が続く

それよか、すげぇ言い訳だな。

食うってなんだよ、他にもいろいろあっただろ。

すると辻堂は顔を真っ赤に染めながらそっぽを向きぽつりと言葉を漏らした。

 

「・・・わりぃかよ。」

 

「あ?」

 

「だから、アタシが猫を見てたらわりぃのかよ!!」

 

「・・・・いや、」

 

悪いとか悪くないとかじゃなく、

 

 

 

 

こうゆうことが素直にできるお前は――――

 

 

 

 

 

 

「スゲェじゃん、お前」

 

「は?」

 

辻堂はポカンとした表情をこちらに向け俺を見つめる。

 

「こんなことを普通にできるお前はスゲェじゃん。」

 

「そんなこと、普通に・・・」

 

「いや、普通なら無視するか、憐みの目で見つめて去っていく奴がほとんどだろ?

傘を差しだしてまで介抱するお前は――――」

 

そうか、だからか。

こうゆうことをやる奴だからこそこいつのことを――――

 

 

 

 

「――――スゲェと思うぜ?」

 

俺は笑顔でそう言い辻堂に言葉を告げると辻堂はまた顔を赤らめそっぽを向いてしまった。

ん?俺なんか変なこと言ったか?

ま、いいや。

それよりもこの猫だが、知り合いに頼むか?

・・・いや、知り合いにロクなの居ねぇからな、俺。

じゃあ、辻堂?

いや、その気ならすぐにでも連れて帰るだろうし。

ということは必然的に・・・・俺か?

家のマンションってペット飼ってもよかったよな?

あ、でも家には駄犬(マキ)がいるからなぁ。

・・・・・いくらあいつでも猫までは襲わねぇだろ。

それにあいつ昔から動物に好かれやすい体質だったしいいか。

そう、結論付けた俺は段ボールを片手にもう一つの手に傘を持ち猫に雨が当たらないように持つ。

 

「・・よっと」

 

「お、おい。この猫どうすんだよ?」

 

「ん?家に持って帰るんだが?」

 

「は?」

 

「なんだよ、文句あんのか。」

 

「い、いや、大丈夫なのか?家の問題とか」

 

「ああ、家のマンション、ペット大丈夫なだったはずだし

それに今更、猫一匹増えたぐらいで家には何の問題もねぇからな。」

 

「・・・あぁ、そういやぁお前、腰越と同棲してんだったなぁ」

 

え、何。

すんごくメンチ切られてんだけど。

俺なんかしたか?

というかメンチに殺気を混ぜ込むのを止めろ、猫が違う意味で震えあがってるから。

どんだけ、マキのことを敵視してんだよ。

 

「何、怒ってんだよ。

それにマキとは同棲していない。あいつが俺の家に入り浸ってるだけだ。」

 

「ア?」

 

あ、ダメだこりゃ。

話の通じる相手じゃなったわ。

こうゆう時は無視するに限る。

 

そして、無視することに決めた俺は自宅に向かって足を進めたのだが、

後ろからのメンチが止まる気配はなかった。

流石に鬱陶しかったので足を止め、体を辻堂に向け言葉を投げ掛けた。

 

「ここから、すぐに近くに俺ん家があるんだけどくるか?

タオルぐらいなら貸してやるぞ?」

 

その言葉を聞いた辻堂は顔を伏せ数秒悩んだ末に俺の隣まで歩いてきた。

 

「・・・今日だけだ」

 

「ん、わかってる。」

 

こうして、俺と辻堂そして猫という奇妙な3人で俺の自宅へと向かうのだった。

 

「今日のこと誰にも言うなよ。」

 

「わかってる」

 

「ほんとか?」

 

「ホントのホント」

 

「そうか、」

 

辻堂は言葉を途中でやめ、俺に顔だけ向け

 

 

 

 

そして―――――

 

 

 

「ありがとよ」

 

 

と笑顔でそう言った。

 

 

 

 

 

そうだよな、こんな顔もできるんだよな。

 

 

だから、俺はこいつのことを―――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――好きになったんだ。

 

 

 

「どういたしまして」

 

そう言い俺たちはお互い同じ歩幅で道を進んでいく。

 

 

 

 

2匹のけして群れ合うことのない狼

これから始まる湘南の夏を前に2匹の狼は今を噛み締めるように足を進めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、1人の男が1人の女に認められるために戦う

 

――――――1匹の狼の物語――――――

 




仕事がやばいんすけど。

土曜出勤に加えて21時まで残業からのこの小説を書く。

よく、この時間まで起きてられたな、俺。
語尾、脱字が多いかもしれませんが指摘してくださると幸いです。


とまあ、もう限界なのでおやすみなさいの~、チェケ~ラ!

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