さてさて、皆様お久しぶりでございますm(__)m
かなーーり投稿期間が空いてしまいましたが、なんとか帰って参りました。
と言いましても今回投稿するお話は去年の12月頃に骨組みだけを書いて放置していたモノを完成させただけなのですが(-_-;)
ガラケーからスマホへと使用機種の変更によってめっきり小説が書けなくなってしまいまして、こんな事に…。
メインの方も放置状態なのでそろそろどうにかしたいとは考えているのですが、なかなかスマホが手に馴染みません(-_-;)
とまぁ、言い訳と近況報告はこれぐらいにして。
役人転生関連の今後の予定としては役人転生〜外伝〜は今回更新後、ストックが無いので暫く放置。書き貯めて一気に更新しようと思っています。
役人転生IFルート〜先生になった私はどうしたらいいのだろうか〜は骨組みだけある話が2〜3個あるのでそちららを完成次第投稿する予定です。
(モブキャラ転生〜タカシに転生した僕はどうしたらいいのだろうか〜に関しては後日談が完成しているのですが、文字数が少な過ぎて投稿不可能となっております)
今後ともお付き合い頂ければ幸いです。
では、またお会い致しましょう(^ω^)ノシ
うーん、どうしましょう。
相変わらず執念深く執拗に追ってくるみほちゃん達の追撃をかわしながら逃げていますが、そろそろ撒いてしまいたい所。
おや?ちょうどいいポイントが近くにあるじゃないですか。ここで撒いてしまいましょう。
『撃て!!』
「残念、また外れです」
外れたとは言え徐々に華君の砲撃の精度が上がっているのが怖いですね。
癖を掴まれましたか。まぁ、私も華君の砲撃の癖を掴みましたからまだ大丈夫ですけど。
『トゥータ!!』
「はい、外れです」
ミカ君は私が他の事を考えていると撃ってきますね。読心術でも使えるんで――……っと、目的のポイント――原作でみほちゃんが八艘飛びをやってのけた川(原作よりも下流の地点)が見えました。
あそこさえ越えてしまえば逃げ切れます。
いざ、突貫!!
『あっ!!おじさんは川を越えて逃げるつもりです!!何とか渡河を防いで下さい!!』
お、みほちゃんが私の目論みに気が付きましたね。
しかし、もう手遅れですよ。
『うーん。みんなどこに行ったんだろう?』
『一度転進されてはいかがですか?西隊長』
『そうだな』
『では――西隊長!!9時方向に目標を視認!!複数の車輌に追われつつこっちに向かって来ています!!』
『なに!?各車、横隊を取れ……よし、西住さん達と挟撃するぞ。突貫!!』
うげッ!?何であんな所に西君達が!?――って、爆雷装備で真正面から突っ込んで来る!?相討ち覚悟ですか!?
「タイミングが悪いですねッ!!」
とりあえず発煙弾を撃ち込んで……視界を奪いましょう。
1発、2発、3発、4発っと。加えて地面に1発。
自動装填装置があるお陰で4秒間隔で撃てるのは助かりますね。
『玉田車、被弾しました!!』
『狼狽えるな!!ただの発煙弾だ!!』
撃った発煙弾が上手い具合に車体にへばり付いたお陰で西君達は完全に盲目状態です。
『隊長殿!!ま、前が全く見えません!!』
『駄目だ、福田!!止まるんじゃない!!足を止めるな!!』
うーん。視界ゼロなので止まってくれるかと思いましたが、西君の指揮により停車までは至りませんでした。残念。
『煙幕晴れます!!』
『よし!!――へ?ぶつかる!!』
『え?』
『あ』
『『『へ?』』』
しかし、ある意味ではそっちの方が都合が良かったりします。
こうやって出会い頭に衝突してくれますし。
『こちらあんこう!!皆さん大丈夫ですか!?』
『やーらーれーたー!!』
『何よこれ!!風紀違反よ!!』
『同士討ちに意味があるとは思えない』
『あいたたた……同士討ちとは無念……』
『玉田車、友軍車輌との接触により行動不能!!』
『細身車、同じく行動不能!!』
『隊長殿!!先輩殿!!』
さて、西君達の自爆により追っ手の残りはⅣ号と九五式軽戦車ハ号、そしてCV-33が2輌のみです。
『ひゃーマジヤバイっすね。でも、おやっさんは逃がさないっすよ!!』
残念、もう遅いです。
「ポチッとな」
『川!?』
『ヤッバ!!』
ペパロニ君とカネロリ君は私を追う事に夢中で川の存在をすっかり忘れていた様です。
まぁ、何とかギリギリ川辺の浅瀬で停車出来たようですね。
しかし、あの様子ではエンジンに水が入ってしまったでしょうからペパロニ君達も追撃は無理でしょう。
「では、また」
『あっ、おじさん待って!!』
ハッハッハッ。何を隠そうSタンクは水上航行も可能な戦車なんですよね〜。
加えて私のSタンクは常夫の魔改造のお陰でボタン1つで水上航行モードに全自動で移行出来ますし。
『逃げられたな』
『やだもう!!優良物件が逃げちゃったよ!!』
『Sタンク……流石ロマンが沢山詰まった戦車ですね』
『元とは言え西住流の師範代。やはりお強いですわ』
ちなみに渡河するにあたって原作でよりも水深が深いポイントを選んでいますから渡河能力が無いⅣ号とハ号では追撃出来ません。
「ふぅ……何とかなりましたか」
ようやく逃げ切れました。
川を渡りきってから稜線の影に隠れたので撃たれる心配は無いですし、迂回して渡河して来るにも時間は掛かりますからここで悠々とエンジンの修理でも……あれ?何かⅣ号がバックして――嘘ォ!?
『麻子さん急いで!!』
『分かっている』
爆殺用の爆薬を空砲ブーストの代わりに加速に使ってⅣ号でまさかのT型定規作戦を敢行って……不味い!!
に、逃げないと!!