さて。状況を整理しよう。
僕たち三人は一まとめで固まっている。そこから、近距離でエクリプスに乗ったレッドバックと戦闘員たちであるカタナ・トループ20人が5グループ。さらに近距離で離れてブラックウィドウがいる。
【自分たち】
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|近距離
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[【レッドバック】 【カタナ・トループ(20人)】×5]
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|近距離
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【ブラックウィドウ】
という状況なわけだ。
ここから、各々が動き始める。
トループたちの内、2グループが神速の動きを見せている。これはカタナの技能である『ハヤブサ』だろう。1シーンに1回、行動順番を早くできる技能だ。
正宗は『
僕はグレゴリーを呼び出し、彼に『スパイダーシルク』と『グラビティ』のコンボをやらせる。
が、グレゴリーに気が付いたレッドバックは熱光学迷彩を活用し、
今回はダメージも大きそうだったので、自分の『
ここで、日ノ守が動き出す。
「それで、カバーできてると思っているのかい? ほら。後ろががら空きだ」
精神戦だ。言葉や態度で相手の思考を惑わせ、ダメージを与える。ダメージレベルが低ければたじろぐとか、驚く程度で済むが、ダメージレベルが高いと昏睡や失神、最悪で精神崩壊となる。
レッドバックは自我の危機を迎えたが、すぐに立ち直る。
「何があろうと、私はあの方を運び、守り通すのみだ!」
いや。立ち直ったのではなく、自分の心を『
これはカブトの神業だ。カブトとは言ってしまえば用心棒、ボディーガードと言った人たちだ。他者を守る事に誇りを持つ現代の騎士ともいえる。その神業は社会ダメージを除く、ダメージをひとつ打ち消すことが出来る。もし、それが範囲攻撃で発生したダメージなら、全てを止めることが出来る。戦闘時の守りとしては最高の性能を誇る。
レッドバックはブラックウィドウを狙っている正宗をCG21で撃ち抜きに行く。が、軽くバックステップをして見事に避けて見せた。
「来ることは読めていたからな。判っていれば、避けることはなんとかできる」
どうやら、それなりの動きを用意していたみたいだ。ではまず、レッドバックを落とそうか。
「レッドバック。君はもうすでに終わっている。君に『
『
そう、物理攻撃は避けることはできても、精神攻撃は避けることが出来ないのだ。ゆえに、『
正宗が
「狙いが見え見えですよ? それでは、避けてくださいと言っているようなものですよ」
ついでに煽っているようだが、僕の番だ。トループを片付けようかとも思ったが、ブラックウィドウを落としてしまえば只の烏合の衆だ。さっさと終わらせよう。
守護天使と殺戮の天使を込み合わせ、攻撃ダメージを強化する。天上人は常時効いているので、達成値も上昇する。
「僕が何も持っていないからと言って、気を抜かない方がいいですよ?」
脇の方からガードロボがブラックウィドウに体当たりを仕掛ける。が、トループのひとりが気付いて飛び出し、身代わりになる。どうやら、クロマクの神業『
「前座は終わったので、真打と行きましょうか。『
動きの止まっていた“エクリプス”が突如動き出し、CG21をブラックウィドウに向けて乱射する。彼女は
「私の計画、私の“毒”が……そう、“
が、正宗の銃弾で何も語ることが出来ずに崩れ落ちた。ウィルス兵器の入った筒も傍に転がっている。
「お前には、何も語らせない。黙らせるのに
どうやら、ブラックウィドウが『
トループ達はブラックウィドウが倒れたのを見て、士気崩壊し、やっと追いついてきたブラックハウンドに逮捕されている。
何とかこれで、一件落着といったところか。残りは、後片付けだけだね。