フレアと番人の精霊、”シールとケースト”の決闘が始まる。
先攻はフレア、後攻はケーストから始まる。
「私のターン! ドロー!」
フレア 手札:6→7
「私はモンスターをセット、カードを2枚伏せてターンエンド!」
LP:4000
手札:4
モンスター
・セット
魔法・罠
・セット
・セット
「ふふ……私のターン」
ケースト 手札:5→6
「モンスターをセット、カードを2枚伏せてターンエンド」
LP:4000
ケースト 手札:3
シール 手札:5
モンスター
・セット
魔法・罠
・セット
・セット
「(攻めて来ないんだ……それなら!) 私のターン! ドロー!」
フレア 手札:4→5
「《星見鳥ラリス》を召喚!」
フレアの場に現れたのは、青い鎧を身に付けた神秘的な雰囲気を持つ黄金の鳥。
背部の大きな翼と、腕の小さい翼を同時に羽ばたかせながら、場に舞い降りる。
ATK:800
「そして手札から獣族モンスターを墓地に送り、手札からチューナーモンスター《虚栄の大猿》を特殊召喚!」
墓地に送ったカード
キーマウス
続けて現れたのは、とても大きく恐ろしげな姿―――の影を持つ小猿。
影は恐ろしげに笑っているが、当の本人は恐ろしそうに震えている。
ATK:1200
「猿だと!? 貴様! ゼーマンの手先か!」
「本気で言っているの? シール……」
真剣な表情で言い放つシールに、ケーストは呆れたような視線を送る。
「あはは! 虚栄の大猿は悪いお猿じゃないよ! ここで効果発動! 特殊召喚の為に墓地へ送った獣族モンスターのレベル分、このカードのレベルを上げ下げ出来る! 墓地に送ったのはレベル1の《キーマウス》! よって、虚栄の大猿のレベルを1つ下げるよ!」
恐ろしげな小猿の影の中にキーマウスの影が入り込むと、その影は一回り小さくなる。
虚栄の大猿 レベル5→4
「そして《柴戦士タロ》を反転召喚!」
セットされていたカードのソリッド・ビジョンからタロが飛び出す。
これでフレアの場に、3体のモンスターが並んだ。
ATK:800
「ふふ…!」
「? どうしたの?」
ケーストがフレアの場を見て、突然噴き出す。
そんな彼女を見て首を傾げるフレア。
「いや、ごめんなさい……人間界にこんなヒーローがいたなって、思い出しただけよ。 そのヒーローは男の子だったけどね……ふふ」
ケーストはフレアの場にいる犬、猿、鳥を眺めた後、フレアを見て再び噴き出す。
「そ、そう? 何か照れちゃうな……(何で笑ってるのか気になるけど) まあとりあえず、続けるよ! 手札から魔法カード《烏合の行進》を発動! 自分の場に獣族・獣戦士族・鳥獣族の何れかのモンスターが存在する場合、その種族1種類につき、カードを1枚ドロー出来るよ! 私の場には全種類! よって3枚ドロー!」
フレア 手札:1→4
「あら、3枚も……やるわね」
「このカードを発動したターン、私は他の魔法・罠カードを発動する事が出来なくなっちゃうけどね ……行くよ! レベル3《星見鳥ラリス》に、レベル2《柴戦士タロ》をチューニング!」
タロが自身の姿を2つの光輪へと変え、ラリスを囲み、3つの光、そして光の柱へと変える。
「十の剣に名を連ねし銃士よ! 立ち塞がる敵を討ち、勝利の号砲を上げよ! シンクロ召喚! 荒野の英雄! 《X-セイバー ウェイン》!」
光の柱から現れたのは、二丁銃剣を操るガンマン、”X-セイバー ウェイン”。
その鋭い眼光を相手に向け、二丁銃剣を抜き放って構える。
ATK:2100
「ウェインの効果発動! シンクロ召喚に成功した時、手札からレベル4以下の戦士族1体を特殊召喚出来るよ! 手札から《黒蠍-逃げ足のチック》を特殊召喚! 〈セイバーズ・テキサス〉!」
ウェインが空に向けて号砲を鳴らすと、隣に黒蠍盗掘団のメンバーであるチックが現れる。
ATK:1000
「ん? あれ!? お嬢サンダー!? って事は……ここが神殿!?」
チックは驚いた様子で辺りを見渡す。
「うんそうだよ! よろしくねチック!」
「それよりもお嬢サンダー! なんで俺達を置いて行っちゃったのさ! 水臭いぜ!」
「あ……ご、ごめんね! 急いでたから……」
フレアは申し訳無さそうに謝る。
「まあいいや……俺達も今、爺さんからここの場所を聞いて向かってる最中だよ。 俺達がここへ辿り着くまで負けないでくれよ!」
「勿論! 負けるつもりなんて無いよ! あなた達も気をつけてね! ……レベル3《黒蠍-逃げ足のチック》に、レベル4《虚栄の大猿》をチューニング!」
「あらよっと!」
虚栄の大猿が自身の姿を4つの光輪へと変え、飛び上がったチックを囲み、3つの光、そして光の柱へと変える。
「荒野を駆ける雷よ! 猛き烈風を切り裂き、地平の彼方に蹄を穿て! シンクロ召喚! 轟け! 《ボルテック・バイコーン》!」
光の柱から現れたのは、黒い二角獣、”ボルテック・バイコーン”。
場に降り立つと、前足を上げて嘶いた後、蹄を鳴らし、同時に雷鳴を轟かす。
ATK:2500
「ほう……1ターンで2体のシンクロモンスターを。 それも、多くのカードを残した状態で……やるではないか!」
フレアの戦術に、シールも素直な称賛を送る。
「(さて、セットモンスターだけど……油断せずに!) バトル! ボルテック・バイコーンでセットモンスターを攻撃! 【ボルテック・ツインランス】!」
ボルテック・バイコーンがセットモンスターに駆け寄ると、そのモンスターが姿を現した瞬間、2本の角で突き上げる。
しかし、その角による突撃はセットモンスターが持っていた巨大な盾によって防がれてしまった。
角と盾がぶつかり合った事で発生した衝撃波がフレアを襲う。
「きゃ!? …そんな! 私にダメージだなんて……」
フレア LP:4000→3900
「セットモンスターは《ビッグ・シールド・ガードナー》。 守備力は2600よ。 惜しかったわね」
DEF:2600
「ええ~!? レベル4でそんな守備力あり~!?」
「ええ。 でも、規格外の力にはそれなりの代償があるものよ。 ビッグ・シールド・ガードナーの効果発動、攻撃された場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示となるわ」
盾を持った大男―――ビッグ・シールド・ガードナーは自身の大柄な体を隠してしまえる程大きい盾を下げ、立ち上がる。
ATK:100
「(! 攻撃表示に……今なら!) ウェインでビッグ・シールド・ガードナーを攻撃! 【クロス・バレット】!」
「罠カード《幻蝶の護り》を発動。 表側攻撃表示で存在するモンスター1体を守備表示に変更する……私は《ビッグ・シールド・ガードナー》を守備表示に」
DEF:2600
「え!?」
ウェインが二丁銃剣から2発の弾丸を放った瞬間、ビッグ・シールド・ガードナーがしゃがみ込み、その大きな盾を構える。
弾丸は盾に命中し、一発は跳ね返ってフレアに命中する。
「きゃあ!? や、やられた……」
フレア LP:3900→3400
ウェインの攻撃を防いだビッグ・シールド・ガードナーはその効果により、再び立ち上がる。
ATK:100
「ふふ……目先のチャンスに囚われて、油断しちゃ駄目よ?」
「うう……(その通りだわ……完全に相手のペースに乗せられちゃってた) カードを伏せてターンエンド!」
LP:3400
手札:2
モンスター
・X-セイバー ウェイン
・ボルテック・バイコーン
魔法・罠
・セット
・セット
・セット
「我のターン! ドロー!」
シール 手札:5→6
「《怨念のキラードール》を召喚!」
シールの場に斧を持った恐ろしい子供の人形が現れる。
ATK:1600
「さらに永続魔法《ウィルスメール》を発動!」
シールの場に永続魔法のソリッド・ビジョンが現れると、そこから紫色の霧が噴き出す。
その霧は怨念のキラードールの体に纏わりつき、鎧の様になった。
「永続魔法《ウィルスメール》は1ターンに一度だけ、レベル4以下のモンスターで直接攻撃を可能とする! バトル! 行け! 怨念のキラードール!」
フレアのモンスター達を飛び越え、怨念のキラードールがフレアに向かって斧を振り下ろす。
「きゃあ!?」
フレア LP:3400→1800
フレアに決まった鋭い一撃。
怨念のキラードールは攻撃を終えると、その場で消滅してしまう。
「ど、どういう事…?」
「ウィルスメールの効果で直接攻撃を行ったモンスターはバトルフェイズ終了時に墓地へ送られる! メインフェイズ2! 我は魔法カード《
DEF:2600
LP:4000
ケースト 手札:3
シール 手札:2
モンスター
・ビッグ・シールド・ガードナー
・セット
魔法・罠
・セット(ケースト)
・ウィルスメール
・セット(シール)
「私のターン! ドロー!」
フレア 手札:2→3
「罠カード《強欲な瓶》を発動! デッキから1枚ドロー!」
フレア 手札:3→4
「(今はとにかく、ビッグ・シールド・ガードナーを倒さなきゃ……) 私は魔法カード《破天荒な風》を発動! 自分の場のモンスター1体の攻守を次の自分のスタンバイフェイズまで1000ポイントアップ! 私は《X-セイバー ウェイン》の攻撃力をアップ!」
ATK:2100→3100
フレアが魔法を発動させると、ウェインの周りに強い風が吹き始めた。
この攻撃力なら、ビッグ・シールド・ガードナーを一撃で倒す事ができ、その分セットモンスターへ攻撃する余裕も出来る。
「バトル! ウェインでビッグ・シールド・ガードナーを攻撃! 【クロス・バレット】!」
ウェインが再び弾丸を放つと、今度は盾を貫通し、ビッグ・シールド・ガードナーを撃ち抜いて破壊する。
「よし! 続けてボルテック・バイコーンでセットモンスターを攻撃! 【ボルテック・ツインランス】!」
ボルテック・バイコーンがセットモンスターに突進すると、姿を現した男を角で貫く。
セットモンスター:名工 虎鉄 DEF:500
「セットモンスターは《名工 虎鉄》! そのリバース効果によりデッキから装備魔法1枚を手札に加える! 我が加えるのは《ミスト・ボディ》!」
シール 手札:2→3
「ターンエンド!」
LP:1800
手札:3
モンスター
・X-セイバー ウェイン
・ボルテック・バイコーン
魔法・罠
・セット
・セット
「エンドフェイズ時に罠カード《砂塵の大竜巻》を発動! 相手の場の魔法・罠カードを1枚破壊する!」
突然フレアの場に竜巻が発生すると、フレアの伏せカード、”リミット・リバース”を吹き飛ばし、破壊する。
「罠カードが…!?」
「ふふ……ありがとうシール。 私のターン」
ケースト 手札:3→4
「スタンバイフェイズに、《怨念のキラードール》の効果発動。 永続魔法の効果によって場から墓地に送られた時、自分のスタンバイフェイズ時に墓地から特殊召喚する」
ケーストが宣言すると、消滅したはずのキラードールが再び現れる。
ATK:1600
「嘘!? それじゃあ……」
「ふふ……ウィルスメールの効果を発動。 怨念のキラードールで直接攻撃を仕掛けるわ」
再びキラードールに紫の霧が纏わりつき、鎧の様になる。
霧の鎧を纏ったキラードールはフレアに飛びかかり、斧を振り下ろす。
「きゃあ!?」
フレア LP:1800→200
フレアを斬り付けた後、キラードールは再び消滅する。
「バトルフェイズ終了……魔法カード《古のルール》を発動。 手札からレベル5以上の通常モンスターを1体特殊召喚するわ。 レベル6の通常モンスター、《ネオアクア・マドール》を守備表示で特殊召喚」
ケーストの場に、仮面を付けた男の魔法使いが現れると、目の前に大きな氷の壁を作り出す。
DEF:3000
「守備力3000!? やっぱりこれって…!」
「気が付いたようね……私が与える試練は”鉄壁”」
「我が与える試練は”直接攻撃”! 貴様は壁で防ぐ事が出来ず、倒す事も出来ない攻撃にさらされ……」
「強大な”壁”が目の前に立ち塞がる……さあ、この試練……あなたは乗り越える事が出来るかしら? 私は伏せていた永続魔法《砂塵の結界》を発動。 場に存在する通常モンスターは相手の魔法効果を受けない。 そして、このカードは発動してから、私の2度目のスタンバイフェイズ時に破壊される……ターンエンド」
LP:4000
ケースト 手札:2
シール 手札:3
モンスター
・ネオアクア・マドール
魔法・罠
・砂塵の結界
・ウィルスメール
「私のターン! ドロー!」
フレア 手札:3→4
相手の壁をすり抜け、途切れる事の無い攻撃を行えるが、自らの隙が大きくなってしまうシール。
そして、相手の攻撃を通さない鉄壁の守りを誇るが、攻撃に難があるケースト。
この二人の戦術を組み合わせた、お互いの欠点を補い合う見事な戦術。
現時点のフレアの手札では、この戦術を破る事は出来なかった。
「……カードを伏せてターンエンド!」
LP:200
手札:3
モンスター
・X-セイバー ウェイン
・ボルテック・バイコーン
魔法・罠
・セット
・セット
「我のターン! ドロー!」
シール 手札:3→4
「スタンバイフェイズに墓地から《怨念のキラードール》を特殊召喚!」
シールの場で再び復活したキラードール。
次こそ、フレアの
ATK:1600
「そして《スカイオニヒトクイエイ》を召喚!」
シールの場に、いかにも凶暴そうに見える巨大なエイが現れる。
ATK:600
「これで終わりだ! ウィルスメールの効果を発動し、怨念のキラードールで直接攻撃!」
霧の鎧を纏い、キラードールはフレアへと襲い掛かる。
「罠カード《ガード・ブロック》を発動! 戦闘ダメージを0にして1枚ドロー!」
フレア 手札:3→4
「だが次は防げまい! スカイオニヒトクイエイは元より直接攻撃が出来るモンスターだ! 攻撃!」
スカイオニヒトクイエイはフレアを捕らえて捕食しようと、顎の触手を伸ばす。
「手札から《速攻のかかし》の効果発動! 直接攻撃宣言時、手札から捨てる事で攻撃を無効にし、バトルフェイズを強制終了させる!」
スカイオニヒトクイエイの触手が掴んだのはフレアではなく、 速攻のかかし。
流石に機械は食べられないのか、スカイオニヒトクイエイは興味無さ気にかかしを投げ捨てて場に戻る。
それと同時に、キラードールがウィルスメールの効果により消滅した。
「ちぃ! ならば2枚の装備魔法《レアゴールド・アーマー》と《ミスト・ボディ》を《ネオアクア・マドール》に装備! これで貴様はネオアクア・マドール以外のモンスターには攻撃出来ず、ネオアクア・マドールは戦闘で破壊されない! ターンエンドだ!」
LP:4000
ケースト 手札:2
シール 手札:1
モンスター
・ネオアクア・マドール
・スカイオニヒトクイエイ
魔法・罠
・砂塵の結界
・ウィルスメール
・レアゴールド・アーマー(ネオアクア・マドール)
・ミスト・ボディ(ネオアクア・マドール)
「私のターン! ドロー!」
フレア 手札:3→4
フレアの手札
クイック・シンクロン
スケープ・ゴート
シンクロ・チェンジ
地割れ
高い守備力、攻撃誘導、戦闘破壊耐性、魔法耐性。
これらを兼ね備えたネオアクア・マドールを倒すには、今のフレアの手札では不可能である。
「(あの二人のコンビネーションは本当に凄い…! でも、私は負ける訳には行かない……)」
フレアは自分の場にある、最後の伏せカードを見る。
「(それに……”結束”なら、私のデッキだって負けてない! …行くよ皆!) 速攻魔法《リロード》を発動! 手札を全てデッキに戻してシャッフル! 戻した枚数分だけドロー!」
フレアは手札4枚を全てデッキに戻し、デッキから4枚カードを引き抜く。
「……行くよ! チューナーモンスター《ドリル・シンクロン》を召喚!」
フレアの場に現れたのは”ドリル・ウォリアー”のチューナーとなる”ドリル・シンクロン”。
戦士族に貫通能力を与える事が出来るが、フレアの場にいる戦士族のウェインではネオアクア・マドールを貫通する為の攻撃力が足りない。
ATK:800
「チューナーモンスター……またシンクロをするつもりか?」
「ううん! 私の決闘はシンクロだけじゃないよ! ……遊星」
このカードは餞別だ。 きっとフレアなら、俺以上に使いこなす事が出来るだろう。
「ウェインをリリース! 手札から《ターレット・ウォリアー》を特殊召喚!」
ウェインが光の中に消えると、その光から両肩に旋回砲塔を備えた戦士が現れる。
フレアが遊星との別れ際に譲り受けた強力な戦士族モンスター、”ターレット・ウォリアー”である。
ATK:1200
「ターレット・ウォリアーの効果! このカードは戦士族を1体リリースして特殊召喚出来る! そして、この方法で特殊召喚に成功した時、このカードの攻撃力はリリースしたモンスターの元々の攻撃力分アップする! よってターレット・ウォリアーの攻撃力は―――」
ATK:1200→3300
「ネオアクア・マドールを上回った…!」
「だがネオアクア・マドールは戦闘では破壊されない!」
「破壊しなくてもいいの! ……LPを0にすれば! 魔法カード《シンクロ・ギフト》を発動! 自分のシンクロモンスター1体の攻撃力を0にする代わりに、シンクロモンスター以外のモンスターにそのシンクロモンスターの元々の攻撃力を加える! 《ボルテック・バイコーン》の攻撃力を《ターレット・ウォリアー》へ!」
ボルテック・バイコーンからオーラが発せられると、そのオーラがターレット・ウォリアーを包み込む。
ATK:3300→5800
「バトル! ターレット・ウォリアーでネオアクア・マドールを攻撃! そしてドリル・シンクロンの効果発動! 1ターンに一度、戦士族モンスターに貫通能力を与えるよ! 貫いて! 【リボルビング・ショット】!」
ターレット・ウォリアーが砲塔に付けられた機銃をネオアクア・マドールに向けると、一斉射撃を行う。
「これで最後! 速攻魔法《イージーチューニング》を発動! 墓地のチューナーを1体除外して、その除外したチューナーの攻撃力分、自分の場のモンスターの攻撃力をアップ! 墓地から攻撃力1200のチューナー《虚栄の大猿》を除外して、《ターレット・ウォリアー》の攻撃力を1200ポイントアップ!」
フレアの墓地から放たれた5つの光輪がターレット・ウォリアーを囲むと、ターレット・ウォリアーはさらに銃弾を乱射させる。
ATK:5800→7000
「馬鹿な!? 攻撃力7000だと!?」
「これではネオアクア・マドールが防ぎ切れない……!」
銃弾の嵐を氷の壁で防いでいたネオアクア・マドールだったが、とうとう耐え切れなくなり、氷の壁は無数の銃弾に貫かれ、ネオアクア・マドールと後ろのシールに命中する。
「ぐあぁぁぁ!!!」
「シール!?」
LP:4000→0
ソリッドビジョンが消え、決闘終了のアラームが鳴り響いた。
それと同時に、第二の扉が音を立てて開き始める。
第二の試練―――フレアのデッキを信じる心が”鉄壁”を貫き、見事”ワンショット・キル”で勝利を飾った。
フレアはカードと決闘盤を収め、二人に近づく。
「……強者よ、進むがいい。 この先にいるのも強者だ。 心してかかれ!」
「完敗よ。 油断していたのは、私達だったわね」
「ありがとうございます! 楽しい決闘でした!」
フレアは二人に頭を下げると、扉を潜って先へと進む。
次はどの様な相手が待っているのか。
その事とエアトスに近づいた事に胸を躍らせながら、フレアは神殿の廊下を進むのであった。
本当は第三の試練まで入れる予定だったのですが、先々の区切りが悪くなると思ったのでここまでに。
フリントの出番がさらに遠退いてしまいました。 申し訳ありません。
精霊世界編は後の第三、四、そしてもう1話入れて終了となります。
書き終った後、どうしてケーストが日本の昔話を知っているのかと気付く。
まあ知ってるかもしれないという設定が無くも無いので、その理由はまた後ほど。
ここで出てきたウイルスメールは世界観にあわせ、手紙ではなく鎧のようなデザインという事になってます。(ミラーメールみたいな)