こんにちは、楯無です。
第三話を投稿いたします。
文化祭シーズンに入り、ソーラン節を踊る事となった神影のクラス。
始めは順調そうに見え、
あの神影が「悪くないかな」と思っていた。
第三話では新しい人もでてきます。
では、第三話、どうかお楽しみ頂けますように。
練習を始めて、もうすぐ二週間経つ。
いつの間にか文化祭まではあと5日となっていた。
まぁ、悪くないかな。
少しそんな気もしていた。
今日までは。
やはり得意と不得意がハッキリしている。
得意とする者が、懸命に不得意とする者に教えてやっているが、
彼らはやる気などでないだろう。
どれだけやっても上手く出来ない。
それなのに大半の生徒は上達していくのだ。
実に惨めな事だろう。
僕はそれをなんの気にも留めずただじっと見ていた。
部活に行く生徒が多く、5時を回れば教室にいる生徒は少なくなる。
何故か今日は特に減りが激しいと思う。
「神影、ちょっとトイレ行ってくるな。」
「はーい、いてらぁー。」
「あ、縁、あたしも行く。」
そう言って、伶奈と縁が教室を去っていってすぐの事だ。
「野村、お前全然できてねーな。」
馬鹿げた事を言うものだなと思った。
確かに彼はクラスの中でも1、2を争う下手さだ。
しかしそれに対しそういった声をかけるのは完全に間違いだ。
「…やる気もねぇのに出来る訳ねぇだろ!」
そう言い残すと彼は教室を去っていった。
その時の教室の空気を僕は忘れないだろう。
異様な空気の中、先程の男子が口を開く。
「…んだよ!!!!」
それを合図とするかの様に教室に残っていた生徒がざわめきだした。
そこに伶奈と縁は帰って来た。
「…なんかあった?」
少し勘の良い2人はほぼ同じタイミングで僕に聞いてきた。
「あー…うん、野村がね。」
「野村ってあいつか、神影がよく絡んでたヤツ。」
縁にいたい所をつかれた。触れて欲しくなかったよ。
そう僕は、彼、野村 勇太と無関係ではないのだ。
とはいえ、まぁ中学が同じで、少し話してた事がある、というだけなのだが…。
もう、なんだってんだか分からないよ。
彼は高校ではボッチを決め込んでいるらしく、彼が誰かと話してる所など見た事がない。
要するに、僕以外から見れば
彼は僕以外と喋っていないのだ。
必然的に仲が良いと見られている。
「…とまぁそういう訳デス…。」
「やるわね、野村くん、前髪で隠してるあの左目にはきっと多大なる力があるのよ…!」
「…ま、まぁとにかくやらかしたね、あの人。」
縁の意見に間違いはない、どう考えてもやらかしているし、
これはフォローのしようもない。
どちらにも否はないのだから余計にタチが悪い。
ま、いづれにしろ僕には関係ないのだけど。
…んなんですまねぇよなぁ。
「お前からもなんか言ってやってくれよ」
は?ふざけんなよお前。
自分で謝りたくないだけじゃないの?心のなかで自分は悪くないって思ってるんだろ?
…なんで僕はいつもいつもいつもいつもこうなってしまっているんだろうか。
ファァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
なんというかごめんなさい、本当にごめんなさい。
駄文で。
ここまで読んで下さった皆様!マジ感謝です、ありがとうございました!!