「らっしゃいらっしゃいー!」
「今は活きのいいのがいっばいいるぜー!」
ざわざわ
元気のいい声がそこらじゅうから聞こえてくる
この街は前は海賊のせいで荒れていたが海軍に追い払ってもらった。今では特に問題も起きず平和にそれでいて活気があるいい街である。
そんな街に2人の子供がいた。
「お兄ちゃん…」
「小町。大丈夫だ。俺が守ってやる。」
不安そうな声を出している女の子はヒキガヤコマチ。貧相そう服装をしていて少し痩せていた。
コマチに優しくそれでいて力強く返事をしている男の子はヒキガヤハチマン。こちらも貧相そうな服装で身体はコマチよりも少し痩せていた。
なぜこんな小さな子供が2人で生きることになっているのか。
半年前までは家族で幸せに暮らしていた。
理由は両親に棄てられたからだ。
実をいうとハチマンとコマチは両親の実の子供ではなかった。
両親に子供が生まれなかったため孤児院から2人を引き取ったのだった。
だが、半年前、両親に子供がうまれ、ハチマンたちは用無しになったのだった。
そんな2人は今ある一つの店を見つめている
「コマチ。いつもどおりのでやるぞ」
「うん。お兄ちゃん」
そう言うとコマチが見つめていた店の前であたかもつまづいてこけたかのようにこけて、大声で泣き出した
店で売っていた人はそんなコマチを放っておけず、近づいていく
コマチを立たせて泣き止ませるとコマチが急ににやけてゆび
をさしていた。不思議に思ったその人はそのまま指を指した方向を見ると売っていた果物がいつの間にか盗られていた
あわててコマチの方を向くと、既にコマチは前方に兄らしき人物と逃げて行っていた。その兄らしき人物の背負ってる袋には果物らしきものが入っていて果物が奪われたと店主はようやく理解した
「ど、ど、泥棒だーーーー!」
「お兄ちゃん!やったね!」
「ああ。早く拠点に戻るぞ」
果物を奪った店からもう既に遠く離れていたコマチとハチマンは店からだいぶ離れたため警戒を解いていた。
ハチマンたちの拠点は森の中でうまい具合に隠れている。
拠点は2人が入って少しスペースが空くくらいしかないが
隠れ家としては見つかりにくく、孤児で物を盗って生活してるハチマンたちにとっては丁度いい場所だった。
今日もいつも通り拠点に着くと奪った食べ物をコマチと一緒に食べようとしていたが、今日はいつもとは違った。
「お前が~~~~~~~~~~だな」
話し声が聞こえてきた。声からして男性のようだが声が聞こえてきた時から少しコマチが震えていた。なぜそんな事で震えてるのかと言うと前の街にいた時に隠れ家がたまたま見つかり奴隷にして売るために襲われたのだ。そんなコマチを撫でて落ち着かせながら俺は聞き耳をたてていた。
「あの時から~~~~~~~~な」
言葉が聞こえるが所々抜けておりよくわからない。
ハチマンはもっとはっきりと聞くために少し近づいていく。
近づいて分かったことだがその男は墓に話してるようだ。
「~~!だれじゃ!」
突然男の警戒の声が聞こえた瞬間、男の姿がハチマンの視界から消えた。
「後ろじゃ」
そう言われ後ろを振り向くと声を出していたと思わしき男だった。
「がっはっはっは!わしゃーガープちゅうもんじゃ」
いかにも屈強そうな老人はそう名乗った
「そーかよ」
ぶっきらぼうにハチマンは返事を返し殴り掛かるがガープと名乗る老人に指一本で無力化された。
「かかか!元気がいーのぅー!して、お主名前は?」
「………性はねー。D=ハチマン。だ。」
ハチマンがそう言うとガープはひどく驚いていた。
驚いていた後1人でぼそぼそと呟いていた
「………これも運命という奴か?…」
「ハチマン。お主は1人か?」
「誰が教えるかよ。そもそも何でそんなこときーてくんだよ」
親に捨てられてから警戒心が強くなったハチマンが答えるはずもなかった。それに見ず知らずの人がいきなり聞いてきて困惑していた。
「ハチマン…お主を今まで育てていた親は本当の親じゃない」
「なっ!?なんでそんなこと言えんだよ!」
「お主の本当の親を知ってるからじゃ。」
「ハチマンの本当の親はヒキガヤ=D=タツヤじゃ」
さっきまであつくなっていたハチマンだが、今は情報収集が大事だとおもい、冷静になっていった。
「……理由は?」
「それを言う前に……そろそろ出てきたらどうだ?そこに隠れてる奴」
ガープがそういうと後ろの草陰からコマチが出てきた。
「な!コマチ!」
「お兄ちゃん…話を聞こうよ。コマチ、本当は初めから本当の親じゃないって知ってたんだ。コマチたちがいつも寝てる時間の時にたまたま起きたらその事について話してて…。だから!本当の親の事をコマチは知りたい!」
コマチの決意を知り、ハチマンは覚悟を決めた
「…分かった。…話してください」
「うむ。まずタツヤはもうこの世にはいない。
タツヤは儂の従兄弟じゃ。儂は海軍じゃが、タツヤは海賊になっての。それでいて自由に海を回りながら困ってる人がいたら何だかんだ助けていたやつじゃ。だが、ある時あやつは、病気になっての。
どんな医者でも治せない病でな。タツヤは、自分じゃ自分の仲間をもう守れないと悟って仲間を守るため海賊を辞めたのじゃ。
じゃが、あやつにも高額な賞金がついてる賞金首でそん時にお主らを産んだんじゃ。タツヤはお主らを自分じゃ守れないと思い孤児院の前に置いて妻と2人で静かに息を引き取ったのじゃ。」
ガープの話を聞いてハチマンとコマチは驚いていた。
「……そう、だったのか……」
「それで、お主らが良ければ儂と一緒にこんか?儂にもお主らと同じくらいの孫もいてのー。退屈せぬと思うが。」
「お兄ちゃん、ついていこ「ちょっと待てコマチ」」
「なんで、そこまでしてくれるんだ?俺達がその親の子供でもたいしてそっちにメリットはないだろ!なんでそこまでしてくれるんだよ!それに、今の話が本当と言える証拠は?」
「お主らの親…タツヤとの約束じゃよ。Dがついている事が何よりの証拠だ。」
そう言われ警戒しようとハチマンはするがコマチがハチマンに意を決心して話そうとしていた。
「お兄ちゃん。コマチはこの人のこと信じてみるよ!お兄ちゃんも信じてみようよ!」
コマチの目を見てその覚悟を知り、ハチマンも覚悟を決めた。
「…分かった…」
その返事を聞いてガープは満足そうにして言った。
「うむ!それじゃ船に乗るからな!それとワシのことはガープ叔父ちゃんと呼んでくれ!」
「うん!ガープ叔父ちゃん!」
「気が向いたらな」
そう言って船に乗り込み出航していった。
ここからハチマンとコマチの波乱の日々が巻き起こるのだが、その事をハチマンとコマチはまだ知らない…
話の繋げ方が難しい…