このすばに続いて見切り発車で書いちゃったよ…
どうも皆さんこんにちは、僕の名前は譜代晴天(ふだいせいてん)、ピチピチの17歳、夢は子供にかか…
『お、おい晴天どないした?いきなり自己語りなんて始めよってからに…最近のバイト疲れが溜まっとんのか?』
違うぞカンサイ、何か突然自己紹介をしたくなったんだ。
よく漫画とかの冒頭であるだろ?あれだよあれ。ちょっとピチピチは表現が古かったかな?
『ああ、晴天が読んどったドラク・ソボールとかにもあったなぁ。ピチピチ、まあええんちゃう?で、何で今なん?』
分かんない、もしかしたら最近労働時間が地味にだが長くなってきてるバイト疲れのせいかもしれないね…
店長人使い荒いんだよ…いくらカンサイの篭手のお陰で皆よりも働けるけどそれにしても限度って物が…その分ボーナス貰えてるからまだ良いんだけどさ。
『まあ、その気持ちには同意やな、金払いは割とええけどもうちょい休ませてもええやろ。あと何度も言うとるけども晴天、神器(セイクリッド・ギア)な神器!ワイが宿っとるその篭手は「
ゴメン、うっかりしてた。いつもはこんな事無いのに…
僕は自分の右手に付いている龍っぽい見た目のに篭手と左手の中指に嵌っている指輪を見る。
そうだ、確かアレは、僕がちょうど十歳の誕生日を迎えた日のことだった。
6年前
『おーい、坊主、坊主!』
「え?」
食事中に何か頭の中に声が響いてきて驚いた僕が、誕生日だからとお母さんが腕によりをかけて揚げてくれた大好物のコロッケを盛大に取りこぼしてしまったのはきっと止めようがなかったと思う。
いつもはおっとりしたお母さんからは「どうしたの?」と言われ、心配性なお父さんからは僕が直前まで話していた学校の話から、「な、何か学校であったのか?」と聞かれたのを僕はしっかりと覚えている。
『お?おおおッ!?やっと、やっとやぁ!コレでワイにも話し相手が出来たでぇ!!!』
「ひゃぁッ!?」
二度目に話しかけられた(と言うか騒がれた)時、僕はとんでもなくびっくりした。それはもう愛犬のチャイルに手をガチ噛みされた時以上だっただろう。
周りをキョロキョロと見回したがそれらしい声の主はいない、テレビでそんな台詞をいう人もいない。両親が心配そうに僕を見ていたのが分かっただけだ。
僕は可笑しくなってしまったのか?と思ったが、声は相変わらず『良かった、コイツが生まれて10年、毎日声を掛けとったかいがあったわ…』とうわ言を呟いていたので僕は取り敢えずさっさとご飯を食べ終えて自室に行くことにした。
意外と僕は逆境と言うかこう言う事態に強いみたいで10歳の時でもすぐに慣れた。
正直に言えばその頃漫画でそう言う展開があったから主人公と同じ行動をしたまでなんだけど…
チャイルに足を舐められたとさっきの言い訳をし、僕は自室に行って一言、「誰?」と聞いた。ソレはこう答えた。
『ワイはドラゴンである、名前はまだない、なんちって!』
どうやら悪い奴ではなさそうだと僕は本能的に思った。
事実ソイツは悪い奴ではなかった。
エセなのかネイティブか良く分からない関西弁ではあったが…
それからソイツから色々と話を聞いた。
自分は僕の右手にいつの間にか現れていた篭手に宿っている龍であること。
最初に言った通り、自分には名前など無いこと。
僕の篭手は神器(セイクリッド・ギア)と言い、神に創られた多種多様な効果を持つ凄いアイテムだということ。
自分の力ではただ倍にするしか出来ないが赤龍帝とかいうトンデモドラゴンならば時間を置いて何度でも倍化出来ること。
これがあると三大勢力がどうだのと、実に色々だった。
当時十歳の子供だった僕にはちんぷんかんぷんではあったがそう言うファンタジーチックな漫画を読んだり、不思議な話を聞くのは好きだったため数時間に及ぶ話を僕は相槌を打ちながら聞いていた。
話を聞き終えると僕は鼻息荒く、ものは試しと倍化。
すると僕の体は篭手から出る『Twice!』と言う音と共にいきなり体が軽くなったかのようにスイスイ動けるようになった。
その時僕はこう強く思った。
かけっことかドッジボールの時めちゃくちゃ有利になれる!と。
当時から夢は見るのにヤケに現実的な僕だったなあ…幸いソイツはそこまで荒事には使って欲しくなかったようで僕の思考を読んで「可愛らしい発想やな、でもそれでええわ」と一言。
まるで漫画やファンタジーの主役みたいで面白そうだと、幼い僕はソイツと共に生きることにした。
そこは細かく覚えてないんだけど多分仮Oライダーと重ねたんだろうね。
ただ、今よく考えたらどう足掻いたって神器は僕の一部と同じなので離れようもないことに気づいた…
それとこの力を使うには神器を発現させなければいけないのではっきり言おう、人前ではこれ、全然使えない。
人前じゃなければ思いっきり使うけどね。
『じゃこれからよろしゅーな!晴天!』
「よろしく!カンサイ!」
こうして僕は名もないドラゴン、今は僕が名づけたカンサイと過ごしている。
まあその後『ワイの名前それなん?』と言うクレームの元、また小一時間ほど議論したのだが結局カンサイと言う名前を覆すモノは無く、そのままで落ち着いたのだ。
それと翌日襲って来た地獄のような筋肉痛に心を折られかけたのをきっかけに僕の特訓が始まった。
まだ現在進行系で体験してるが我ながら凄い体験をしたものだ。
本当に紙面上でしか見たことないことが僕に起こっている。そうだ、そういえば指輪の方を教えないとね。
『晴天、お前が帰ってくるで』
お、噂をすればかな。
「…」(ガチャ)
「お帰り。もう戻って良いよ」
ドアを開け、帰ってきた僕の後ろから二人新たに僕が入ってくる。全員血塗れで…
計3人の僕(・)達に、僕は左手にはめた指輪を示す。すると僕達がまるで幽霊のように薄くなって消えていく。
これが僕に目覚めた二つ目の神器「
効果は耐久性は半分以下だけどそれ以外は僕と同じな分身を生み出すことだ、上限は現在14体。あの伝説的忍者「MENMA」の分身と比べるとなんとも微妙な人数だがバレーボールを二チーム、リベロ入りでプレイ出来る程の人数と見てくれればこれが中々多い事は分かるはずだ。
そして何とカンサイの解析の結果、これは僕の魂を分けてるから出来る芸等と判明。
魂とは分けられる物だと13歳の時知った。あと神器が2個宿るのは普通は無いらしいから僕は本当に特別だったみたいだ。
当時はもう一人の僕をドッペルゲンガーかと思ってたっけ…懐かしい。
そうそう、割と大事なことだけど6年に渡る鍛錬の結果、僕は「龍の手」の
姿は僕の愛読漫画「
使う相手いないのに使えるかぁッ!!と言う訳じゃあ無い、僕には分身がある。検証してみると僕への倍化も正常に出来た。
これが意味することはつまり、分身出来る限り僕の力が倍倍で増えるということだ。
僕は話に聞く赤龍帝らしい(嘘)
やっぱりというべきか流石に
あっちは通常時からそうなんだもの、こっちはまず禁手して出した分身に倍化をさせなきゃダメ。
それに分身を出さないといけないからタイムラグも少しある。全行程を合わせると精々が5秒程度だが戦闘において重要な時間が掛かる。普通でこうなので慌てたらもっと掛かる。
分身を消されたらそもそも倍化も出来ない…メリットもちゃんとあるのにちょっと悲観的に考えすぎたかな。
まあ禁手化出来ただけでも相当にすごいらしいけど、無条件で自分の上がいることは少し嫌な気分になるのが当然だろう。
その神器を今誰が持ってるかは知らないが僕がしてきた努力を踏みにじられた感が凄い。
宿主はカンサイ曰く割と近い所に反応があるらしいのだが、見つからない。
探知が得意なカンサイでさえ分からないという事はまだ神器に目覚めて無いのだろうか?
そう言うことなら納得できるのだが…別に、どうでも良いことか、少なくとも今は関係ない。
このことについてはカンサイから『ホンマ、えらいこっちゃなぁ…ワイはドラゴンやけど探知以外は木っ端も木っ端、最下級とまで言ってもええ、赤龍帝には逆立ちしたって勝てへんし傷も負わせられへん。それが禁手でちょっと劣るくらい?…ハハ、夢物語だと思ってたんやが久しぶりに滾るわ』と言われた。
カンサイは努力が実を結ぶのは好きらしい。僕は大好きだ。
で、話を戻すんだけど僕達が血まみれで帰ってきたのは何故か?
悪魔が、いるからだ。
僕の住んでる町、駒王町はどうやら悪魔が秘密裏に治める領地のようなものらしい。
そして、領主をやってる人の管理が甘く、色々と不都合な奴らが侵入しやすい状況にある。
俗に言うザル状態で市民の皆様は夜全く安心できないね。だから僕が狩ってるんだけど。
それと治めている悪魔が何かもカンサイが教えてくれた。
恐らく魔力の質的にグレモリーの血族ではないかとのこと。
今さらのことながら我が相方は街一つ分の探知能力に様々な知識も豊富とかなり有能だ。
そして調べてみると、グレモリーと言う悪魔は滅びの魔力なるものを宿し、それを相手に当てると並みの者ならば魂に至るまで全てを消滅させわれてしまうらしい。
どこぞのばーん!とやったら相手は死ぬ、に近い。
結構軽く言ったが実は怖い、めっちゃ怖い。僕が会った悪魔は知性がない者が多く、特に技術も何も無い力のみの攻撃しかしてこなかった。
でもグレモリーの力はただ当たるだけでヤバい。超ヤバい。
脳死で攻撃されても当たれば即アボンだ。この世から削除されてしまう。
そんな激ヤバな悪魔からは当然目は付けられたくないんだけどこの街にはあろうことか悪魔だけでなく堕天使もいる、他にもはぐれと呼ばれる連中がここらに相当数逃げて来てる。
一般人にとってはかなり危険な状況なのだ。
僕は平穏に暮らしたい。
言葉で言えばそれだけなんだけど課題も多い、悪魔や堕天使と言った人外は弱くても僕が3人~5人掛かりで単純な力が対等、つまりは強い。
『せやせや、アイツ等みーんな光の槍とか魔力で弾を撃って来て、羽虫みたいに周りを飛び回んねん。炎とか爪で叩き潰してもゴキブリみたいにしぶといわで、ホンマ勘弁して欲しかったわ』
そうなんだよなぁ、あっちは飛べるんだよ。こっちは禁手化しないと空も飛べないから対空手段も乏しい。
はっきり言って不利なんだよ、ホント世知辛い…
この前はボンテージ姿の痴女堕天使が雷みたいに突然光の槍とか投げてきた。
空から不意打ちは卑怯でしょうに…幸い逃げられたけど二回目来たら神器を使わなきゃ。
まず何で狙われたし…謎。
自慢だけど僕はこれでも陸上で全国レベルの実力はある。
そんな地味に凄い僕が手も足も出ない相手が裏の世界にはうじゃうじゃ…うぇっ…吐きそ…
武器も銃刀法違反に関わっちゃうから刀の類は持てないので倍化で堅くしてるとは言え工場とかにある鉄パイプ。
痕跡も出来る限りは消しておかないとこの領地の悪魔とかに目を付けられるし…
悪魔によってはバレたら俺の領地でナニシテンダー!!と激おこになる場合も少なくないらしいから出来れば目立つような事はしたくないんだけど…
でも人死にが関わって来たら僕の心持ち的にも動かないとなぁ…はあ…もうちょっと領主の悪魔が有能だったらこんなに気負うこと無いのに…
まぁグレモリーには七つの大罪の内の傲慢を司るルシファーの血が入ってるらしいから管理能力とかもおざなりになってるのかね?だとしたら絶許なんだけども。
と言うかこれって今更だけど無理ゲーと言うやつでは?
『てかそもそもが可笑しいねん、悪魔とか堕天使は本来外国のバケモンやん?何で日本で、しかも領主やっとんねん…連中頭可笑しいんとちゃう?』
そうだよ、ここ日本だよ?日本の神話の神達は何してるの?八百万の神でしょ?草薙の剣とか天照大神とか凄い神とか武具が文字通りゴマンといるのに何で治めてるのが悪魔なの?
これも神が死んだから?聖書の神は死んでるらしいからシステムにバグがどんどん生まれてるみたいなんだけど…それとか含めて全部外国の出来事ですやん…
ここ何度も言うけど日本だよ!?
僕の神器の2個持ちもその影響なのかな?ならしょうがないと言えるのか、そこは疑問だ…
『お?晴天、またお前や、一応無事?』
先程に加えまた僕の帰宅らしい。一人で慌ててるか…つまりはそういうことなんだろうな。
「…!!」バンッ!
そう考えた矢先、慌てた様子の僕が乱暴にドアを開け、こちらへ右手で4を、左手で1を示す。
やっぱり僕自ら出なきゃいけない奴らしい…
色んな説明
主人公・譜代青天(ふだいせいてん)
175センチと言うちょっと人より背が高いくらいの普通な男子高校生。
「龍の手」と「朧なる陽炎」の神器二個持ちで「龍の手」は禁手に至っている。
陸上全国レベルの身体能力持ち。
これだけ見ると俺TUEEEに見えるだろ?実はこれ、赤龍帝の大劣化なんだぜ…
カンサイ
木っ端なドラゴン、だが侮るなかれ下級でもドラゴンなのでタイマンならば中級悪魔も倒せる。
今は主人公の右手に龍の手として宿っている。
その口調は関西
龍の手
原作で殆んど出てこないハズレ、とまでは行かないが所有者の力によって強さが変わる神器。一個一個にドラゴンが宿ってるんですって。
効果は所有者の身体能力倍化。
主人公の禁手は倍化の譲渡が可能になった。それだけ。
朧なる陽炎
オリ神器、魂の一部を切り離し耐久性の低い分身体を何体も創りだす。現在の最高は13体。
龍の手の禁手とのコンボがめちゃ強いので赤龍帝越えも夢じゃないでござるな!!
ただ滅びの魔力とかで消されると主人公の魂ガガガガ!!
あ、ちなみにこれ、ハイスクールの暗い所を重点的に書いてくよ。
原作みたいなハーレムが見たいなら帰って、どうぞ。