IS-復讐を誓う仮面の戦士たち   作:甘々胡麻ざらし
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彼の過去へんでーす。
字がぐちゃぐちゃでーす。
ちゃんと伝わるか心配です。


彼の過去

君たちは転生というものを知っているか?よくあるのは人を守って死ぬor神様の気まぐれのどちらかで、大体が特典をもらって転生する。しかし彼は違った。彼はある日眼が覚めたら赤子になっており、なんの特別な力を持たずに生まれ変わった人間だ。彼はなんの不便もなくその世界で両親と暮らし、恋人を作り、幸せに成長していた。ならば何故そんな普通の彼がテロリストに墜ちたのか…。

 

-とある会社-

 

「ふぅ…。」

 

一息吐き、社長室の椅子に座ったのはこの会社の社長であり、仮面の戦士たちのリーダーを務める仮面ライダーゲンムこと壇 黎斗(だん くろと)である。

 

「なんだ?そんなに強敵だったのか?」

 

「違う。それより収穫はどうだ、ネガタロス?」

 

「そのアダ名はあまり好きではないのだが…。B国の無力化した兵士たちにも女尊男否の奴等はいたぜ。ざっと13人程な。」

 

ネガタロスと呼ばれた黒髪の青年はパラパラと資料を捲りながら伝える。

 

「そうか。なかなかの収穫だな。これで二週間はアマゾンズの食事には困らないな。」

 

「つーかお前さ。敵は殺さないのに女尊男否の連中は殺すとか矛盾してないか?」

 

「…確かに矛盾してるな。でもそんなやつらがいる限り、この世界は歪んだままになる。」

 

「はぁ…。やっぱり五年前のこと引きずってるのか?」

 

「…。」

 

そのとき黎斗は思い出していた。あのときの悲劇を…。

 

10年前…

 

当時黎斗は13歳であり中学を入学したばかりだった。

 

「黎斗君!きゃあ!」

 

「あ、■■ちゃん!」

 

■■と呼ばれた少女は思いっきり黎斗の前でずっこけた。この子は黎斗の幼馴染みであり、そして彼女でもある。小さい頃から変わらずドジっ子なのだがそれが可愛いらしい。そしてしばらく月日が流れ白騎士事件が起こった。結果として女尊男否の風潮が生まれたが、■■はいつもと変わらず、黎斗の側にいてくれた。それは中学を卒業しても変わらなかった。

 

「またね黎斗君!」

 

「またね■■!」

 

16歳となった黎斗は■■と別れ、自分の家に帰ると父親の壇 正宗(だん まさむね)にある提案をした。それはISを越えるパワードスーツを造り、この風潮を変え、ISを宇宙に連れていくことだった。無論正宗もそれに賛成し、そして17歳のときに父親が学会に発表し認められた。が…。

 

一年後…

 

黎斗は学校の通学路を一人ゲームをしながら歩いていた。

 

「黎斗くーん!」

 

「…あ。■■。」

 

■■は肩を上下させながら息を切らしていた。

 

「もう!黎斗君ったらまたゲームして。眼が悪くなりますよ!」

 

「メガネかけてる君に言われたくはないけど…。」

 

「そ、それは置いといてください!あと、彼女を置いていくなんてどうかしてますよ。」

 

「いや~新作のゲームを作るにあたってテストプレイを…。」

 

「駄目です!お父さんの仕事を手伝うのは良いですけどたまには息抜きもしてください!目の下に隈が出来てますよ!」

 

「ご、ごめん…。」

 

「では罰として手を繋いで登校しますよ!」

 

「ええ…。」

 

こうして■■にお説教を貰った黎斗は渋々ゲーム機を鞄に仕舞い、手を繋いだまま学校へ向かった。そして時間が流れ放課後。

 

「それにしてももう受験シーズンですねぇ。」

 

「■■は確かISの代表候補生になるんだよね?」

 

「はい!努力の結晶です!そっちはお父さんの仕事を手伝うのですよね?」

 

「ああ。お互い会える時間は少なくなるけど頑張ろうね。」

 

「はい!」

 

■■との幸せな会話をしていたとき、突然黎斗の携帯がなった。

 

「母さん?もしもし?」

 

『黎斗!大変なの!お父さんが!』

 

「わかった!すぐに向かう!」

 

「どうしたの黎斗君?」

 

「すまない■■。急な用事が入ったため先に帰らせてもらうよ。」

 

「う、うん…。」

 

黎斗は急いで父親の会社 ゲンムコーポレーションに向かうと数台のパトカーが停まっており、自分の母親の姿を確認し声をかける。

 

「母さん!」

 

「黎斗!」

 

「何があったんだ!?どうして父さんが"逮捕されないといけないんだ"!?」

 

「私にもわからないの…。」

 

すると会社の方から正宗が女性警官に連れられていた。

 

「父さん!何があったの!?」

 

「黎斗か…。どうやら私の容疑はテロを企てたとして逮捕だそうだ。」

 

「な、なんだって!?」

 

父親の正宗はそんなことをする人ではない。いつも社員たちを心から愛し、商品を愛し、自社で製作したゲームをプレイする人たちを愛する。そんな優しい父親だった。黎斗はあまりの出来事に悩ませていると。

 

「これが私に出来る親としての最後の手助けだ。あとのことはお前に任せる。(ボソッ」

 

「…!」

 

こうして正宗は連行され刑務所行きとなった。しかし、黎斗はそのときわかってしまったのだ。正宗が何故自分の名前で学会に発表したのか。それは黎斗を逮捕させないためだ。女尊男否の連中からすればこのパワードスーツは自分達にとって都合が悪くなる。ならばその設計者を逮捕すれば良いと。パワードスーツのすべての設計、システムなどは黎斗が考えたため、自分が逮捕されれば間違いなく完成しない。下手をすれば悪用されてしまう。だから正宗は自分を庇い、逮捕されたのだと…。

 

その後、正宗の冤罪は認められることなく結果は"死刑"となってしまった。明らかにおかしい判決だが女尊男否の影響より簡単に可能になってしまうのだ。そして母親も後を追うように病気で亡くなってしまった。黎斗は会社を継ぎ、社長として支えていったが、その心にはどす黒い怨念が渦巻いていた。

 

「このパワードスーツを完成させ、女尊男否の世の中をぶち壊す!そのためなら手段は選ばない!例え悪魔になろうとも!」

 

そして現在…

 

「私はこの世界を変える。例えそれが間違ったやり方だとしてもだ。」

 

「あっそ。だけど無理するなよ。何だかんだ言ってお前はまだ誰も自分の手で殺してない。やめようと思えばいつでも止めれるぞ。」

 

そう言いネガタロスは社長室を出ていった。

 

「まだ殺してないか…。どうなんだろうな…。なぁ■■。」

 

黎斗は引き出しから写真を一枚取り出した。そこには正宗が逮捕される前に撮った恋人との写真だった。

 

「頑張ってるか…■■…?」

 

黎斗はそう言いながら写真に写るメガネの女性を撫でた。




黎斗の恋人とはいったい…。


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