どうかよろしくお願いします。
恋と愛の違いとはいったい何だろうか
そもそも恋とはいったい何だろうか
愛とはいったい何だろうか
そして恋愛とはいったい何だろうか
また好きという感情とはいったい・・・
「は、ハックション。」
「なに椿、この時期に夏風邪なの?」
「そんなはずねーだろ。今何月と思ってるんだ。」
昨日は風呂上がりにそのまんま服を着ずに寝てしまったからきっと湯冷めだろ。
秋とは言えまだ残暑がある9月の中旬。
ここ星島はだいたい人口8万人と大きい島だ。元々は漁師を中心とした家族が島に暮らしていた。その時の人口は1000人ぐらいらしい。
今から30年以上前にある人間が動物と人間が共存できる町を作りたいと言って5年ぐらいかけてを1万人程度が住める町を作った。
ちなみに島の開拓には元からいた島民も賛成してらしい。
本当に昔は小学校から高校までしか学校もなく、大学に行くには島を出るしかない。買い物も食事には困らないものも家電製品や通院などは船で1時間以上かけて移動しなければならなく、少しうんざりしてたみたいだからだ。
開拓後は島にスーパーや娯楽施設も建てて、幼稚園と病院、大学も創立した。
もともとは昔からいた島民と研究者とその家族が住める程度のものだったが今のマンションだとペットが飼えないとか放し飼いができないから星島に住みたいという人が沢山出た。
その結果移住希望者が増えしかじか未開拓地も整備したものもこのままじゃ自然破壊にも繋がりえないため福岡と佐賀と行き来できるように橋を作り移住者を2万世帯までとして、自然とのバランスをなんとか保った。
俺、篠崎椿は産まれも育ちもこの星島だ。
母は福岡市の生まれだが祖父が海洋生物学の学者で9歳の時に母はここに来た。
父は東京生まれの東京育ち。大学生の頃にこの島にたったひとつある大学に通うためにきた。
そこで母と父は出会い、そして2人が26歳の頃に俺が産まれた。
そして隣にいるのは漣梨乃。俺の同じ年の幼馴染だ。梨乃のお父さんは猟師だ。主に牛や豚などを狩っている。
普通ならば牛や豚は一定の場所で誰かが飼いその後にまとめて殺されて解体処理をして精肉店などで販売が普通なのだが、この島の独自のルールで店で売る分は自分たちで放牧した牛や豚を狩って、狩場のスタッフの元で解体処理を行い店で売らなければならない。
この島の独自のルールで年中狩りし放題だがその狩りは条件付きだ。
狩のルール
・動物をむやみに殺してはならない
・狩りはAフィールドのみ
・Aフィールドでの狩りの乱獲を防ぐために狩り後は報告書を出し、現地でスタッフによって解体処理を行う
・Aフィールドでの狩りは食料目的以外は認めない。しかし解体処理後に残ったもののみ持ち帰って他のものに代用することも可能
など他にもたくさんルールがあるが正直覚えていないが、簡単に言えば必要以上に動物を殺すな。最低限の自然の摂理を守れということらしい。
牛も豚も同じ命がある。自分たちが生きるためには何かを犠牲にしなくてはならない。
俺たち人間は肉も食べる。だから牛や豚を殺して食べる。しかし、食べもせず殺したいから殺すや邪魔だから殺すのはただの虐殺でしかない。
その虐殺をなくし、動物の命のありがたさを感じるためにこの島では家畜の牛、豚は居らず全て半ば野生の状態だ。
そして食べたい時に食べる分だけ狩る。
現在の日本というよりは大昔の人類の生き方を少し実現させている。
命に感謝し、人間と動物が限りなく近く共存して行くためこの島では常に人の近くに必ず何かしろの動物がいる。
「そういえば椿は高校どの学科に行くの?やっぱり医学科?」
突然莉乃が聞いてきた。その質問をなぜしたかは大体分かる。
「そうだけど。それがどうした?」
「ううん。ただ聞いただけだから気にしないで。」
なんだか今日の莉乃は一段とテンションが低かった。普段はいつも明るいがここ最近はなんか無理やり感がある。
原因は多分一昨日の学校のホームルームだろう。
『皆さん。今配布したプリントは皆さんが高校にあがる時にどの学科に希望したいかの調査です。必ず出してくださいよ。期限は金曜日までですから、忘れないように。』
俺ら星島中はそのまんま星島生命附属高校に内部進学が可能だ。
星島生命附属には医学科、海洋科、農業科、普通科だ。
医学科は将来的に医師、獣医師、薬剤師など目指す人が通うコース。もちろん成績が良い人のみしか入れない。
海洋科は漁業関係や水族館関係などで働きたいという人が通う。また、在学中にダイビングのライセンスも取得できると
農業科は農業関係につきたい人が通う。品種改良など新種の食物をつくったりバイオエネルギーにも力入れいる。
普通科は主に文系が多く、スポーツ推薦組も普通科だ。
俺の成績はわりと良い方で今のまま成績をキープすれば医学科には行けそうだ。
莉乃はというと成績は面白いぐらいに悪い。しかし、運動神経は抜群でスポーツら何もやらせてもすぐに上達する。
ちなみに中2の時ソフトボールでエースとして全国大会に出場してる。
きっとスポーツ推薦枠で普通には入れるはずだがあいつは迷っていた。
理由までは知らないが。
「なぁ、莉乃。」
「なに?」
「お前なんで進路に迷ってんの?スポーツ推薦枠もらえるという話あるんだろ?」
俺はとうとう聞いてしまった。さすがに少しうざがられるかと思っていたが予想とは全然違かった。
「えっ。私スポーツ推薦断ったよ。」
「はっ!?」
今なんて答えた。こいつ。
スポーツ推薦断った?
なんで?
「だってさ〜。スポーツ推薦で行ったら他のスポーツできないじゃん。それに一応行きたいと思ってる学科はあるんだよね。」
あれ?俺の予想と違うぞ
「だったら、どうしてそんなにテンションが低いんだよ。」
「えっ。低いように見える?」
見える。見える。誰が見たって今日の莉乃はテンションが低い。
「なら、なにを考えてるんだ。お前らしく無いぞ。相談があるなら聞くぞ。」
「それは…。言わない。」
「はぁ?なんだよそれ。意味わかんねー。」
「乙女の秘密に意味もなにもない。椿には絶対言わない。私先に帰るから。じゃあね。」
「おい、待てよ。」
追いかけようと思ったがすぐにやめた。どうせ追いつけないのはわかってることだ。
さっきも言った通り運動神経抜群だから普通に足も速い。
まぁ、頑張れば追いつくんだろうけど追いかけるのが面倒くさい。
どうせいつかはその理由がわかるはずだ。
あいつはすぐにボロが出るから
それまで待つか。
感想よろしくお願いします