今日は先日、レミリアにお呼ばれされた『紅魔館』に向かっていた。で、今は霧のかかった大きな湖の前にいた。
「うわぁ~霧が薄いといってもそんなに前は見えねぇな。
なんかでかい反応があるからそれが紅魔館なんだろうけど。」
そういえば幻想郷を一人で動くのは初めてだな。いつもは藍がいたし、まあ後ろについてきているようだけど。ここまで助けとかはなかったしな、一人だろ。
「そんじゃ、行きますか。」
そう言って透夜は紅魔館と思われる反応に向かって湖の上を飛んで行った。
透夜が紅魔館に向かって飛んで行った後、透夜がいた場所から少し離れたところに藍が姿を現す。
「全く紫様も無茶を言う。
『透夜が心配だからってばれないように後をついてって』って透夜には能力で即ばれじゃないですか。
それに十分強いから大丈夫だとは思いますが・・・。とか言ってこうしているのだから私も透夜のことは心配というわけか。」
そう言って藍も透夜を追いかけ、湖の上を飛んで行った。
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湖の中心から紅魔館に向かっているとだんだんと霧が晴れ、紅魔館の姿が目に映った。
「おっ、多分あれだな。」
そう言って透夜は門の少し手前に降りると、そこでは赤い髪をした女性が5人の少女と遊んでいた。
透夜はとりあえず赤い髪の女性に話しかける。
「あの、すいません。ここが紅魔館ですか?」
「え、はい。そうですけど、何か御用ですか?」
「あー、レミリアに用があるんだけど・・・。」
「わかりました。ちょっと待っててください。
それじゃあチルノさん達、ちょっとお仕事してきますから少しの間待っていてください。」
「わかった!めーりんは仕事をしないとメイドちょ―に怒られるからな。」
「あはは、それじゃあ行ってきます。ルーミアさん、その方はお客さんなので食べないでくださいよ。」
そう言って女性は館の中に入っていった。
すると、女性と話していた青い服の少女が話しかけてきた。
「お前、始めてみる顔だな。なんていうんだ?」
「食べてもいい人類~?」
おい、金髪少女、話聞いてなかったのか?
「し、失礼だよチルノちゃん。」
「ルーミアも。」
「わはー」
・・・ちょっと試してみるか。
「俺は黒凪透夜っていう。さっきのヒトも言ってた通り
食べたらダメな人間だ。」
「そうか。あたいはち「ちょっと待て。」ん?なんだ?」
「お前の名前を当ててやろう。」
「おっ?よし!じゃあ当ててみろ。」
「そうだな、お前の名前は・・・『チルノ』だろ。」
「「!!」」
「おお!あたいそんなに有名なのか!」
「おお~」
「それでお前は『ルーミア』だろ。」
「「!!」」
「すごい!!すごいぞ、こいつ。さいきょーのあたいはともかく、ルーミアの名前まで当てるなんて。」
「すごいのだー!!」
そんなやり取りを見ていた残りの三人はちょっと困った感じで笑っている。まあ、すぐに驚かせてやる。
「それで右から順番に『大妖精』に『ミスティア』、『リグル』だろ。」
「「「!!!!!」」」
俺が三人の名前を言うと笑っていた三人の表情が一気に驚いた表情に変わる。
「おー!!みんなの名前を当てるなんてすごいなお前。」
「美鈴さんに名前を呼ばれてたチルノちゃんたちはともかく。」
「私たちの名前まで。」
「なんで。」
おおー、程よいぐらいに驚いてる。面白いな、こういうの。橙と話しているとよく出てくるからな。憶えておいてよかったわ。
そんな感想を心の中で抱いていると一瞬軽い頭痛が襲い、すぐ後ろから話しかけられた。
「こんにちは、透夜さん。ところでこれ、どんな状況ですか?」
確かに傍から見ればよく分からない状況だよな。二人は目を輝かせながらこっちを見てるし、残りの三人はなんか考えているし。
「こんにちは、咲夜さん。ちょっと遊んだらこうなっちゃって。」
「はぁ、何をしたらこうなるのですか?
それと私のことは咲夜で構いませんよ。」
「そうか?なら俺も透夜って呼んでくれ。敬語もいらないぞ。」
「わかりました。ですが今日はお嬢様のお客様なので。」
咲夜とそんな話をしていると咲夜を呼びに行った女性が頭にナイフが刺さった状態で戻ってきた。
「うぅ~ひどいですよ咲夜さん。ちゃんと仕事したじゃないですか。」
「あっ、彼女が門番の『紅 美鈴』です。」
「えっ、無視ですか。あっ、初めまして透夜さん。紅美鈴です。気軽に美鈴と呼んでください。敬語は癖みたいなものなので気にしないでください。」
「わかった。とりあえず初めまして、黒凪透夜です。よろしく。」
「はい、よろしくお願いします。」
お互い自己紹介をし、美鈴に気になることについて尋ねた。
「なぁ美鈴。その、頭に刺さっているナイフはどうしたんだ?」
「これですか?これはさく「それでは透夜さん行きましょう。」ちょっと咲夜さん?」
「えっ、でも「行きましょう透夜さん。」頭の「行きましょう。」ナイフが「透夜さん。」…はい。」
そうして俺は咲夜に押されて紅魔館に入っていった。
・・・咲夜は怒らせないほうがいいな。
ついでに美鈴はチルノたちと遊び始めていた。
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―コンコン
「お嬢様、透夜さんをお連れしました。」
「入っていいわよ。」
「失礼します。」
「失礼します。」
透夜は咲夜の後を追って部屋に入った。
部屋にはレミリアが扉の間に机を挟んで座っていた。机の上にある紙の山があることから仕事中だったのだろう。
「こんにちは、透夜。二日ぶりかしら。」
「あの時は12時をまわっていたから正確には一日ぶりだな。」
「そう。ところで今からティータイムにしようと思っていたのだけれども一緒にどうかしら?」
「別に急ぎでもないからいいぞ。」
「なら咲夜。ゆっくりでいいからお茶とお菓子をお願い。」
「かしこまりました。透夜さんはお飲み物は紅茶とコーヒー、どちらがよろしいでしょうか?」
「あーごめん。よくわからないから任せるよ。」
「かしこまりました。」
そう言うと咲夜はお茶を準備しに部屋を出た。
「立って待っているのもあれだからそこの椅子にでも座りなさい。」
そう言ってエミリアは部屋の隅にある椅子を指さす。
俺はその椅子を机の前に置き、レミリアの正面に座る。
「悪いな。」
「いいえ、客人ですもの。立たせておくのもいけないわ。
それと、『空間把握』は切っておきなさい。」
「それまたなんで?」
「あなた、瞬間移動とかしたりされたりすると頭痛がするでしょ。」
あれ?俺、レミリアにそのこと伝えたっけ。まあいいや。とりあえず言われた通り切っておこう。
「ああ。それで、一応切っておいたけどなんでだ?」
「咲夜の能力、『時間を操る程度の能力』で時間を止めて移動するからよ。」
「なるほど。空間系の能力だと思ってたわ。」
だから急に後ろにいたりするのか。って、時間を操るってかなりの反則だろ。
と、そんなことを考えていると、いきなり咲夜が現れビックリする。ついでにテーブルもセットおり、上には色とりどりのお菓子が並べられている。
「お待たせいたしました。」
「ありがとう咲夜。
それじゃあお茶にしましょう。」
レミリアはそう言うと咲夜の準備した椅子に移動した。
透夜もレミリアの向かいの椅子に座る。
「なあレミリア、今日は・・・。」
「わかっているわ。記憶を思い出しに来たんでしょ。
ただもうちょっと準備に時間がかかるみたいだから待ってちょうだい。準備できたら咲夜が呼びに来るから。」
そう言われ部屋を見渡すといつの間にか咲夜はいなくなっていた。
「ホントに便利だな、咲夜の能力。」
その後、レミリアとは少し世間話をして時間を潰した。今聞いているのはレミリアたちが起こした紅霧異変の話だ。
「と、まあ霊夢たちと出会ったのはこんな感じね。」
「お嬢様、準備が終わったようです。」
丁度、レミリアたちと霊夢の出会い話が終わったところで咲夜が戻ってきた。
「ありがとう咲夜。それじゃあ行きましょう。」
「ああ。」
そうして透夜はレミリアに連れられ部屋を出た。
どうもこんにちは。毎度お馴染み、chacoです。
「ここでは初めましてね、レミリアよ。今回の話はいかがだったかしら?」
やっと話が進み始めた気がする。
「でも今回はそんなに進んでないわよね?」
この作品は大体1話当たり3000字ぐらいを目安に書いているんだけどなかなかね。
それに今回はもうちょっと進む予定だったんだけど・・・。
「予定のところまで行けなかったわけね。」
そうなんだよな~。チルノたちの部分が楽しくってつい。
「計画性がないからそうなるのよ。で、何でこんなギリギリなのかしら?」
れ、レミリア、目が笑ってないよ(汗)
「そりゃあ土曜までに投稿するって言って結局日付が変わるギリギリなんだもの。
怒りたくもなるでしょう。」
返す言葉もございません。
「まぁ、そのことは後でお話するとして、そろそろ締めちゃいましょう。」
それでは
「「ここまで読んでいただきありがとうございました。」」
夜遅くの投稿となってすいません。受験が終わり次第夕方の投稿にしようと思っています。なのでそれまでは今の時間帯になります。
「週1回は必ず投稿させるわ。」
と、いうことでこれからもよろしくお願いします。
次回も土曜日投稿です。
「「それではまた次の話で!!」」
「はい、そこに正座。」
はい・・・