戦姫絶拳シンフォギアF   作:病んでるくらいが一番

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G編スタートします。

そして重要な事を書き忘れていました。指摘してくれた方ありがとうございます。

クリスの心臓付近に爆弾があるとフィーネが言って、流や弦十郎を牽制しましたが、あれは嘘です。
クリスの心臓周りにそういった物はなく、フィーネに騙されたことになります。言葉だけで封殺できる事をフィーネは分かっていました。


第2期 シンフォギアG?
#21『隠密の本気』


「……」

 

 響とクリス、それに友里あおいが現地オペレーターとして、ソロモンの杖輸送計画を完遂すべく、列車で岩国米軍基地へ向かっている。その場にはあのウェル博士もいる。

 

「全く気が付かれんな」

 

 翼は「QUEENS of MUSIC」の直前リハーサルを行っている。またマリアも同じくリハーサルに励んでいるはずだ。マリアの付き人としてここ数日仕事をしているが、今日はどうしても調整できなかった前からの仕事ということで、抜けさせてもらっている。高い菓子折りと帰り際に料理を渡してもらえるように言ってある事を告げると、にこやかに送り出してくれた。

 

「この基地がザルなのか、緒川家がおかしいだけなのか……後者だな」

 

 流は今、クリス達がソロモンの杖を輸送する場所である、岩国米軍基地に潜入している。忍びの修行のために行ったことのある緒川家と、この基地の警備レベルを比較して、NINJAがおかしいと結論づけた。

 

 基地に不法侵入など、国際問題に発展しかねない事をしているが、響やクリスが列車でノイズに襲われていると連絡があったので、後に起こることでそんなことを言っている暇がなくなる。

 まず日本のシンフォギア装者に、まだアメリカの研究機関に所属しているウェルが攻撃した時点で、向こうが悪い。

 

(列車の人員は可能な限り減らし、列車を運行しているスタッフは、緒川家やそれらの忍者の系譜から出された人材。危険なら逃げるように言われているから問題ないはず。基地の奴らは知らん)

 

 流は長く恨むことが少ない人間だが、母親であるフィーネがアメリカ軍人に、銃で狙われた事に対してまだ腹を立てている。

 しかも、今のアメリカ上層部はフロンティアで地球外へ逃げようとしている人達なので、ソロモンの杖の共同研究というのも怪しいものだ。

 

 なお、ソロモンの杖はフィーネがアメリカから巻き上げた物で、本来アメリカの物なのだが、アメリカを嫌ってしまっている流はその事を無視している。

 

 

「皆さんが守ってくれたこれは必ず役立ててみせますよ」

 

「不束なソロモンの杖ですが、よろしくお願いします」

 

「頼んだからな」

 

 無事クリスと響、友里が基地の前で杖の輸送を終えた。

 

 流は生で英雄の事を語るウェルを見て、始めの頃の狂気に満ちたフィーネと同じ空気を感じた。濃度は流石にフィーネの方がやばいと感じるが。

 

「さて、行きますか」

 

 ウェルは護衛の軍人に囲まれながら、基地の中に入っていった。流はそれをバレないように尾行する。

 尾行を始めてすぐ、クリスからメールが来た。

 

『列車を別の手段で追っていたんだよな? なんでノイズに襲われても出てこなかった! あたし達を捨てる気なのか……』

 

『俺はクリスを信じているから、あえて出なかった』

 

『……帰るぞ』

 

『この後はマリアの付き人』

 

 壁に張り付き、ウェルを視界に入れながらメールの返信を返していたが、クリスから返事が来なくなった。クリスは流がマリアの付き人をやっている事が気に食わないので、不貞腐れたなと予想して端末をしまう。

 

『列車を故意にぶっ壊したら始末書な。俺は手伝わんし、未来の力を借りたら怒るから』

 

「そんなあああああ!!」

 

 響にもメールを送っておいた。既に基地から離れているはずなのに、叫び声が聞こえたような気がした。

 

 

 

「ぐああああ!!」

 

「なんでノイズが!」

 

「うわああああああああ!!」

 

 ウェルを護衛していた軍人が、いきなり現れたノイズによって灰になった。

 

「ここは監視塔とデータセンターと中枢部を壊しておけば、僕の痕跡は消えますかね。おっとこれを取り忘れてはいけません」

 

 ソロモンの杖は72種類のコマンドを組み合わせて、ノイズを操ることの出来る完全聖遺物だ。遅延命令でも出して、軍人を襲わせたのだろう。

 

 ウェルが高笑いをしながら、ケースから杖を回収し、大小様々なノイズをばらまいて行く。

 

「あいつを本当に生かしておいていいのか?……やっぱりlinkerに必要か。竜宮のくそ環境で改良レシピを作れたんだし、いい環境なら早まりそうだもんな」

 

 基地がノイズによって大混乱している中、ウェルは事前に用意しておいたのか、一般乗用車に乗り込んで、クリス達とは逆の方向の入口から出ていった。

 

「車に発信機もつけたし、距離を置いて行くか」

 

 ウェルが乗り込んでいる間に、流は接近して車の裏に発信機を取り付けた。流は基地の近くに隠しておいたバイクに跨り、少し距離を開けて、ウェルの車を追いかける。

 

 

 **********

 

 

「甘いってのはいいですね〜」

 

『なあ、あいつって逃亡中じゃなかったのか?』

 

 ウェルが三件目の寄り道をしたので、その店を通り過ぎて、曲がった先で止まって監視する。

 

「……二課は決定的な証拠がないと強権を発動できないからな。今の段階では絶対に追われていないと思ってるんだろ。この時点ではメタ視点じゃないと無理だし」

 

 既に諭吉が一人お亡くなりになっているのだが、独立した後のF.I.S.に金がなかったのは、ウェル博士を飼っていたからなのではないか、と彼は真剣に悩み始めた。お菓子しか食べない偏食家は絶対に金がかかる。

 

『にしても、その変装は気持ち悪いな』

 

 奏はこちらを見て、苦いものでも食べたかのような表情で、流の全身を眺める。

 

 今の流は女装している。流は公式には死んでいて、国のデータベースには情報すらない。風鳴流もまともにデータがない。でも、もし顔が知られていたら不味いので、緒川慎次から学んだ【変装術】を使っている。

 

「こういう時は男に変装するよりも、女に変装した方が、色々と便利なんだよ。胸は邪魔だからやってないけど」

 

『有用性はわかってるよ。単純にキモい』

 

「なんでだよ、美人に仕上げただろ? 大和撫子的な?」

 

『だからキモいって言ってんだよ!』

 

「ブスに変装するのも嫌だし……行くよ」

 

 雑談をしていると、マロンパフェを食べ終えたウェル博士が車を発進させた。

 

『あれ? バイクには乗らないのか?』

 

「長時間同じようなバイクが後ろを走ってたらわかるっしょ。ここからは歩きだな……スカートにしなきゃ良かった」

 

 気配を消してビルを駆け上がり、ビルの屋上を伝い、ウェル博士を追う。

 

 

 **********

 

 

『今は大丈夫?』

 

「大丈夫だよ。風の音がうるさいかもしれないけど、それは勘弁してね」

 

『ええ』

 

 尾行中、流に了子から緊急の電話が来たので、走りながら電話に出る。

 

『マリア、この名前ではピンと来なかったわ。でも、カデンツァヴナ・イヴ、こっちには聞き覚えがあったのよ』

 

「セレナ・カデンツァヴナ・イヴ」

 

『そう、アメリカの組織にいたレセプターチルドレンの一人、フィーネの魂を宿せる可能性のある子供達を使って、非合法なことを繰り返していた場所の正規適合者。今回は彼女らが何かを起こすのかしら』

 

 流が知っていて、無力だったから死んでしまった人の一人。流が絶対に背負わないといけない罪の一つ。

 

「起こる前に終わらせる」

 

『その為に最近はクリスを放っておいて、外泊を繰り返していたのね』

 

「……あのさ、浮気男みたいな言い方やめてくれない?」

 

 ボソボソと了子が「クリスは捨てられたのね」や「体だけの関係」など、言いたい放題である。流は別にクリスを捨てる捨てない以前の問題であるし、そういう事をした事は無い……クリスとした覚えはない。

 

『強がんな。経験が』

 

「うるさい」

 

 強いていえば、何故かクリスが風呂から上がって着替えている時に鍵を閉めていなくて遭遇してしまったり、風呂に鍵が掛かっておらず真っ暗なままノックにも反応しなかったのでいないと思って入ったら湯船にいたり、リビングで着替えていたり、身長が小さいため全く合わない流のシャツを着ていたりなどなどなど。

 

(俺は悪くない)

 

『私にも会いに来てくれなくて寂しいのよ?』

 

「……了子ママには後で会いに行くから! さっきの襲撃の事で、多分わかったことがあると思うけど、まだ公表しないで」

 

『ノイズを操れる聖遺物は他にもあるかもしれないけど、最有力はあの科学者(ウェル)がソロモンの杖で命令しておいたってところですもんね』

 

「そう。だけど、今ウェルを捕まえられると困る。俺が全てを手に入れる」

 

『……無茶は駄目よ?』

 

「うん、大丈夫……あー、お願いが一つあるんだけど」

 

『いいわよ? 言ってみなさい』

 

「あのさ、あるかはわからないんだけど…………」

 

 流は必要な話が終わり電話を切った。

 

「なあ、クリスのあの無防備さって、なんで? 誘ってんの?」

 

『うら若きウブな子が、そんなことする訳ないだろ。勘違いして痛い目にあいたくないなら、やめておけ』

 

「だよな」

 

 クリスのアタックは今のところ全く実っていない。流には最強の見えない盾がいるからだ。

 

 

 **********

 

 

 ウェルが夕方になって「QUEENS of MUSIC」の会場近くに到着し、端末でどこかに連絡を取った。ソロモンの杖を白衣の中に隠し、車の外に出てきた。

 

【影縫い】

 

「あれ?」

 

「寝てろ」

 

 ウェルは車から出ると、その格好から動けなくなった。流はウェルの横に近づき、緒川から極力使うなと言われている、人をすぐに昏睡させることが出来る薬を嗅がせ、ウェルは意識を失う。

 流や弦十郎でも嗅いで何もさせなければ、数十秒で寝てしまうやばい品だ。自らの肉体を傷つけ、効果を吹っ飛ばすなんて事をする人達なので、有効打になるかと言われれば微妙である。

 

 ソロモンの杖を回収し、ウェルがさっきまで使っていた車の中に押し込める。

 

「えーと……指紋認証か、ありがたい」

 

 ウェルの端末を取り出して、認証をくぐり抜けたあと、送信履歴を見る。最新の送り主へのアドレス登録はなく、こんな内容を送っていた。

 

『Si Vis Pacem,Para Bellum』

 

「……(しん)言か。平和が欲しければ戦へ備えろだったかな? 多分マリアじゃなくて、ナスターシャに送ったやつか」

 

 ウェルの端末を弄りながら、車を走らせる。

 なお、流はまだ17歳であり、車の免許は持っていない。更に端末を弄りながらの運転である。

 

 

 

 

 ナスターシャ達がいる場所へ向かっている途中、人がいい感じにいない路地裏を見つけたので、車をそこに向かわせる。

 

「男を脱がせるのは嫌なんだけどな」

 

 流はウェルの服を全部脱がせて、危険物を持っていないか確認する。その後、拘束服を着させて、その上から更に鎖で拘束する。

 

「ウェルは何だかんだ師匠(緒川)の影縫いを破った事があるからな」

 

 アニメ2期のラストで、影縫いで止められたにも関わらず動けた人間の一人。あの時はネフィリムの腕だったが、ウェルは気合でどうにかする部類の人間でもあるので厳重に拘束する。死にかけだったのに、キャロルに最高の嫌がらせをしていたのが最たる例だろう。

 

「さて、向かいますか」

 

『大丈夫なんだよな? 死なないよな?』

 

 ウェルの全裸など見たくなかったのか、消えていた奏が出てきて、そんな心配をしてくる。

 

「死なないための先制攻撃だから」

 

『無茶だけはするな!』

 

「おう」

 

 ナスターシャ達が移動拠点を止めている、立地が悪くて放置されてしまっている、立体駐車場の少し手前まで来て車を止めた。ウェルをしっかり椅子に拘束してから、ナスターシャ達の元へ、気配を消して向かう。

 

「……女装はやめておくか」

 

 いつもの格好に【変装術】で早着替えした。

 

 

 **********

 

 

 ほとんど使われていない立体駐車場には、巨大な車が一台止まっていた。流はその車の入口に近づき、観察してみる。

 

(電子キーか……)

 

 時間をかければハッキングも出来そうだが、既にマリアは歌い始めている。その後、司会や参加アーティストの会話で場を繋ぎ、マリアの着替えが終わり次第、翼とマリアの歌が始まってしまう。

 

 ウェルの端末は開きっぱなしにしてある。それで先程送ったアドレスに、

 

『やはりフォニックゲインが足りるかわからないだろう。起動させる事はこの計画にとって最も大事な事だ。他の装者も参戦してくる可能性を考えて、こちらに二人を来させるべきだ』

 

 というウェルの今までのメールの内容を見て、言語を合わせ、書き方を真似て送った。結局、調と切歌はマリアの元へ送るので、遅いか早いかの違いだろうし、マリア一人で装者三人と戦わせるなんていう愚行を、ナスターシャは犯さないだろう。流は車の角に隠れる。

 

 するとすぐに、月読調(つくよみしらべ)暁切歌(あかつききりか)が出てきた。

 

「マリアの援軍」

 

「頑張るデース!」

 

【分身の術】

 

 気配を消して、二人の背後から近づき、分身の術で流は分身し、調と切歌の胸元にある『シュルシャガナ』と『イガリマ』を盗み取る。

 胸に手が当たってしまったのは意図したことではなかったはずだ。それを流は奏には誓えないが……。

 

「え?」

 

「デース?」

 

 車の扉が閉まる前に中に入る。

 

「二人とも、叫んで」

 

「動くな!」

 

【影縫い】

 

 驚きの声をあげた二人が気になったのか、中に入ると、入口を見ていたナスターシャと目が合った。流は反射でクナイを彼女の影と車椅子の影に投げ、動きを止めることが出来た。

 

「あぶねえ。喋ったら二人を殺す」

 

 すぐにナスターシャの元に行き、操作盤に設置されている『神獣鏡(シェンショウジン)』を取り外す。そしてナスターシャが無駄に話すと、面倒になるので脅しておく。

 

「「マム!」」

 

 驚きから回復した二人は、急いで車の中に入ってきた。

 

「動くな!」

 

 流はナスターシャの横に立ち、クナイを手に持って二人に指示を出す。

 

「ネフシュタンのように会場の下にあるかと思ったが、あれの後だと回収はできない。ネフィリムをこの場に持ってこい……切歌が取りに行け」

 

「QUEENS of MUSIC」の場で宣戦布告をした後、増殖型ノイズを放ち、響達の絶唱でネフィリムを起動した。あの時は少し離れたところに少女達はいたし、会場にウェルがいたが、覚醒したネフィリムを隠すには、神獣鏡の力を使っていたはずだ。

 そうでなければ完全聖遺物なんて簡単に見つかってしまう。例外は了子のように内部で設定を切り替えるくらいで、内部犯でない限り二課の調査力は神獣鏡がなければ欺けない。

 

「ふざけるなデース!!」

 

「もしやらなかったら、ソロモンの杖、シュルシャガナ、イガリマ、神獣鏡を壊し、そしてナスターシャを殺す!」

 

「ソロモンの杖はここには……まさか!」

 

 調はウェルのメールで、自分達が車から出て、アリーナに向かおうとした事に行き着いた。

 

「……切ちゃん。持ってきて」

 

「で、でも!」

 

「ドクターは既に捕まってる。私達も変身できない。マムは人質」

 

「わかったデース……」

 

 調が説得してくれ、切歌は車の奥に向かった。

 

「ナスターシャを戦闘もできる車椅子から下ろしたい。調は椅子を持ってきてくれ。マムのためだ」

 

「わかった」

 

 調は文句を言わず、すぐに座り心地の良さそうな椅子を持ってきた。流はナスターシャに動かないように告げてから、優しく持ち上げて椅子に座らせた。

 

「調は俺の近くにいろ。切歌の元には行くな」

 

「……わかった」

 

 調は変態を見るような顔でこちらを見た後、こちらに近づいてきた。流は調と切歌が二人でいると、道理を無視して何かを成し遂げられる力が発生する事を恐れ、二人を近づけないようにした。聖遺物が離れていても、気合があれば起動させてしまうのが、シンフォギア装者だ。この二人はセットだと奇跡を起こせる確率が上がる。

 そんな思いがあったのだが、調に流は性犯罪者として見られている。胸を触られたことを思い出したようだ。

 

「……基本操作は二課と同じか」

 

 コンソールには司会が場を繋いでいる、コンサートの中継が流れていた。流はコンソールを弄って、マリアの無線に繋げる。

 

「マリアさん」

 

『あなたは流ね。もう仕事は終わったのかしら』

 

「はい、終わりましたよ」

 

 コンサートのスタッフが使う無線の方が繋がったと思ったようで、付き人轟流に対する接し方で話してくれている。

 

「マリアさん、あなたの歌は大好きですし、あなたの事も割と好きですよ。さて、マリア・カデンツァヴナ・イヴ。ドクターウェルは拘束し、サクリストS(ソロモンの杖)は奪取した」

 

『何を言っているの? 変な冗談はやめなさい』

 

「ナスターシャ教授を人質に取り、月読調と暁切歌から聖遺物を奪い、神獣鏡も奪取した」

 

「……持ってきたデース」

 

 ちょうど切歌がケースに入れ直したネフィリムを持ってきてくれた。流はそれを受け取る。見た感じまだ基底状態のままのようだ。

 

『貴様! マムと調と切歌には手を出すな!』

 

 ウェルの名前が無いことに、流は涙が流れそうになった。

 

「今ちょうどネフィリムも手に入れた。今夜の作戦は中止です。ですが、マリアさん。歌姫マリアとして「QUEENS of MUSIC」はしっかり歌い切ってください。そうすれば人質を傷つけることはしません」

 

『……わかった。まずは歌姫マリアを演じきって見せよう』

 

「その演じるって奴嫌いだわ。マリアさんだって、歌うのが嫌いなわけじゃないですよね?……まあ、付き人として、ファンとして応援しています。誠心誠意あなたの事を思って付き人をしていたのは、あなたの歌が好きになったからですし」

 

 流は無線を切った。


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