ただいま峰田で奮闘中。   作:とろろ~

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今日の投稿、三件目!


16話

「峰田君!僕は・・・僕はヒーローの卵に!雄英に入れたよ!」

 

モジャモジャの緑色の髪の毛を頑張ってウサギのようなV字を表すようなオールマイトな髪型にした少年が言う。

 

そうか!良かったな!たださ・・・なんでそんな筋骨隆々なん?なんでオールマイトに近しい感じになってんの?

 

「そんなの決まってるさ!君の言葉のお陰でいっぱい鍛えたからね!」

 

そうか。わかった。おめでとう。自分のせいか。ちょっ、なんでそんなジリジリと近づくんだ?

 

「何をいってるのさ!ありがとうという気持ちを身体で表現し、友情を確かめるためさ!」

 

・・・ちなみにその表現方法は?

 

「ハグさ!」

 

ダッシュで逃げる!!

を選択した。

 

しかし魔王からは逃げられない。回り込まれてしまった。

 

「さあ!友情を確かめ合おう!!」

 

筋肉が!筋肉が迫って!!い、いやーーーー!!!!

 

 

 

 

 

 

「おーい。そろそろおk」

「いやーーーーめてーーー!!!!」

「うるせぇ!!」

 

ゴフッ!

 

は、腹に衝撃が?!はっ!ここは?!緑谷は?!

 

「緑谷って誰だよ。早く準備しろよ。送ってやっから。」

 

峰田父上がダルそうに言いながら部屋を出ていった。

 

ふぅぅぅ。マジで夢で良かったーー!あんなことになったら原作崩壊すんだろ!全部ワンパンチで終わってまうわ!ワンパンマンだわ!

 

などとツッコミをいれながら着替えます。

 

皆さん、おはようございます。そんな制服に着替えてるのは峰田実になりました青年Aです。

 

しかしながら本当に嫌な夢を見ました。おそらく原因は先日見た動画によるものかと思います。

 

 

 

 

 

「おーい、息子~。これ見てみろよ。」

 

なんぞ?

 

峰田父上がタブレットを持ってきて画面を見せる。そこには動画投稿サイトが映っておりタイトルに【開発少女part14】とあった。

 

動画を再生すると

『この動画は特別な許可を得て撮影されております。』

というテロップが流れ、流れ終わるとどこぞで見たことのある少女が出てきた。

 

『さあ、本日も皆さんに見てもらいたいベイビーを紹介します!』

 

少しブカブカとした作業服を着て顔に油汚れを付けているが、どう見ても以前助けた発明大好きっ子ピンク髪の少女である。だいぶ一部が育ってらっしゃる。

 

『それがこちら!ザ・ワイヤーアロウ2号です!1号との違いはこのアンカーとなる部分の先端部!1号は先端部が矢の形をとっており、壁や岩場にひっかける、もしくは刺して使いますが2号はこの玉の形を採用!この玉の特性は超くっつきます!壁を痛めることはございません!では早速ご覧下さい!』

 

少女は後ろにある30メートルはあるであろう壁を見上げ、装備しているワイヤー&アロウの肩部分のボタンを押す。すると胸の下からアンカーが射出され、見事壁の上にくっついた。

 

『では、行きますよ!』

 

さらにもう一度、肩部分のボタンを押すと勢い良く少女が登っていった。

 

『どうです?!スゴいでしょ!!しかし欠点がありまして!この玉のくっつく時間は使用して30秒ほどしかありません。ですのでそろそろ落ちます。』

 

と説明する少女。

 

は?落ちるって、えっ?!

 

思っているうちに少女の身体は空中を舞い、そのまま背中から落ちた。完全に事故映像である。自分は開いた口が塞がらない。

 

しかし少女は何の怪我も無いようで直ぐに起き上がってきた。

 

『ビックリしましたか!私が無事な正体はコレです!』

 

言った少女は突然服のチャックを下し、前をはだけさせ、その豊満なm・・・え~と、後ろを向いて背中を見せた。

そこには無数の玉が見受けられる。

 

『2号の玉はくっつく特性ですが、もう一つ特性がありまして、くっつく効果が無くなると超弾む特性になります。所謂これがショック吸収の役割を果たしてくれるのです!これを服の下に入れておけば殴られても痛くありません!』

 

・・・あれ?コレって・・・おぉ!マジか!もぎって投げる、壁に張りつく、以外に使い方が見えたぞ!

 

『では!今日のベイビー紹介はこの辺で!できるだけ見てて下さいデカイ企業さん!!』

 

〆の言葉を最後に動画が終わる。

 

 

「どうだ?」

 

何が?

 

「何が?じゃねぇよ。もっと危機感を持てよ。お前の個性だろコレは。解明されかかってるぞ。」

 

・・・・・・あ。

 

マズイ。これは不味い。もしコレがヴィランの手に入って、更に研究でもされたら自分の個性がヴィランに効かないことになりかねない。

 

「再生数もそんなに伸びてないから大丈夫だとは思うが、今後は気をつけろよ。」

 

了解です。

 

 

 

何とも良い教訓になった。いくらあの時、理性が負けたとは言え、個性の譲渡は何があってもしないと心に誓った。

 

それにこれは原作の一部ブレイク化してる。これで恐らく発目明の体育祭ワンシーンは『ザ・ワイヤーアロウ2号』で来るだろう。あんな少しの出会いでこうなるとは思わなかった。

 

となると、緑谷出久に会ったことは・・・かなり不味い気がして・・・あれ?これかなり不味いぞ。原作では確か絶望状態で精神的に良くない状態になってたはず。自分の言葉で、もし立ち直ってたらどうな・・・

 

「・・・ぉい、おい、息子どうした?顔がかなり悪いぞ。」

 

肩を叩かれ、思考が急停止した。

 

「脅し過ぎたな。わりぃわりぃ。そろそろ寝ておけ。今寝ておかないと明日持たないぞ。」

 

時間を見ると、すでに九時を回っていた。明日は四時起きなのに結構時間が経ってしまっていた。

 

言われた通り、そろそろ寝なくては。何故こんなに早く寝て、早く起きるかって?

何故なら明日は『雄英高校生受験日』だからです。

 

早いねー。本当に早いね。中学三年間ってアッという間でした。

 

 

 

峰田父上、ありがとな。そろそろ寝るわ。

 

「おう。」

 

ところでさ

 

「ん?」

 

さっきの動画ってどうやって見つけたんだ?

 

「・・・・・・・・・」

 

だらだらと冷や汗をかく峰田父上。

 

そもそもさっきの動画は絶対に偶然見つけたはずなのだ。だって、こんなん知ってたら受験日前日に見せるはずも無いからね。

 

自分は素早く動いて峰田父上からタブレットを奪取した。

 

「あっ、こら返せ!」

 

峰田父上が迫ってくるもステップを踏んで回避した。

 

「なんだと?!」

 

ふっ、甘いわ父上!今も父上を殴れてはいないが、どんだけ父上の回避を見てきたと思っている!流石に出来るようになるわ!!

 

「くっ!これだから下手に優秀な奴は!鍛えてやって良かったよ!!」

 

褒められながら、攻められながらもタブレットを操作して検索履歴を漁った。結果、出るわ出るわ卑猥な検索履歴。

 

そりゃそうだ。さっきの動画もタイトルは【開発少女part14】である。見ようによってはヤバいタイトルである。

 

「もう、なにやってるの!いい加減寝なさい!」

 

突然の怒号。振り向くとそこには峰田母上がおりました。ドタバタと煩くし過ぎたようです。

 

そして、峰田母上はこのドタバタの原因がタブレットにあると読んだらしく素早く自分からタブレットを奪い、画面を見た。

 

ちなみに自分、奪われる際、一切反応が出来ませんでした。

 

「・・・・・・どっち?」

 

自分は素早く峰田父上を指差す。

 

「・・・テヘペロ。」

 

峰田父上が言った瞬間、峰田母上にアイアンクローをされ、母上の片腕で浮いている状態にされている。

いつもより、怒ってらっしゃる。それもそのはず。だって検索履歴が・・・言ってはなんだが年齢的にわかぃ・・・

 

「実ちゃん?」

 

何でもありません。考えてもいません。

 

「そう。じゃあ、明日は早いから直ぐに寝るようにね。」

 

イエスです。

 

アイアンクローをされたまま峰田父上が連れていかれる。完全に表情は悦になってるので大丈夫なようだ。

 

そして廊下に出ると

 

「もっと!もっとだ!!バッチコイ!!ウギャ~~~~!!」

 

きっと今頃さらに悦に入っていることだろう。なんか最近峰田父上の叫びが聞こえると清清しい気持ちになれる。

 

さあ、眠ろうか。

 

 

 

 

 

という、一幕があったのだが、寝始めは良かったのだが、あんな夢を見るなんて、やはり何処かで不安だったのだろう。

緑谷出久が原作と変わりないことを祈ろう。

 

 

「用意出来たか?忘れもんないか?」

 

うっす!

 

「じゃあ、乗れ。」

 

峰田父上と一緒に車に乗ろうとすると

 

「あ、実ちゃん。」

 

峰田母上に呼ばれたので振り返ると、母上が自分の手を包むように手を握ってきた。

 

「頑張ってね。」

 

は・・い。頑張ります。

 

なんか恥ずかしく、そして心が温まった。

きっと不安なのだろう。でも受かると信じてるのだろう。

 

そんな、思いに必ず答えてみせる。例え倍率300倍だろうが絶対に受かって見せる。そう思いを込めて言う。

 

「行ってきます。」

 

 




次回、受験致します!
さて、どうなることやら。
バトルを書くのは苦手です。
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