ただいま峰田で奮闘中。   作:とろろ~

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お恥ずかしい。本当に恥ずかしい。前回の誤字脱字が・・・何であそこに梅雨ちゃんの名前が入ってたのか。本当に分からない。いつも見てくださる方々、本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします!

さて、今回は最後に謎の人物が・・・


28話

どうもこんにちわ。現在戦闘中の峰田実になった青年Aです。戦闘と言っても

 

「う、動けない」

「むぐぐ~」

「取れないぞ!見えないー!!」

「ぬわぁ~クソガキが~!!」

 

ほぼ終わりました。基本的に煙玉を投げる前にある程度であるがヴィランがいた場所を覚えておいて、そこにグレープラッシュをしたのですが、何人かが可哀想なことに。

 

いや、全然可哀想ではないのだけどね。

 

両目に当たった人が『もぎもぎ』を取ろうとして触ると、手までくっついて慌ててる間にバランスを崩して転がり、地面にあった『もぎもぎ』にくっついて動けなくなったとかね。

 

うーん、様子を見てると勝手に拘束されていく。・・・そうだよねー。人間って気色の悪いものが体に着いたら取ろうとするよね。

 

『もぎもぎ』の当たったヴィラン達は、それを取ろうとして片腕を拘束されていく。人によっては武器を手放して両手で取ろうとする人までいた。そして取ろうとして取れない。暴れるうちに足元にあった『もぎもぎ』を踏んで動けなくなったりと・・・・。

 

さて、じゃあ仕上げと逝きましょうか!八百万先生、お願いします!

 

「先生ではありませんが、やらせて頂きますわ。」

 

八百万は胸から銃を創りだし・・・あれ?いつもの訓練でのテーザー銃じゃなくショットガンが出てきたんですけど・・・

 

「どうかなさいましたか、峰田さん?ああ、コレですか?すいません。ヴィランの方々に固そうな人が多いので。決して女性を軽んじる発言が聞こえたからではございませんわ。」

 

ああ、そう。ならいいけど。

 

そんな会話に耳朗が引いていた。

ダメだぜ引いちゃ。だってな、ヴィランは自分達をヤりに来たんだからね。この『ヤ』は、いくつかの漢字に直せちゃう『ヤ』だからね。

 

八百万はショットガンを構え、ヴィランを一人ずつ確実に撃っていく。もちろん放たれる弾はゴム弾ですので、当たり所さえ悪くなければ激痛か気絶で済みます。

 

「ちょっまゴブっ!!」

「ひ、ヒーローがッフ!!」

「見えないのが恐っがぁっ!!」

 

・・・動けない、もしくは動きが鈍いヴィランを一人一人撃ってくのが狂気を感じるが、八百万の顔は申し訳なさそうにしてるので問題ないだろう。

 

さて、耳朗さんや。

 

「えっ、あ、ごめん。な、何?」

 

いや、そんな慌てなくてもいいよ。耳朗の個性って地面の中って効く?

 

「え?ああ、効くと思うよ。地面に潜む系の個性だと耳が良いことが多いし、ウチの音なら結構響くと思うし。」

 

あ、そう。じゃあちょっと全力で地面に流してみて。岩場とかだと地面の中にもヴィランが居るかも知れないから。索敵とかしなくていいよ。ヴィラン戦は先手必勝だからな。

 

「なるほど。了解。」

 

耳朗は耳たぶを伸ばす。

 

・・・ちなみに技名とかは?

 

「今のところウチには無いよ。」

 

耳たぶのプラグを地面に挿すと、途端に地面から振動が伝わった。暫くすると、ボコッと腕が地面から生えた。

生えた腕に身を固め戦闘態勢をとったが、腕は力なく・・・生えただけだった。

 

「あ、あれ?」

 

うわぁ、こっわ。引くわー。あれ死・・・

 

「ちょっと!峰田がやれって言ったじゃん!」

 

うん。そこは認める。だけど、あれは予想外。

 

「お二人とも、お早く!ヴィランとはいえ人命ですわ!助けなくては!」

 

何人ものヴィランを撃って気絶させ終わった八百万が、直ぐに動いて今度は胸からスコップを創り出した。

 

ヴィラン倒すより重労働だなぁ。

 

その後、何とか地面を掘ってヴィランを救出し、更に『もぎもぎ』でヴィラン達を拘束しました。

 

さて、時間はかかったけど、みんな怪我がなくて良かった。にしても上鳴の役に自分がなるとは・・・上・・・なり・・・・

 

ぬわーーーー!!!

 

「ど、どうしましたの峰田さん!?」

「え、何!?」

 

いや!何でもない!最初にいた場所に戻ろうか。たぶん皆もそこに来るからさ!

 

「そ、そうですわね。行きましょう!」

「ビックリさせないでよね。」

 

三人で走り出す。

 

・・・・・自分は思い出した。この場面で重要なことを。上鳴が居ないせいで起きなかったことを。

 

この岩場、確か名前は『山岳ゾーン』。ここでは本来、八百万、耳朗、上鳴が一緒になって戦い、そして最後には

 

『つか、服が超パンクに・・・は、発育の暴力。』

『また創りますわ。』

 

ってのがあったのだ。八百万の服が大変になるシーンが!!それが上鳴の・・あの『うェ〜〜〜い』が居ないせいで起きなかった。確かに自分には関係ない事だよ。でもね、あったという事実が無くなったのだ。なんたることか!!

 

しかも!しかもだ!!峰田実が水場に落ち、蛙吹に助けてもらった時は!峰田の頬に蛙吹の柔らかいアレがくっついていたはず!

 

それが・・・それが全て無くなったのだ!!

おのれ!上鳴!!許すまじ!!

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

僕は壊れかけた船から飛び出した。

 

「死ぃねぇぇぇぇ!!!」

 

卵が爆発しないイメージ・・・

 

「DELAWARE!SMASH!!!」

 

轟音と共に水が弾け、湖に穴が開く。

 

「「「うおぉぉぉ!?」」」

 

「っそっ!!梅雨ちゃん!上鳴くん!!」

 

そこに僕が落ちないように、船に待機していた蛙吹さんの舌が僕の腰に巻き付き回収する。そして血だらけになった手を見ながら上鳴くんが言った。

 

「カッコいいぜ!緑谷!」

 

一度弾けた水は元に戻ろうと収束する。そこには水の中のヴィランが含まれている。そして集まって水柱が出来た所に上鳴くんは、身を投げた。

 

「でもこれなら!俺だってクソ強ぇ!!」

 

水に飛び込んだ上鳴くんから光が出た途端に

 

「「「ぎゃーーー!!!」」」

 

上鳴くんから発生した強力な電気により、水の中のヴィランはまさに一網打尽。全員が感電し、湖の表面でプカプカと浮いている。ただ一人

 

「うェ~~~い」

 

アホになってる人がいる。上鳴くんである。

 

「あれが上鳴くんが言ってたやつなんだ。」

 

「そうね。とりあえずもう良いかしら?」

 

「あ、うん。もう電気は散ったと思うよ。」

 

蛙吹さんは舌を伸ばし、上鳴くんを回収した。

 

「それにしても、全員を感電させられて良かった。すごいバクチをしてしまっていた。普通なら念のため何人かは少し離れて配置しておくもの。冷静に努めようとしていたけど、冷静じゃなかった。危ないぞ、もっと慎重に・・・・」

 

「緑谷ちゃん、やめて怖い。」

 

「ご、ごめんね蛙吹さん。」

 

「梅雨ちゃんって、呼んで。何にしても、とりあえず第一関門突破って感じね。すごいわ二人とも。」

 

「あ、ありがとう。あす・・・梅雨ちゃん。」

「うェ~~い。」

 

「次は、どうしようかしら。」

 

「そうだね。とりあえずこの船はもう沈むから、他にヴィランが居ないか警戒しながら泳いで向こうの岸に行こう。それから水辺に沿って広場を避けて出口に向かう。」

 

「つまりヴィランとの戦闘は避けて、助けを呼ぼうってことね。」

 

「うん。」

 

「それでいきましょ。上鳴ちゃんもこんなだし。」

 

「うェ~~い。」

 

その後は、三人で船から飛び出し、作戦通りに動いた。岸にたどり着いて広場の様子を確認すると、相澤先生が敵を大勢引き付けて戦っていた。

 

「相澤先生が・・・」

 

「先生は、僕らを守る為にムリを通して飛び込んだんだと思う。」

 

「緑谷ちゃん、まさかと思うけど・・・」

 

「だ、大丈夫だよ。邪魔になるようなことは考えてないよ!ただ、隙を見て少しでも先生の負担を減らせればって・・・・」

 

 

初戦闘にして、初勝利。これが勘違いだった。僕らの力が敵に通用したんだと錯覚したんだ。ヴィラン。プロの世界。僕らはまだ、何も見えちゃいなかった。

 

相澤先生がヴィランを圧倒していた。しかし、結果は・・・・

 

先生は、人の手と思われるものを顔と体に付けている男と交戦する。先生が肘打ちをすると、男が自らの手で受け止めた。

すると、不思議なことが起きた。先生の肘が崩れ始めたのだ。先生は直ぐに離れ、距離を取ると後ろから脳が剥き出しの大男に捕まり、振り回され、圧倒的力に組伏せられ、頭を地面に打ち付けられた。

 

「・・・・っ!!」

「ケロ・・・・」

「ぅェ~ぃ。」

 

肘が崩れる・・・なんて怖い個性なんだ。それに脳が剥き出しのヴィラン・・・力がまるでオールマイトみたいに・・・強すぎる・・・

 

手の男が何かに気がつき後ろを向くと、空間から黒い霧が溢れだし、黒い霧の男が現れた。二人は何か話をしていると手の男が

 

「帰ろっか」

 

と言った。

 

「帰・・る?」

 

「そう聞こえたわ。気味が悪いわ、緑谷ちゃん。」

 

「うん。これだけの事をしておいて、あっさりと引き下がるなんて・・・」

 

なんだ・・・何を考えてるんだ、こいつら!!

 

この思考が悪かったんだと思う。僕の動きが遅れたのは・・・

 

「まあ、その前に平和の象徴としての矜持を少しでも・・・」

 

手の男は、いつの間にか隣にいる梅雨ちゃんの目の前には来ていた。そして梅雨ちゃんの顔に手を伸ばす。

 

「へし折って帰ろう。」

 

僕の脳裏に先生の肘が崩された映像がよぎった。

 

そして、梅雨ちゃんの顔に手を置かれた。

 

だが何も起きない。

 

「本当にかっこいいぜ。イレイっぐっ!!??」

 

全てを言い切る前に手の男が横に飛んでいった。何かの衝撃によりブッ飛ばされたのだ。

 

僕は何が起こったのか把握しきれずにいると

 

「女の顔に!何しようとしてんだ!」

 

僕の尊敬する人であり、特徴的な頭をしている人が目の前に・・・・

 

「女の顔はなぁ!女の命なんだぞ!このクソガキが!!説教してやる!!かかってこいやぁ!!!」

 

あれ?いつもより背が高いよ!?ダレ!?

 




いったいダレなんだ!
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