仮面ライダーDRAGOON 赤龍帝で仮面ライダー 作:名もなきA・弐
それでは、どうぞ。
ライザー戦に向けて始まった修行から十日後、イッセーたちは目覚ましいほどの成長を遂げた。
イッセーは体力の向上とカウンターからの追撃の流れをスムーズに行えるようになり、木場はフェイントを加えた攻撃を出来るようになっただけでなく気配で相手の攻撃を読めるように、小猫は動きながらも魔力を込めた一撃を繰り出せるようになっていた。
もちろん、彼らだけではない。
アーシアは神器の特性を理解するように努めたり、朱乃は攻撃魔法の出力を上げたり、リアスも作戦の指揮や自身の能力を極力活かしたりするようになっていた。
レーティングゲームは今日の夜…それまでイッセーは自宅に戻って部屋で休んでいた…加奈子と愛奈は少し気まずそうな表情を見せていたが、気にする余裕はない。
部屋にあるフィギュアを見ながらいつでも動けるように柔軟運動を始める。
「このフィギュア…こんな出来良かったっけ?」
そんなことを呟きながらストレッチを再開した時、控えめなノック音が聞こえる。
『イッセーさん、入っても良いですか?』
「どーぞ」
イッセーの許可をもらったアーシアは部屋へと入る。
彼女の服は最初に自分と出会った時と同じシスター服を着ており、照れ臭そうに彼女は笑う。
「部長さんが、『一番良いと思える格好で来なさい』とおっしゃったものですから…」
「やっぱりアーシアは、その恰好が一番しっくり来るよ」
「あの、傍に行っても…良いですか?」
「良いよ」とイッセーの言葉を聞いたアーシアはベッドに腰を掛けていた彼の近くに座ると、彼の腕をそっと抱き締める。
見れば彼女の身体が震えており、密着したことでそれがはっきりと分かる。
「…これから怖い戦いが始まるんですよね……でもイッセーさんがいてくれるなら、私は大丈夫です。これからも、あなたの傍にいても良いですか…?」
「あぁ、ずっと一緒だ」
優しくそう答えた彼に、アーシアは笑顔を見せるのであった。
レーティングゲームの開始時間が近づいたころ、イッセーとアーシアを含めたグレモリ―眷属はオカルト研究部の部室に集まっていた。
小猫は両手の拳に猫の肉球が特徴的な皮のオープンフィンガーグローブを装着しており、リアスと朱乃は紅茶を飲んでいる。
木場は腰に帯刀した剣を杖代わりにして瞑想するなど各々の姿勢でリラックスをしていた。
すると扉が開き、蒼那と副会長である『真羅椿姫』、そして匙が入ってくる。
突然の来客に首を傾げるイッセーに対して、リアスは説明を始める。
「レーティングゲームは両家の関係者に中継されるの。彼女たちは、その中継係」
「自ら志願したのです…リアスの初めてのゲームですから」
「気張れよ辰巳っ!俺も陰ながら応援するぜ!!」
蒼那と匙がエールを送り、リアスとイッセーも笑みを浮かべる。
椿姫は何も言わなかったが気持ちは彼女たちと同じだろう…すると、銀色の魔法陣が展開され、グレイフィアが現れる。
最初の時と同じように、クールな表情のまま彼女は口を開く。
「皆様、準備はよろしいですか?」
「ええ。いつでも良いわ」
「開始時間になりましたら、この魔法陣から戦闘フィールドへと転送されます」
「戦闘用フィールド?」と呟いたイッセーに対して朱乃が微笑みながら答える。
曰く、戦闘用フィールドは人ゲーム用に作られる異空間であり、使い捨ての空間なので如何に派手な攻撃をしても問題がないのだ。
そう楽しそうに笑う彼女に、イッセーは冷や汗をかく…「何もするつもりなんだろう」と戦々恐々としている間、蒼那は「リアス」と呼びかける。
「武運を祈っていますよ」
それだけを告げて軽く会話を終えた彼女はそのまま二人を連れて退室する。
…恐らく中継地点に戻ったのだろう、やがて時計の音が響いた。
「……そろそろ時間です」
「みんな、行きましょう!」
短くそう告げたと同時に、グレイフィアの後ろから巨大な魔法陣が展開される。
リアスは全員にそう呼びかけると魔法陣へと足を踏み入れた途端、イッセーたちは光に包まれながら戦闘用フィールドへと転移していった。
グレイフィア・ルキフグスは頭を抱えていた。
これから間もなくレーティングゲームが始まる、自分は公平に審判を務めるだけ…正直な話、自分としては夫の妹でもあるグレモリー眷属に勝ってほしいが私情を挟むわけにもいかない。
それ自体は特に問題ではなかったのだが審判席に転移した時だった。
「さぁ、紳士淑女と悪魔の皆様、大変長らくお待たせしました!これよりグレモリー眷属とライザー眷属とのレーティングゲームが始まります!実況及び解説はわたくし、ヴァイアと…」
「ゲスト兼解説の『サーゼクス・ルシファー』がお送りします」
なぜかパイプ椅子に座っているヴァイア(悪魔か分からない)と、自身の主である美しく赤い長い髪の持ち主である端正な顔立ちの青年、サーゼクス(自分の夫)がいたのだ。
「あの、サーゼクス様。何をやっているのですか?」
「気にしないでくれ、グレイフィア。偶然トイレで出会った彼と意気投合してね、こうしてレーティングゲームの実況をしようとここに来たのさ」
子どもっぽくそう語る彼に、グレイフィアはため息を吐く。
こうなった以上、どうすることもない…追い出すことも出来るには出来るがもうゲームも始まる。
仕方なく、グレイフィアは二人と共にゲームの進行を見守ることにし…仕事を全うすべくモニターに映っている彼らを見て言葉を発した。
「ごほん…この度グレモリー家、フェニックス家の審判を仰せつかった…任せられましたグレモリー家の使用人、グレイフィアでございます。今回のバトルフィールドは、リアス様とライザー様のご意見を参考にし、リアス様が通う人間界の学び舎…駒王学園のレプリカをご用意しました」
そう告げてから『兵士』のプロモーションについての説明を終えると、モニターに映っている両者は作戦を練り始めている。
「グレモリーチームは作戦を慎重に練っていますねぇ…どう思います?サーゼクスさん」
「流石はリーアたんだ。眷属とのコミュニケーションがしっかりと取れている、特に木場君は堅実に意見を重ねている……が、ライザー君もバカじゃない。あちらだって自分の地形を理解して行動に移すだろう」
「そうなると、やはりリアスちゃんたちには荷が重いと?」
意外にもまともな実況をしている二人に、軽く青筋を立てながらもそれを無視してグレイフィアは戦況を見守る。
見ると、リアスは『防衛ラインの確保』として木場と小猫に使い魔を駆使して森にトラップを仕掛けることを指示する。
朱乃も幻術を仕掛けるために一度去った後、リアスがイッセーに膝枕をしながら楽しそうに会話していたがこちらからは何も聞こえず、楽しそうに談笑している彼女を見てサーゼクスは頬を緩ませていた。
「…サー君、やっぱり今回の縁談は反対だった?」
「まぁね。魔王としては正しい判断だが…一人の兄としてはどうも、な」
「心配いらないさ、君の妹の眷属たちは最後までやってくれるよ」
ヴァイアの言葉に「ありがとう」とサーゼクスが話している間に、戦況は一変していた。
体育館では小猫とイッセーが青いチャイナドレスを来た『戦車』の雪蘭、チェーンソーを構えたTシャツとスパッツ姿の『兵士』の双子姉妹のイル&ネル。
そしてイッセーが一度撃退したミラの四人と対峙しており、激闘が繰り広げられている。
「おぉっとっ!体育館では早速激しいバトルが展開されています!!ライザーチームは怒涛の攻撃で繰り出しますが、イッセーと小猫選手はその不利を物ともせずに立ち向かっています!!」
すぐに実況モードに戻ったヴァイアが熱く現在の状況を語る中、サーゼクスもノリノリで開設を始めようとする。
その横ではグレイフィアが冷たい表情を見せていたが二人は特に気にしていない。
「数としては圧倒的に不利だが、上手いこと分断出来ているね。『戦車』と『戦車』とぶつけ、この中では一番筋が良いイッセー君が数の多い『兵士』の相手をしている」
「心なしか、ミラ選手の顔が赤いですが…風邪でしょうかねー?」
「まぁある意味じゃ、重病かもしれないね」
「お二人とも、真面目にする気がないのでしたらご退場願いますが…?」
顔が赤いまま棍棒を振るうミラの様子を見て、ニヤニヤと笑っている二人にグレイフィアが満面の笑みで忠告をすると「ごめんなさい」と謝罪して本題へと入る。
「チェーンソー姉妹から逃げ惑っているイッセー選手!中学時代に編み出した技を未だ使っていません!これは余裕の表れでしょうか?」
「『技』って何だい?ヴァイア君」
「ドライグから聞いたんだけど、
「はっはっはっはっ!!面白い技じゃないか!それは是非とも見てみたいっ!!」
大爆笑している二人を余所に、フィールドでは小猫のアッパーカットによる重い一撃が雪蘭を吹き飛ばしリタイアしたと同時に、イッセーもドラゴンショットの魔力をチャージした一撃によって『兵士』の三人を一掃した。
ダメージによって動けなくなったのを確認したイッセーと小猫は体育館から抜け出す。
「おや、グレモリーチームの二人が体育館から出ました。止めを指していない様子ですが…まだ洋服破壊を見せていないぞ!!」
「個人的に気になるんだがなぁ…しかし、ただ体育館から出たわけではない」
そう言って、サーゼクスは別のモニターを指してヴァイアに見せる。
見れば、そこには朱乃が上空高くに浮き上がっており魔力によって黒雲を形成させていく。
そして魔法陣と共に巨大な雷が体育館を破壊した。
巨大な爆風と共に一瞬で瓦礫となった体育館の残骸を見下ろしながら朱乃は恍惚とした表情で見下ろしていた。
「ライザー様の『兵士』三名、『戦車』一名…戦闘不能」
「相変わらずだね、『雷の巫女』と言われるだけはある」
「何それカッコ良い。ちなみにリアスちゃんにもあるの?」
「もちろん。あの子は確か…『紅髪の
リタイアしたチームの連絡をする中、ヴァイアとサーゼクスは軽い会話を続ける。
グレイフィアは睨むが、それに気づいたヴァイアたちは颯爽と席に座り直して実況と解説を始める。
モニターには激しい爆発音と光に包まれており、イッセーが小猫を担いで辛うじて避けたことが分かる。
ライザーの『女王』、ユーベルーナだ。
「驚いた、不意打ちとはいえあの攻撃を察知して躱すとは…!」
「狩りを終えて油断した獲物は一番狩りやすい…イッセーはそれを頭に入れていたからこそ、避けることが出来たんだろうね」
そう語りながらも、モニターではユーベルーナと朱乃が激しい魔法対決を繰り広げておりその中をイッセーと小猫が走る。
やがて運動場の隅にある体育倉庫に入ると、森にあるトラップの解除途中だった『兵士』三人を倒した木場と合流している。
「さて、リアス選手。どうやら前線に出るみたいですね、『王』としては前代未聞ですがどうなのでしょう?」
「リスクは大きいが、逆にそこが狙いとも言える。リアスの力なら何の問題もなく行けるだろうね」
「しかし」とサーゼクスは言葉を続ける。
「恐らく向こうには切り札とも言える『フェニックスの涙』がある。如何なる傷もその場で癒すことが可能なアイテム…あれがある限り、かなり厳しい」
「そうなると、イッセー選手もその場にいることが前提となりますね」
彼の解説にヴァイアは納得したように何度も頷くと、イッセーがある提案をする。
要約すると「自分もリアスと合流してライザーを叩く」と言っており、その案に木場たちも賛同している様子だった。
そして、彼らは倉庫から出て運動場に向かうとイッセーが声高々に挑発する。
その声が聞こえたのか頭にバンダナ、西洋風の鎧を身にまとった少女剣士、『騎士』のカーラマインが現れた途端…モニターにノイズが走った。
「っ!?どうしたグレイフィア」
「分かりません、運動場の映像だけにジャミングが…!!」
突然の出来事に、サーゼクスはグレイフィアに問い掛けるが彼女も原因が分からないのか必死に中継地点の生徒会室に連絡を取るが原因が分かっていない。
しかし、ヴァイアだけは気づいたのだ…この胸の奥が不快になるような感覚、自分が使用している呪法のそれだと。
「まさか…!!」
彼は、冷や汗を流しながらシャークックスをフィールドへと転送させた。
その男は、
粒子となって一度インフェクションドライバーに潜み、フィールドに転移を成功させたピーコックが人気のない場所でドライバーを捨てた瞬間…彼は行動を開始した。
ここにいるであろう患者たちを探すために走り始める。
「ふふ…ふはははは…ははははははははっ!」
医者とは常に笑顔でなければならない…なぜなら人を救うことが出来る立場であり、助ける資格を得た崇高な存在だからこそストレスを与えないために笑顔を浮かべる必要があるからだ。
だからこそ彼はどんな苦境に立たされてもなお、白衣を翻して走り続ける。
そして右脚で地面を踏んだ途端、周囲に赤い魔法陣が浮かぶと周囲が爆発し、その爆風で彼を包み込む。
しかし…。
【BUGRIALIZE…! WELCOME THE NEOSTRA…!!】
『あぁいっ!!』
腹部にインフェクションドライバーを装着した彼の姿は白い重厚な装甲を身に纏った無骨な戦士へと変わった。
頭部の兜には赤い十字架がペイントされており、右肩には白い馬のシンボル、胴体には薬棚のような甲冑の彼は巨大なランスで黒煙を掛け声と共に払う。
逆境など苦にならない、傷害など些細なことだ…『ケンタウロス・ネオストラ』は医者としての本分を全うすべく下半身を馬のような半身へと変化させる。
『ふはははははっ!ふふふ、ははははははははははっ!!』
そうして、彼は苦痛に苛まれている患者を救うためのオペを開始すべく…最高の愛を込めて地面を蹴った。
「そう言うバカは嫌いじゃないが、勝利を邪魔する奴らを私は嫌悪する……私は手段を選ばないからな」
イッセーの挑発に対してそう吐き捨てた『カーラマイン』の身体が歪み、青い西洋甲冑に極彩色の尾を持った怪人『ピーコック・ネオストラ』へと変化する。
ネオストラの登場にイッセーは驚き、流石の木場と小猫も戸惑いを隠せない。
覚醒態となったネオストラは感染者の姿と記憶、更には心臓の鼓動などをコピーする完全な擬態能力を有している…ヴァイアからその話は聞いていたがまさかライザーの眷属の中に紛れ込んでいるとは気づかなかった。
しかし、彼女がネオストラだったのならあの場にいたヴァイアが気付くはず……。
『ふん。あそこに裏切者がいることは知っていたからな、私が入れ替わったのはレーティングゲームが始まる直前だ』
応え合わせをするかのように、語ったピーコックは炎を纏った大剣を構える。
それだけでは終わらない。
『はーっはははは!!ここにいたか、患者よっ!これよりオペを開始するっ!!』
ケンタウロス・ネオストラが半身を元の姿に戻しランスを派手に振り回す。
幹部各ネオストラと覚醒態ネオストラ、更に周囲を取り囲むようにライオットたちが地面から這い出てくる。
周囲には結界らしき物が張り巡らされており、運動場から脱出ことは不可能になっている。
「くそっ!木場、小猫ちゃん!ライオットたちを頼むっ、変身っ!!」
【CURSE OF CHARGE!…L・O・C・U・S・T! LOCUST~!!♪】
変身したドラグーンは召喚したズババスラッシャーを構えながら立ち向かう。
ピーコックは勇ましい態度で大剣を構えて突進して振りかぶる。
ドラグーンはそれを右手の剣で防ぎ、左手の剣で斬撃を浴びせるが大した致命傷には見られない。
一方の木場と小猫は群がるライオットの攻撃を躱して斬撃と拳を叩き込んでおり、突発的なアクシデントに陥っても冷静さを保って対処している。
特に木場はライオットの僅かな殺気を読んで背後からの攻撃を避けて、振り向きざまに斬り捨て、小猫はボクシングのようなスウェイで躱してからフックを殴り飛ばす。
『さぁさぁ、患者よっ!病巣を切除し、死の恐怖から解放される時が来たぞっ!!ふははははははははっっ!!!』
ケンタウロスが笑いながらこちらを突進するとランスを思い切り振りかぶる。
二人は辛うじてその攻撃を躱すが、周囲にいたライオットたちが巻き添えを食ってしまう。
その破壊力に木場たちは絶句しながらも応戦しようとする。
「二人とも!」
『おっと、貴様の相手は私だ』
加勢しようとドラグーンは走り出すが、それを邪魔するようにピーコックが羽根を矢のように飛ばして牽制する。
ピーコックの剣術は木場と同じで正統派だがライオットたちの邪魔を入るため、非常に躱しにくい状況となっている。
ケンタウロスはランスを使った派手な攻撃で二人に襲い掛かる。
『ふはははははっ!!このメスは「愛」っ!さぁ愛を、受け取りたまえぇっ!!』
ランスを思い切り地面に叩きつけて土煙を発生させて、視界を奪うとケンタウロスは咳き込んでいた小猫に狙いを定めた。
「小猫ちゃんっ!!」
木場は彼女を突き飛ばすが、思い切り振り下ろされたランスを躱すことが出来ず…。
「ぐああああああああああああっっ!!」
凄まじい衝撃を受けた彼は、地面を削りながら吹き飛ばされると魔法陣の中へと消えて行く。
恐らく、戦闘不能となったので強制送還となったのだろう…システムが正常に機能していたことに安堵しながらもネオストラたちの攻撃に備えるべく構える。
しかし…ケンタウロスはインフェクションドライバーに吸収され、それを持ったピーコックは人間態に戻って結界を解除する。
彼女はほくそ笑むと同時にグレイフィアのアナウンスが鳴り響いた。
『リアス様の「王」、リタイア…よってこのゲーム、ライザー・フェニックス様の勝利となります』
「……なっ」
「言っただろ?『私は手段を選ばない』とな」
その言葉に、人目を気にして予め変身を解除したイッセーはようやく理解したのだ。
全てはピーコックが仕掛けた罠だったのだ……イッセーがライザーと対峙したならば、十中八九勝利する。
「ならばどうするべきか」と彼女は考えた時、ケンタウロスがここに来ることを確認して思考を張り巡らせた。
そのために、呪法による結界を作ってこちらの連絡手段を潰した後で正体を現してわざわざ戦陣へと出向いたのだ。
「ではな、『ライザー様』が待っているので私は帰還するとしよう」
『また会おう、患者よっ!!』
悪意のある笑みを向けながら、ピーコックはケンタウロスが入っているインフェクションドライバーを懐に入れて転移用の魔法陣に足を踏み入れる。
小猫は呆然としているイッセーに声を掛けようとするが、目に涙を溜めて血が出るほど拳を握り締める彼に、何も言えなかった……。
「くそ…くそ、くそ…!!畜生おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」
自分への失望感、作戦に気づけなかったことへの落ち度、そしてリアスを助けられなかった悔恨と憎悪に……イッセーは雄叫びをあげることしか出来なかった。
ケンタウロス推参!!バイオモンとスパルタクスを足して二で割ったキャラだったのにスパさんの要素が強くなってしまった…本当に申し訳ない。
次回はライザーへのボコボコタイムと新フォームが登場します、お楽しみに!
ではでは。ノシ