IS-赤と青の矛盾の戦士   作:甘々胡麻ざらし

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えーっと、今回は短めです。
セシリア戦までまだ先です。
あとアンケートにご協力してくれた方々のありがとうございます。
ちなみに私はマイティオリジン買えました。


喧嘩のAfter that

-IS学園屋上-パラドside

 

俺はあれから夕方までゲームをしながら時間を潰していた。

 

「やっぱりここに居たんだ。」

 

「明日那か。よくここだってわかったな。」

 

「パラドは高い所が昔から好きだったじゃん。すぐにわかるわよ。」

 

「ははっ。それもそうか。」

 

「あと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ガンッ!)三時間目のあの態度はなんのつもりよ!」

 

「いってー!いきなりグーはないだろ!?」

 

「入学して早々に揉め事起こすとかどういう神経してるのよ!あなたのその短気な性格治しなさいっていつも言われてるのに、いつになったら治るのよ!その性格のせいで中学では問題児扱いされてたのにまだわからないの!?ただでさて女尊男否で男が下手に出ないと色々めんどくさいのに、喧嘩腰とかバカなの!?それにいくら女尊男否が嫌いだからって言いたいこと言って教室でるとか中学生通り越して幼稚園児よ!あのあと私がどれだけフォローしたかわかる!?」

 

「いや…でも、あいつは永夢のことをバカにしたんだぞ!?」

 

「だからと言って暴力で解決するのはよくない!ほら、永夢がもっとも嫌うことはなんだったっけ?」

 

「…誰かを傷つけること。」

 

「そうでしょ。永夢がたった一人の家族で大事なのはよくわかるけど、だからと言ってやっていいことと悪いことがあるの。」

 

「…。」

 

そう。俺の両親は白騎士事件のあと父親が病気で亡くなり、母親は女尊男否に染まって俺たちを捨てた。女尊男否というものは恐ろしかった。あんなにも優しかった母親を変えてしまったのだから。そして途方にくれていたときに出会ったのが黎斗であり、今では生活面で色々と見てくれていた。

 

「はい、ゲーム機出して。録音したデータは私が預かるから。」

 

「え、なんでだよ!?」

 

「パラドが持ってたら何するかわからなくて危なっかしいの!あと、勝手にMRSのことを話さないの!造ったのはパラドじゃなくて兄さんなんだよ?まぁ兄さんのことだから笑って許してくれると思うけど…。」

 

「わかった、わかったから!」

 

「反省した?」

 

「ああ、反省したよ…。」

 

「ふーん…。まぁいいわ。とにかく、あそこまで宣戦布告したんだから一週間後は絶対に勝つよ!」

 

「お、おう…?」

 

転生して約16年経つけどなんだかんだ言って明日那は俺のストッパーとしてサポートしてくれてる。ただ…。前世と通算して16歳も年下の子に注意されるのはなんか悲しい…。まぁ俺の精神年齢が全く上がってないのも原因だけどさ…。だってそうだろ?16歳で死んで、そこから16年経って32歳になっても周りが子供だけなら精神年齢上がるわけないだろ…。まぁ色々あって前世よりかなり酷くなってるけどな…。

 

「あと、はいこれ。寮の鍵。」

 

「うん?なんでだ?一週間は自宅から通学じゃなかったのか?」

 

「政府からの指示だって山田先生が言ってたのよ。大方あなたの保護と監視でしょうね。」

 

「ご苦労なことだな。」

 

「ちなみに同室は私ね。」

 

「え、マジかよ…。」

 

「ナニカモンダイデモ?」

 

「いえ…。」

 

やっぱり怖い。

 

その後は明日那から大浴場が今は使えないのと、荷物は既に部屋にあること。あとはお互いのシャワーの時間などを決めてそのまま寝た。

 

翌日…

IS学園食堂

 

「あ、パラド。」

 

「あ、一夏。」

 

ヤバイ…。確か一夏って正義感強いはずだからひと悶着あるかも…。ちなみに明日那はちょっと用事で今はいない。

 

「あ、あのさ一夏。」

 

「まぁ隣座れよ。一緒に飯食おうぜ。」

 

「お、おう。ってなんで篠ノ之は機嫌悪そうな顔してるんだ?」

 

「昨日ちょっとな。」

 

「そっか。」

 

大方原作でのラッキースケベだろうな。

 

「お、織斑くん、隣いいかな?」

 

「へ?ああ、別にいいけど。箒もパラドもいいよな?」

 

「…構わないぞ。」

 

「俺もだ。」

 

三人の女子が声をかけてきたけど俺を見た瞬間にちょっと嫌そうな顔したな…。しかもクラスメイトだったはず…。

 

「ねぇ、あれが噂の?」

 

「確か宝生パラドだったよね。」

 

「なんか代表候補生に殴りかかろうとしたって噂だよ?」

 

「これだから男は野蛮なのよ。」

 

うわぁ…。めっちゃ周りでヒソヒソ俺の噂話されてる…。それとそうか。そして全世界の男と一夏。俺のせいで変な印象持たれてごめん。

 

「あー、確かクラスメイトの人たちだよな?」

 

「う、うん…。」

 

「そうだけど…。」

 

「その…昨日はごめん。俺のせいで空気悪くしちまって…。」

 

「「え…?」」

 

席からたって深々と頭を下げると三人の内二人がキョトンとした顔になっていた。

 

「あ、いや…。あれはセシリアも悪かったと思うよ?」

 

「うんうん。それに宝生くんのあの発言も間違ってるとは言えないもんね…。」

 

「怒ったパックンほんとに怖かったよぉ。」

 

「本当にごめんな。」

 

って本音いたのかよ!?まぁそれからは本音以外の二人と友達になることができ、食堂で見ていた人たちからも多少は認識を改めてもらったのかな?

 

クラス代表決定戦まであと6日




あいっかわらずの駄文だな。
誰か良い文章の書き方を教えてください!

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