神と時間の支配者   作:憲彦

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『憲さんのウルトラマン大紹介!!』

今日紹介するのは、ウルトラマンではなく、ウルトラ史上最強最悪のラスボス。ネクサスの世界で全てを操っていた黒幕、邪悪なる闇黒破壊神「ダークザギ」です。

前回の最後に、光を受け継いだのは凪だと言いましたが、その事を察知した瞬間動きだした存在。劇中ではアンノウンハンドとも言われています。

アンノウンハンドはコマンドルームで詩織隊員を銃撃、孤門を庇った和倉隊長の腕にも傷を負わせます。ネクサス本編を見ていない方は「何でコマンドルームで?」と思うかも知れませんが、それはあり得ません。盛大なネタバレになるので、これから見る予定の方はお気を付け下さいね。

コマンドルームを襲ったアンノウンハンドは、最初から、と言うか第1話の時点からずっとコマンドルームに居たのです。憐や吉良沢を生んだプロメテウスプロジェクトの創始者、海本が発した滅亡の予言を恐れた研究員、山岡一の肉体を乗っ取り、データの改ざん・ナイトレーダーへの潜入をしていたのです。石堀光彦と名を変えて。

「木を隠すなら森の中」と言う原理を用いて、危険ですが敵の懐に潜り込み、自分の持っているビーストの支配権をファウストやメフィストに預け、自分の支配力を抑え、時には自分も攻撃を受けると言う行動をとっていたのです。

自分の身体を再構成するためのエネルギーを求めて。闇の巨人を使うだけの身体を構成するエネルギーは簡単に手には入らない。そこで、彼はネクサスに目をつけることになります。まぁ、当然と言えば当然ですね。地道に集めたらそれこそ何百年とかかりますからね。

その為、彼は5年前の地球に一体のビーストを送り込み、力をほとんど使い果たしたネクサスの力を取り戻させる計画を開始します。目論み通り、ネクサスは戦うごとに力を取り戻し、自分の身体を再構成出来るぐらいにまで力を取り戻させる事に成功します。

この説明では5年間の計画に思われますが、実際は違い、27年の計画になっています。18年前、凪が9歳のころ石堀は彼女の目の前で両親を殺害し、ビーストに対する強い憎しみを植え付けさせます。この時、石堀は姫矢さんそっくりの風貌で実行。この時点で将来のデュナミストはある程度確定していた事になります。つまり、凪はこの世に生まれ、その名を貰った時からすでに計画は動いていた事になります。

その全てを、石堀はレーテの前に集合した凪、孤門、和倉隊長、吉良沢の前で明かします。この事で、凪の中にある消えかけていた復讐心が燃え上がり、その場でエボルトラスターを引き抜いて変身。石堀に殴りかかります。でも、それも全てを計画の内。凪の怒りに反応したレーテに封じられていた負のエネルギーがネクサスを拘束してしまいます。凪の心を利用し、光を闇へと変換。そして自らのエネルギーとして取り込む。この為にナイトレーダーに居たと言っても良いでしょう。

「復活の時だ!」そう叫んだ石堀はエネルギーを吸収。全ての始まりの地、新宿にその姿を現します。

その姿が、この黒い巨人。ダークザギです。


【挿絵表示】


かつてM78星雲、ウルトラの星に大怪獣軍団を引き連れて現れた事もある巨人です。光の国の戦士達、所謂ウルトラ警備隊達が総動員しても止めることすら出来ず、壊滅寸前の所に、同じく現れた正体不明の銀色の巨人と共に消えて、ネクサスの世界に行くことになります。

まぁ、彼にも世界を壊すほど暴れた理由は当然あります。下手すれば、デュナミストの過去よりも辛いものが。

かつて来訪者の星は、ビーストの大軍に襲われていました。その時に現れた光の巨人。巨人はビーストを全滅さると星を離れますが、再びビーストが来ることに恐れた彼らは、光の巨人を模してザギを製造。しかも道具として酷使。しかし、自分が光の巨人の模造品であることを理解し、歪んだ自我に目覚めます。

模造品ではなく、自分自身であるために。自分と言う唯一無二の存在になるために、オリジナルである光の巨人と数千年以上も戦い続けることになります。時空をいくつも越えて。

最近ではベリアルと比較されますが、ベリアルの敗れたイージスの力の本来の持ち主と数千年も戦えるので、ザギの方が強い上に、間違いなく最強の暗黒ウルトラマンでしょう。

彼の復活によってビースト達が世界中で覚醒。「ザギの狂気」と呼ばれる予言が現実の物になろうとしました。しかも、歩くだけで自然災害が起こると言うとんでもない力も持っています。記録的な大地震や火山の噴火などです。

しかし、ザギの過去を知った上で見ると、ネクサスと言う作品の見方が少し変わります。少なくとも自分はそうでした。それが原因で、初めて書いた小説(笑)ではザギの最後を変えたんですけどね。


天才ゲーマーVS天才ゲームプレイヤー

「と言うわけで、2人の相手は山田先生だ。」

 

2人の相手を山田先生と伝えるが、凰とオルコットは少し不安そうだ。さっきのあれを見れば当然だが……。しかし、千冬いわく、今の2人では山田先生には勝つことが出来ないようだ。凰は微妙だと付け加えていたがな。

 

千冬の言葉に、ゲームバカの鈴と、現在エナジーアイテムでテンションの上がっているオルコット達の頭に血がのぼり、開始直前からヒートアップした状態で実演が始まることになった。

 

「では……、始め!!」

 

「行きますわ!!」

 

オルコットは千冬の合図の後に、スナイパーライフルを使い狙撃するが、面白いように先を読まれて全く当たらない。ビットを展開し、死角からの攻撃をするが、これも全く意味をなさなかった。

 

「クッ!何で……!と言うか、鈴さんも攻撃してください!!」

 

「なに言ってんの?戦いの基本は観察でしょ。ほら。もっと攻撃しなさい。」

 

それPVPのあるゲームの基本な。

 

頭に登った血は降ろしたようだ。オルコットと戦っている山田先生の動きを観察し、癖や苦手を探している。

 

(銃で攻撃するときに右目を塞いでる。距離が近付いたら範囲の大きいショットガンやグレネード……。それ以外はアサルトライフルの弾丸を最低限の量で牽制や浮遊物の破壊。)

 

癖。と言うか、山田先生が良く使う流れを見付けたようだ。これだけでも見付けられればかなり有利になる。

 

「キャァァァ!!」

 

「え?もうやられたの!?」

 

「あ、貴女が助けずに見てたからでしょ!!」

 

「イヤ。別に協力プレイでクリアしろとは言われてないし。」

 

確かに、2人で戦えとは言っていないが、完全に別々で戦う必要は無いと思うぞ。

 

「まぁ良いや。次は私の番よ!見てなさい!!」

 

倒れているオルコットを跨ぎ、山田先生の前に立った。

 

「じゃあ、行きますよ!!フッ!」

 

アサルトライフルで撃たれるのがイヤなのか、一気に間合いを詰めた。だがそれをやれば、ショットガンもしくはグレネードの餌食だ。

 

オルコットと戦った時同様に、ショットガンを展開して突っ込んでくる鈴に狙いを定めている。が、鈴でもその行動は読めるし、先程右目を塞ぐ癖を見つけている。

 

(ここで右に避ける!)

 

上手く避けることが出来た。そして、構えた双天牙月を全力で振り降ろした。だが、

 

「ッ!?ウワァ!」

 

物理シールド2枚に止められ、グレネードを食らってオルコット同様にやられてしまった。

 

「あぁ!クッソ!!行けると思ったのに!!」

 

鈴は悔しがっているし、山田先生は惜しかったと言っていたが、恐らく鈴の動きはバレていたと思われる。あの動きは鈴の行動を読んでいなければ出来ない動きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~放課後~

 

「あ~。行けると思ったのにな……」

 

「まだ言ってるよ」

 

あの授業の後から、鈴はずっとこんな感じだ。今一夏の部屋でゲームの準備をしているが、表情は全然楽しそうじゃない。

 

「て言うか箒。何で自分の荷物を片付けてるの?」

 

「デュノアが来て部屋の調整があったそうだ。まぁ準備が終わってないから、引っ越しは明日になるがな。」

 

「へぇ~」

 

怪しい所があるとは言え、現段階では第2の男性IS操縦者だ。男子生徒が2人になれば、当然同じ部屋にする。その為、急きょ手配したのだ。しかしすぐに変えられると言う訳ではない。部屋の準備など色々とある。取り敢えずデュノアは今日、学園の近くのホテルで過ごすようだ。

 

ゲームの準備が終わったので、起動してプレイしようとしたとき、一夏の部屋に客が来た。

 

「お、お邪魔しま~す」

 

「簪」

 

「知り合い?」

 

「この前整備室で会った。因みに、天才ゲームプレイヤーにして天才ゲームプログラマーだ。」

 

一夏の言った「天才ゲームプレイヤー」と言う言葉に反応し、さっきまで沈んでいた表情の鈴が、パッと明るくなった。

 

「一夏。この前言ってた私の作ったゲーム。持ってきたよ。」

 

簪がポケットからUSBメモリを取り出し、一夏に渡した。「この世は裏切りと怨み」題名的にホラーゲームだろうが……何かがやってはいけないと言っている気がする。

 

(クロト、ホラーゲーム苦手じゃなかったか?)

 

一夏には、このホラーゲーム感溢れるゲームをやっている状態がイメージ出来ないのだ。昔、どれくらい昔かは忘れたが、一緒にホラーゲームをやっているとき、怖すぎたのか、ガタガタ震えながら自分に抱き付いてプレイしている姿が頭から離れないからだ。

 

(後で感想聞いてみよう。)

 

USBを自分のパソコンに差して、ゲームを起動しながら、クロトに感想でも聞いてみようと思った。

 

そして、一夏の後ろでは、天才同士の対戦が行われそうになっていた。プレイするゲームはこの部屋ではお馴染みのクライマックスヒーローズだ。このゲームは大体どんな人にでもプレイ出来るし、簪も格闘ゲームは得意な様だ。

 

「さてと、私は龍騎で。簪は?」

 

「デカブレイク。」

 

ライダーだけのゲームとは誰も言っていない。

 

このクライマックスヒーローズは、現実にあるものではなく、クロトの考えたボツキャラ達を集めたゲームだ。圧倒的にライダーの方が多いが、それ以外にもいる。

 

(何か後からスゴいガタガタボタンを連打する音がするな。あ、また死んだ……。確かに難易度は高いな。)

 

現在、一夏はヘッドフォンをしながらゲームをプレイしているが、それを通り抜けてボタンを連打する音が聞こえてくる。

 

『必殺拳!ソニックハンマー!』

 

『KO!』

 

「ウソ……。負けた!?も、もう1回!!」

 

~数分後~

 

『高速拳!ライトニングフィスト!!』

 

『KO!』

 

「も、もう1回!!!」

 

~数分後~

 

『KO!』

 

その後も簪に挑み続けたが、1回しか勝てなかった。圧倒的大差とは言わないが、簪の方が余裕を持って鈴に勝ちづつけている。

 

「何でそんなに強いのよ!?」

 

「鈴は考えもなしに突っ込みすぎ。タイミングを見てガードに入るのも大事。」

 

確かに、簪は鈴と戦っているとき、タイミングを見てガード技を出している。対して鈴は性格からなのか、ガツガツ攻めてくるタイプだ。その為、簪から攻撃をほとんど防がれるのだ。

 

「成る程……。よし!もう1回やるわよ!今度こそ勝って見せるわ!」

 

「お、おい!私にもやらせてくれ!」

 

見ていて箒もやりたくなってきたのか、一夏の後ろでは3人とも仲良くゲームをしている。こんな日常がかなり大切に思えてくるな。




今回はここまでです!次回もよろしくお―

「ちょっと待て。」

何?一夏。

「何でクロトのゲームにデカレンジャーが出てくるんだ?」

出したいからただそれだけだ。仮面ライダークロニクルでもスペシャルキャラとして出すつもりだし。(予定だから未定)

「だからって急に出すなよ。驚くだろ。」

それは済まなかった。それじゃあ皆さん、次回もお楽しみに!感想、評価、活動報告もよろしくお願いします!!

―See you Next game

今日のザギが1番上手く描けたと思っています。どうでしたでしょうか?
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