話飛ばして、いきなりモンド・グロッソでの誘拐です。前回の予告ではファースト幼馴染との話も入れようと思ったんですが、書いていて無理と判断したので止めました。
今日はモンド・グロッソの決勝戦の日。一夏は余り行きたくなかった。決勝の様子ならテレビでも見られるからだ。態々現地に行く必要は無いだろうと思っている。
そして今の一夏は
(はぁ、まさか誘拐されるとは……。面倒な事になったな。)
目の前には数人の男。全員武装している。バグルドライバーⅡを使えばすぐに片付くが、縛られてる状態では使えない。
(どうしたものか……)
手足を拘束しているヒモは既に外している。ただ自分の荷物が少し遠いところにある。急げば取れない距離でもないが、タイミングを間違えば一瞬で蜂の巣だ。
「なぁ、あのガキどうすんだ?」
「さーな。織斑千冬が決勝に出たら殺せとしか言われてないからな。」
「こっちに来たら?」
「来てるのが分かったらズラかるだけだろ。」
(成る程。目的は姉の決勝戦破棄。となると、仕掛けたのは決勝戦の相手国か……。ん?)
相手の目的、仕掛けた奴らを冷静に分析していると、自分の手のある位置に何かが落ちているのに気付いた。
(石?これを使えば少しは奴らの気を逸らせるか……。)
石を手に取り人の居ない場所に投げてそっちに意識を向けさせる。と言うわけではない。こんな所でやっても、ネズミかゴキブリと勘違いされる。それよりも意識を自分から逸らす方法。それは
「イデッ!」
「ハハハ!おいおい大丈夫かよ(笑)」
相手の頭に当てることだ。ただし自分に近いヤツじゃない。自分よりも遠い場所に居るヤツにだ。一夏の目論み通り、全員の意識が当たったヤツに向いた。その隙に移動して、自分のバッグからバグルドライバーⅡとガシャットを取り出した。
「おい!逃げる気か?今すぐ戻れ。殺されたくなかったらな。」
「勘違いしないで貰いたい。これを回収しただけだ。」
「おもちゃ?」
「まぁ見てろ。」
『仮面ライダークロニクル』
「変身」
『ガシャット!』
『バグルアップ』
『天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!』
誘拐犯達は、突然目の前に居た一夏が変身したことに驚き、言葉を失った。
「どうした?拳銃を構えた状態で固まって。目の前に居るのはただの子供だぞ」
「ッ!?撃て!撃て!!」
『ポーズ』
一夏に向けて大量の銃弾を放ったが、バグルドライバーのAボタンとBボタンを同時に押した。すると、クロノスに変身している一夏以外の全ての時間が止まってしまった。
「はぁ。いきなり撃ってくるとは……。芸がないな。ハァ!」
止まっているヤツらを蹴り飛ばすと、蹴られた直後の体勢で空中に漂っていた。
『リスタート』
もう一度両方のボタンを押すと、リスタートの音声と共に周りの時間が戻った。
「ガァッ!?な、何を!?」
「すぐに答えを求めようとするな。少しは自分で考えたまえ。」
その後は、乱心した連中が一夏に銃弾を浴びせるが、すべて弾かれてしまった。
「ふん。そろそろ終わりにしよう。」
「「「「ウワァァァァ!!!」」」」
「他愛もない。ウッ!」
自分を誘拐した連中を全員気絶させ、変身を解除しようとしたとき、突然バグルドライバーがスパークし、ガシャットも壊れた状態で排出された。
「試作品ではこれが限界か。日本に帰ったら新しいのを送ってもらおう。」
その数分後、決勝戦を破棄した千冬がドイツ軍の方々と一緒に一夏の閉じ込められていた建物に突入してきた。状況を見た千冬とドイツ軍が少し困惑していたが、確保や処理があるので、特に気に止めず作業を開始した。
さてさて、今日の連続投降はここまでです。3話連続はさすがにキツイ。
次回はIS学園での自己紹介
次回もよろしくお願いします!感想、評価、活動報告もよろしく頼みます!!
どう足掻いてもクロノスの無敵感を出せない……。