今日紹介するウルトラマンは、ギロチン王子ことウルトラマンエース!身長は40メートル体重4万5000トン、飛行速度はマッハ20。戦力は、兵力7万1000人分、艦船190隻分、航空機750機分とアメリカ第7艦隊以上の戦力を持っています。
職業は宇宙警備隊。地球から帰還後はアンドロメダ星雲方面の任務を経て支部長に就任。孤児でウルトラの父とウルトラの母に育てられます。
必殺技はギロチン系が半分を占めています。ギロチン王子と言われる理由がこれですね。その他にも光線技の名手と言う異名もあります。コスモスが登場するまでは彼が最多でした。
ギロチン系が多いことから、兄弟たちにですら「立て!撃て!斬れ!」と拍車をかけられる始末。当時の放送理論だと良かったんですが、高確率で怪獣や超獣の首や手足が切断され、断面図が見える絵面です。今やったら確実に炎上物ですね。と言うか10話位で打ち切りに追いやられそうです……
因みに彼が戦ってきたのは、怪獣ではなくそれを越える超獣です。異次元人ヤプールが作り出した兵器ですね。
「何か作戦はあるのか?」
「IS相手に空中戦は不利だ。だが、私達が地上に居れば福音は間違いなくこっちに来る!」
「来なかったら?」
「バグヴァイザーⅡのビームガンでこっちに誘き寄せる。旅館はありったけの鋼鉄化のエナジーアイテムを使って守ってるんだ。地上戦でも問題はない。まぁ、あのウサギが仕込んだ辺り、ここに来ない筈が無いからな」
お陰で20枚ほど持って来た鋼鉄化のエナジーアイテムが、後3枚になってしまった。これで旅館はミサイルをぶち込まれてもキズ1つ付かないだろう。しかし、問題はそこではない。
「しかし、アイツの言ったことは本当か?クロノスでも勝てないって言うのは」
「どうかな?あのウサギの言ってることが本当なら、私達に勝ち目は無いだろう……」
ただでさえポーズの効かない相手。しかも一度負けたら強制的に第2形態移行。性能で言えばクロノスを超越していると言う。更に有人機と言う情報もある。
「さっさと終わらせるしか無いって事か……」
空を確認しながら、旅館から離れた場所に向かっていると、ついに福音を目視することが出来た。かなりのスピードでこちらに向かってきている。
『仮面ライダークロニクル』
『マイティーアクションX!』
「「変身!」」
『バグルアップ!天をつかめライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!』
『ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティー!アクション!エックス!!』
「グレード3」
『アガッチャ!シャカリキ!シャカリキ!バッド!バッド!シャカっと!リキって!シャカリキスポーツ!!』
シャカリキスポーツガシャット。現段階で完成している数少ないガシャットだ。クロトは普段から最低でもこの2つを持ち歩いている。主に移動用だ。
「他のガシャットの開発も急ぐべきだったな」
「嘆いてる暇は無さそうだ。操縦者の事を考えると、すぐにでも終わらせる必要があるぞ」
一夏はバグヴァイザーⅡを、クロトは両肩に付いているシャカリキスポーツのタイヤを取り外して、それぞれを攻撃をする体制をとった。
「「ハァ!!」」
福音と2人の攻撃がぶつかると、辺りには轟音が響き渡り、海が震えて、砂浜の砂が宙を舞った。お互いに手加減は出来ないと言うことだ。
「ん~……はぁ……」
一夏とクロトが戦っているとき、旅館に残った専用機持ちのメンバーは落ち着かないのか、部屋の中を歩いたりしている。やはり束の言葉が気になるのだろう。クロノスでも勝てないと言う言葉に。勿論、ポーズだけがクロノスの力では無いことは、ここに居る誰もが知っている。それでもやはり心配なのだ。
「篠ノ之博士。いくつか質問に答えてください」
テーブルの上に置かれていた、束が入っているクロトのバグヴァイザーを簪が手に取ると、中に居る束に質問を投げ掛けた。
「ん?お前なんかに答える義理は無いね!バーカ!!」
「鈴、部屋の隅に立って。はいグローブ。全力で投げるから取ってね」
「了~解」
「え?ちょ!嘘でしょ!?キャァァァァ!!!」
さっきまで重たい空気だったのに、一気にそれが無くなった。10球ほどのキャッチボールを終わらせると、再び簪が質問を投げ掛けた。
「で?答えてくれますか?」
「やだね!ギャァァァ!!!」
まだ答える気が無さそうなので、今度は全力で振り回した。画面から見える束がシェイクされてるのがチラチラ見える。
「話してくれますよね?」
「誰がお前なんかに―」
「話せってんだよクソウサギ。解体してウサギ鍋にするぞ。死にたくなかったら話せ」
「……はい」
いつもの温厚な簪の目ではなく、マジで人を殺しかねない目をしていた。その目でじっと見詰められたら、ブリュンヒルデでも天災でも素直に話すしか無くなる。因みにその目を見てしまったデュノアとラウラは、お互いに抱き合って震えている。
「うん!よろしい。素直な人は好きですよ~。じゃあまず、貴女が仕掛けたのは本当にクロトさんに言ったことだけですか?」
「……まぁ、言ってないこともあるよ。まぁ、仕掛けたと言うよりは、ついでに出来た機能って所かな」
「やっぱり……」
「どう言う事だ?」
「私達にも説明してよ」
簪の仮説。それが束の一言で一気に現実味を帯びた。その仮説と言うのは、コアが自立して動く可能性だ。一度倒されるとクロノスを越える力を持って第2形態移行して強制的に変化する。そんなプログラムを入れていて、コアとISがそのままな訳が無い。コアの中にある人格が表に出てもおかしくないのだ。
「当たってるよ。そしてそうなれば操縦者も死ぬ。確実にね。当然コアの人格が安全に出てくる訳じゃない。十中八九暴走して出てくる。そうなれば、いっくんもクロくんも勝てないよ。それに、操縦者が一緒に居ると、多分だけど、操縦者もシールドエネルギーの一部として取り込まれるよ。いや、シールドエネルギーとは言えないか。人を取り込むわけだから」
「つまり……操縦者と福音を切り離さないと、あの2人は確実に負ける……」
「そう言う事~。だから福音の第2形態移行に合わせて、力を発揮できる紅椿を持って箒ちゃんに行かせようとしたのに……それをお前たちは」
「うん。よ~く分かりました。じゃあ凍ってて下さい」
「は?」
簪は、バグヴァイザーが沈むくらいの小さめの桶に水を入れると、部屋に備え付けられてる冷凍庫にその桶を入れて、中にバグヴァイザー(束入り)を沈めた。
「冷た!ちょ!コラァァ!!ここから出せ!!!」
「さぁ~てと……ウサギのシャーベットが楽しみだ」
バグヴァイザーの中に居るから死ぬことは無い。が、これはある意味死ぬより辛い。意識がある状態で氷付けにされるのだから。
「しかしどうするか……ん?」
簪が対策を考えていると、クロトが部屋に置いていったゲーマドライバーとプロトガシャットが目に入った。
「あ!」
「あ!」
簪が何かに気付くと、それに続いて鈴も何かに気付いた。しかし、気付いたのは天才ゲーマーと天才ゲームプログラマー。この2人の気付いたことに、他のメンバーには何も分からなかった。
「ちょっと!わたくし達にも教えてください!!」
「そうだよ!僕達にも教えて!」
そう言われると、鈴がクロトのバックからゲーマドライバーとプロトガシャットを取り出して全員に見せた。
「これを使うのよ!」
「仮面ライダーのレベル1には、ゲーム内イベントの敵に取り付かれたプレイヤーを、敵キャラと分離させることが出来る!」
「つまり!ここにあるベルトとガシャットを使って、福音と操縦者を分離させる!そうすれば2人が勝てる可能性がある!!」
仮面ライダークロニクルのゲーム内イベントの事を思い出したのだ。それを使えば、福音と操縦者の分離が可能。クロトですら気付かなかった盲点だった。これを2人は気付いたのだ。いやはや恐れ入った。
「しかし、それは私達には使うことは出来ないぞ。さっきのセシリアを見ただろ」
「……箒、力を貸して。2人を、福音と操縦者を助けるために」
「……分かった。何をすれば良い?」
「これ。紅椿よ。クロトさんはプロトガシャットだと身体にかかる負担が大きいって言ってた。なら、専用機を使って、身体にかかる負担を最小限にすれば良い」
「成る程……それなら」
「うん。紅椿は第4世代のIS。これなら多分大丈夫」
そう言うと、簪は真耶からパソコンを借りて、紅椿とゲーマドライバーをコードで繋ぎ、色々と設定し始めた。時間にして5分程だろう。その短時間で設定を完成させてしまった。
「よし、これでOK!箒!完成したよ!」
「あぁ!使わせて貰うぞ!」
「一夏!クロトさん!」
ゲーマドライバーとガシャットを受け取り、箒は2人の場所まで走っていった。福音は既に第2形態移行をしている。束の言うように、2人は福音に圧倒されていた。特にクロトは、HPを表すライダーゲージが無くなりかけていた。かなり深刻だな。
「箒!?」
「よせ!使うな!!」
「術式レベル1」
『タドルクエスト!』
『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!!』
「嘘だろ……」
「変身した……」
「これより、銀の福音切除手術を開始する」
こっちではお久し振りです。その前に、ベルトの音声長い!打ち込むのめんどくせーんだよ!!なにこのベルトの音声!?今回の話ほとんどベルトの音声で持っていかれてるよ!?
次回もお楽しみに!感想、評価もよろしくお願いします!!