神と時間の支配者   作:憲彦

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今日で最終回。特に言うことは無いです。仮面ライダークロニクルをプレイする彼女たちをご覧ください。

あ、ラスボスに挑むわけではありませんよ。単にプレイの様子を見てもらうだけです。




仮面ライダー

簪の入ったシューティングエリア。このエリアはサバイバルゲーム経験者やその他射撃ゲームのプレイヤーが集まる。故に、敵は遠距離と中距離の攻撃を中心に行ってくる。戦い方を知っていれば、誰でも簡単に経験値を稼げると思われがちだが、クロトの作ったゲームだ。難易度が高いし、敵の連携は完成されている。

 

「やっぱり……サバイバルゲーム経験者も、射撃ゲームの高ランクプレイヤーでも手子摺るか……なら!」

 

現在のステージは、ゴツゴツとした岩がたくさんある場所だ。しかし、敵の銃弾が雨のように降り注ぎ、誰もが隠れて動けない状態だ。だが、そんな状況のなか、簪が敵に向かって走り出した。

 

「借りるよ!」

 

「え?ちょっと!!」

 

走りながら、近くにいたプレイヤーのライドウェポンを借りる。そんな目立つ行動をすれば、当然相手からは攻撃される。

 

「無意味。全部弾くまで」

 

ライドウェポンのブレードモードで銃弾を弾きながら進む。さっき借りたライドウェポンはガンモードにして、銃弾の補充をしている敵を狙い撃つ。

 

「予想通り。射撃主体の相手は接近戦が苦手か」

 

その言葉通り、簪が近付くと後退して距離を取ろうとしている。だが、そんなことはさせずにドンドン距離を詰めていく。そして斬る。

 

「スゲーな……あのプレイヤー」

 

「何者だよ……」

 

銃弾が止んだことで、隠れていたプレイヤーが出てきたが、簪の戦い方を見て感嘆の声を挙げている。そして、自分達が手子摺っていた相手を1人で倒す姿に見とれていた。

 

「これで終わり。ありがとう。返すわ」

 

「え?あ、あぁ」

 

ライドウェポンを返すと、最後の敵を倒した場所に向かった。何があるのかと思い、他のプレイヤーも後を着いていく。そして、見付けたものは宝箱だった。爆弾らしきものが付いているが……

 

「パスワードを入れるタイプか……」

 

「でもパスワードなんてあったか?」

 

パスワードを入れると、爆弾も解除され、箱の鍵も開く仕掛けの様だ。ゲームをプレイしている人ならすぐにでも見破ることが出来る仕掛けだ。だが、パスワードはない。

 

(パスワードは無かった……倒した敵の数?イヤ違う。4桁にならない。なら……)

 

頭の中で色々考えた。そして1つの結論を出した。

 

「お、おい!何やってんだアンタ!?」

 

「解体よ。爆弾のコードが見えてる事、ここまでパスワードらしきものが無かった事。それを考えると、開ける方法は1つしかないわ」

 

「え?」

 

「このタイプの爆弾は、赤いコードを残せば解除が完了する……」

 

「成る程……つまり爆弾を解除してその後に……」

 

「そんなバカなことするわけないでしょ」

 

ブチっ!

 

全部のコードを乱暴に引きちぎると、誰もいない場所に投げ飛ばした。投げ飛ばしてから約2秒。箱は爆発した。予想通りに。

 

「おい!せっかくのレアアイテムだぞ!!何やってんだ!」

 

「はぁ……よっと」

 

簪の行動を見ていた他のプレイヤーには、色々と言われるが、溜め息を付いて爆発の破片が飛び散っている中心へと歩いていった。そして、1つのアイテムを取って全員に見せた。

 

「レア度の高いアイテムが、あの程度の爆発で壊れるとでも?」

 

ごもっとも……ダイナマイト7本程度では威力が足りないだろう。せめて15本は欲しいかもしれない。

 

『仮面ライダースナイプ!』

 

「よっと……お前か?バンバンシューティングのガシャットとゲーマドライバーをゲットしたのは?」

 

「見ての通りよ」

 

「なら、ベルトとガシャットのチュートリアルだ。変身のやり方は知ってるな?」

 

「はい。第1戦術」

 

『バンバンシューティング!』

 

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!!』

 

福音の事があるので、変身の方法や戦い方は知っている。変身なら造作もない。

 

「よし。変身は良いだろう。なら、次は実戦だ。雑魚50体で良いか。自由に倒せ」

 

スナイプがそう言うと、簪の前にはこのゲームのどのステージでも共通して現れる雑魚キャラが50体現れた。

 

「任務了解!ミッションスタート!!」

 

ガシャコンマグナムを撃ちながら敵へと走っていく。乱射している様に見えるが、その銃弾は的確に相手の弱点を撃ち抜いている。

 

「ふん。成る程な。なら追加だ」

 

半分ほど倒した辺りで、更に50体追加した。

 

「第2戦術」

 

『レベルアップ!ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』

 

「一気に片付ける!」

 

『ズ・キューン!』

 

『ガシャット!BANG BANG CRITICAL FINISH!』

 

ガシャコンマグナムのライフルモードから放たれた一撃は、追加されたのも含めて全てを吹っ飛ばした。

 

「合格だ。受け取れ。チュートリアルクリアの報酬だ」

 

受け取ったのはレベル3用のガシャットとエナジーアイテムだ。エナジーアイテムは仮面ライダースナイプ召喚用だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簪がスナイプからのテスト的な物を受けているとき、鈴とラウラはと言うと、

 

「このステージ温すぎたわね……」

 

「いや名人……確かに温いけど、予想しない所から敵が来るから気は抜けないぞ?」

 

このステージは比較的簡単な場所だ。分りやすく言えばマリオのステージみたいなものだ。序盤の方に出てくるのんびりした雰囲気の場所。だが、トラップが大量に仕掛けられてる。いつの間にか落とし穴の縁に立っていたり、大砲の弾が飛んできたり、亀の甲羅が地面を滑って自分達の所にスゴいスピードで来たり、頭の上から敵が降ってきたりと、中々気を抜くことの出来ない。

 

が、このゲーマー2人にはほとんど意味がない。彼女たちの歩いてきた道の後ろには、倒した敵が大量に転がってるし、避けた砲弾が地面に残ってる。

 

「あ、宝箱」

 

「トラップ……ではないな」

 

「鍵穴が無いけど……」

 

「壊すのかな~?」

 

何故コイツらはそんなに宝箱を見付けると壊したがるんだ?確かにアイテムを取るための1つの方法だが、それは最終手段だ。真っ先に思い付いても普通はやらない。

 

「それは最終手段ね。取り敢えず持ってきましょう」

 

破壊するにしても開けるにしても、道具が無い以上は持ち運ぶしかない。持ち上げようと箱を持った瞬間、

 

ポロ

 

「「え?」」

 

箱の底が抜けて、中からアイテムが出てきた。クロトのヤツ、手抜いたな。

 

「な~んか納得行かないけど……良いか」

 

アイテムを回収すると、簪と同様にライダーが出てくる。中には2人分入っていたので、ライダーも2人現れた。

 

『仮面ライダーエクゼイド!』

 

『仮面ライダーレーザー!』

 

「ノーコンテニューで、クリアしてやるぜ!」

 

「いや、自分らプレイヤーじゃないよ」

 

現れたのはメインライダーの1人であるエグゼイドのレベル2と、レーザーのレベル1だ。

 

「おっとそうだった。よし!早速チュートリアルだ!」

 

「変身の方法知ってるか?」

 

「「勿論!変身!!」」

 

『『ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!!』』

 

「次はレベルアップ!」

 

『ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エックス!!』

 

『ガッチャーン!レベルアップ!爆走!独走!激走!爆走バイク!』

 

レベルアップ完了。鈴は2頭身から普通サイズの鈴に戻ったが、ラウラが……

 

「何でバイク!!?」

 

「あぁ~言い忘れてたけど、レーザーのレベル2は人型じゃなくてバイクの状態だから。人型はレベル3から。後はレベル0のガシャットを探すしかない」

 

「まぁ、しばらくは名人と動くから問題は無いが……」

 

まぁ確かに鈴と居ればバイクの状態でも構わないが、何かと不便なのでレベル1の状態に戻った。

 

「じゃ!チュートリアルクリアの報酬だ!」

 

「え?戦わなくて良いんですか?」

 

「自分らはそう言うの好みじゃないんだよね~受け取りな」

 

内容物は簪と変わらない。レベル3用のガシャットとエグゼイドとレーザーを召喚するエナジーアイテム。が、しかし

 

「「納得出来るかぁぁぁ!!」」

 

少し納得が行かないようだ。

 

「俺は戦わせても良いと思うんだけど……レーザーがな」

 

「自分達の仕事はベルトとガシャットを手に入れたプレイヤーに使い方を教えるだけ。戦う必要はないの。じゃあね~」

 

それを伝えると、2人は消えてしまった。まぁエナジーアイテム使えばいつでも呼び出せるんだけどね。2人のチュートリアルが終わると、簪から連絡が入った。前回言い忘れたが、ライドプレイヤー用のクロニクルガシャットは通信機にもなる。フレンド登録したプレイヤー同士限定だがな。この機能のみ、ゲームエリア外でも使用が許可されている。

 

「分かった。じゃあ最初の場所に集まりましょ。ラウラ、行くわよ」

 

「了解。第2速」

 

『ガッチャーン!レベルアップ!爆走!独走!激走!爆走バイク!』

 

鈴の移動はかなり楽になったが、ラウラとしては複雑な心境だろうな。戦えないことは無いが、あまりにも不安要素が多い……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、来た」

 

スタート地点では既に簪が待っており、そこにバイクに乗った鈴が現れた。

 

「待たせたわ」

 

「大丈夫。ラウラは?」

 

「ここにいるぞ」

 

「あ、ラウラバイクになったんだ」

 

案外普通に受け入れてくれたな。全力でツッコミを入れる部分なのだが、まぁ良いか。

 

「箒は?呼んだんでしょ?」

 

「うん。でも連絡が付かなくて……ベルトのチュートリアルでもやってるのかな?」

 

「え?あれすぐに終わったけど……」

 

「え?私100体相手にされたけど。ライダーごとに違うのかな?」

 

それを聞いた鈴とラウラは、仮面で隠れて顔は見えないが、とても羨ましそうにしていたのは、言うまでもない。何と無く分かる。

 

「箒のいるファンタジーエリアに行きましょ。興味もあるしね」

 

「じゃあ3人で行きましょうか」

 

ラウラはバイクから2頭身に戻って、3人で歩きながら向かうことにした。戦う気は無いので、敵が来たら逃げるを選択する。

 

そしてその頃、箒はと言うと、

 

「ハァ!これで100体目……」

 

地道に経験値を稼ぎながら、アイテムを探していた。事前に情報を集めているので、ベルトのある場所は既に分かっている。そこを目指しているのだろう。

 

しかし……ファンタジーエリアとだけあって、簪の居たエリアの様に殺伐もしてなければ、鈴とラウラの居たエリアの様にのんびりとし過ぎてる訳でもない。丁度良い感じの場所だ。ファンタジーゲームのごたくに漏れず、街なども存在する。このエリアだけ以上に凝ってんな。クロトRPG好きだっけ?

 

まぁそんなことはどうでも良い。敵を倒しながら、箒は如何にもな感じの塔に着いた。貰った情報ではこの中にあるらしい。中には敵キャラも出てくるそうだが、扉を開けて中に入っていった。

 

「ブレイブ……1年ぶりか」

 

扉を開けて中に入ると、最初にプロトブレイブが出迎えてくれた。恐らく玄関に飾られてる甲冑的な感じに置いてあるのだろう。

 

「普通なら最上階か……」

 

因みに、クロトの作ったゲームをプレイするゲーマーは、必ず1回はルートを間違えてゲームオーバーになる。深く考えすぎて、全く関係ない道を進むからだ。だが、箒はそこまで多くのゲームをプレイする訳ではない。誰もが最初に思い付く、普通の道を通る。

 

「あった」

 

『仮面ライダーブレイブ!』

 

「お前か……タドルクエストを使うのは」

 

「はい」

 

「ならさっさと変身しろ」

 

「術式レベル2」

 

『タドルクエスト!』

 

『ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!!ガッチャーン!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!!』

 

プロトブレイブの様なモノクロとは違い、鮮やかな水色の姿になった。

 

「これが、本当のブレイブ……」

 

「そうだ。早く剣を構えろ」

 

これがブレイブのチュートリアルの様だ。まさか自分と戦わせるとはな。

 

そしてその少し後、鈴、ラウラ、簪の3人もここに到着した。だがそれと当時に、

 

ドカァーーン!!!

 

「え?」

 

塔の最上階の部分が吹っ飛んだ。そして中からは2人の同じ姿をした仮面ライダーが出てきた。恐らく片方は箒、もう片方はチュートリアルキャラクターだろう。

 

「どうした!?斬れない物は無いんじゃなかったのか?」

 

「ッ!ハァア!!」

 

ブレイブの重たい攻撃を無理矢理引き離すと、相手を斬り付けた。しかし、避けられて逆に斬られてしまった。

 

「グワァ!」

 

「箒!大丈夫?」

 

「私たちも今から―」

 

「来るな!!これは、私1人でやらなければ意味がない!」

 

鈴たちがベルトとガシャットを取り出して、手助けに入ろうとしたが、箒本人に止められてしまった。

 

「これで終わらせる!」

 

『ガシャット!TADDLE CRITICAL FINISH!』

 

「良いだろう。俺もこの一撃で終わらせてやる」

 

『ガシャット!TADDLE CRITICAL STRIKE!』

 

「「ハァアアア!!」」

 

ブレイブの蹴りと箒の斬撃。2つがぶつかり合うと、衝撃波が辺りに広がった。そこそこ離れた場所に立っている鈴たちですら、立っている事が難しくなる程の強い衝撃波だ。

 

「ゼヤァア!!」

 

「ウワァ!……チュートリアルクリアだ」

 

結果は箒の勝ちだ。押し勝つことが出来たのだ。かなりギリギリだったがな。

 

「はぁ……はぁ……勝った」

 

「合格だ。受け取れ。クリア報酬だ」

 

アイテムは他のメンバーと同じく、レベル3用のガシャットと召喚用のエナジーアイテムだ。それを渡すと、ブレイブも他のライダーと同様に消えていった。

 

「これで全員ベルトとガシャットを手に入れたわね。どうする?一夏に挑む?」

 

「まだ早いだろ。もっと強くなってからだ。アイツに追い付いてから」

 

「そうね。今は強くなることに集中しましょう!」

 

いつかは一夏に挑む。その事を4人で約束して、ゲームを楽しむことにした。




各ライダーごとに分ければ良かった……最終話なのに、一夏出てないな。まぁ良いか。のんびりしたラストにしたかったし笑

スゴく中途半端だけと、これで終了です。

次回作と無気力な救世主の残りの短編ストーリーもよろしくお願いします!!

今回ばかりは次回作を断念することは無いので、よろしくお願いしますね。

↓こんな感じに入ります

「ここは……どこだ?」

「やれ」

「!?や、やめろ!!ウワァァ!!」

真っ暗な闇の中で言われた一言。これにより、織斑一夏は一夏では無くなった。

「ソイツに用は無い。こっちで十分だ」

この男のやったこととは、一体?

「俺は光であるお前を消す!それが闇である俺のやることだ!!」

「だったら!僕は全てを照す!お前を打ち消せるくらいに!!」

光と闇の2人になった1人の心。闇が全てを塗り潰すのか、光が全てを照すのか。2人は一体どこに行き着くのか……

「俺は全てを消し去る!俺が俺であるために……その為なら……俺は!!」

「僕は全てを守る!僕が僕であるために……その為なら……僕は!!」

インフィニット・ネクサス(仮)近日投稿スタート。

例のごとく、いつも通りにタイトルの募集を行います。皆さんの投稿を待っています!
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