やはり私と彼の出会いは間違っている。   作:赤薔薇ミニネコ

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俺ガイルの小説です。八幡×オリヒロです、中学時代からのスタートです。




第一話 兄のアルバイト?と出会う

はじめまして、マックスコーヒー大好き 畳谷 忠絵(たたみやただえ)です。

 

 私は、いま某MMORPGのアルバイト?に夢中である。兄が雑誌の応募でMMORPGのβテスターに当選したのがきっかけでやり始めるようになったのだが、その頃の私は、ゲームにすら興味がなかった。

 

「おまえ下手くそすぎだろ……!」

「飛んでる亀とか意味わかんない、変な動きするし!」

「いやいや、ステージ1を何回やってんだよ、小学生でもクリアできるぞ」

「このゲームつまんない!」

 

 兄が応募で当てたMMORPGβのゲームはチャット機能がついているオンラインゲームでいままでの家庭用ゲームとは違っていた。

 兄に進められて始めた私だが、キャラクター作りだけで飽きてしまい、結局やることはなかった。

 このゲームのおもしろいところは、自分で好きにキャラクターをアレンジできて自分だけのオリジナルキャラを作れることだった。

 

「この小人族のコアラっぽい顔でかわいいかも…」

「それにしても兄のエルフ族のキャラクター、髪長いしイケメンすぎるだろ…兄はこういうキャラに憧れているのか…」

 

 坊主頭の兄のが作ったキャラを参考にしつつ、私はキャラ作りに没頭していた。

 

 ゲームのβテストが終わり、サービスが開始されてから時々、兄が時間あるときでいいから素材を集めてくれと兄のアルバイト?をお願いされることがあった。

 ふと私は、本の新刊がお金がなく買えなかったのを思い出し兄のお願いを聞いてしまった。

 

「この素材【黒銀鉱】10個集めてくれたら500円あげるから! なっ!」

「たまになら……」

 

 兄の金銭感覚を心配したが、私は素材を集めることにした。簡単な操作を兄に教えてもらいやり始めた。内容は単純でつるはしというアイテムを使って発掘ポイントで素材を集めるだけで、アイテムも始めてから2分ほどあっさりと取れた。

 

「2分で1個……20分で500円だと!!」

 

あまりにおいしい話に私は、なんの疑問も持たず、黙々と作業を続けた…。

しばらくして素材集め中の兄のキャラクターに、なにやらメッセージが書かれていた。

 

ハチマン)こんにちは、タタミさん今日も素材集めですか?

ハチマン)近くにいるので手伝いしましょうか?

(あれ…反応がない?)

 

≪ケンゴウショウグン⇒ハチマン≫我も先ほど話かけてたのだが返事がないのだ…なにか怒らせてしまったのだろうか…

≪ハチマン⇒ケンゴウショウグン≫なんだろうな

 

 

 タタミとはこのキャラクターのことなんだろうと思ったが、私は操作のわからないので無視するしかなかった。

 

 それからしばらく作業を続けていたのだが、素材がまるっきり取れなくなり、あと1個だというのにかれこれ4時間もたってしまっていた……。ようやく最後の1個が手に入り私は安堵した。

 

「よし、これで10個そろった!はぁ…疲れた……」

 

 疲れていた私だが、計算を頭の中で始める、4時間で500円これは兄に騙されたのではないかと。

(あのクソ坊主…許すまじ……)

 私は帰ってきたクソ坊主に文句を言った。兄は渋々マックスコーヒーとプリンを買いに行き私は怒りを鎮めることができた。それから兄は戻ってきてなにやらさっきのメッセージの人と会話をしているようだった。

 

タタミ)ハチマンさんすいません、妹にプレイさせていたもので返事できませんでした。

今度また手伝ってください~。

 

ハチマン)返事なかったのに動いてたので、無視されてたのかと思いましたよ。まあ慣れてますけど……。

 

タタミ兄)いえいえそんなことないですよ~、今度レベル上げにでも行きましょう!妹にもチャットのやり方教えておきます。

 

ケンゴウショウグン)タタミ殿の妹君であったか!我も無視されてたが納得した、まあ、我は常に孤独、好ましきも者などつくらぬがな

 

ハチマン)剣豪、めっちゃ心配してたじゃん…

 

 そして兄にチャットのやり方を教えてもらった。それから私はたまに兄のアルバイト?をたまにするようになった……。

 

 

 




所属ギルド「血盟騎士団」 
ハチマン 人間族♂[JOB戦士] 
タタミ エルフ族♂[JOBナイト]
ケンゴウショウグン 犬族♀[JOB侍]

【黒銀鉱】主に、つるはしを使い採掘できるが、なかなか手に入らない希少素材。レアモンスターからもドロップする。

読んでくれてありがとうございました。
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