やはり私と彼の出会いは間違っている。   作:赤薔薇ミニネコ

22 / 28
第22話です


第二十二話 文実と出会う

 夏休みも終わり、私は普段の学校生活に戻る。

 私は学校の廊下でイケメンの葉山君を見つけた。葉山君は相変わらず女子から大人気で声を掛けられている。夏休み明けで葉山成分の不足してる女子がたくさんいるのだろう。話かけられてる葉山君を見て私は驚愕する。葉山君の顔を見て会話してる女子達は気が付くことがないであろう事実。葉山君が女子に話しかけられる度に、内股になっていることに……。きっと防衛本能なのだろう。

 

 文化祭も近づき、学校では文実を決める時期でもある。文実は基本男女なのだが、国際教養科は女子の比率が極端に高いため女子二人でもいいことになっている。国際教養科J組の文実は雪ノ下さんと私になった。

 

~~マカロンギルド~~

 

タタミックス)ハチマン去年もやったのに、また文実になっちゃったの?

ハチマン)勝手に文実にされてたな

シズカ)授業が始まるのに、ぐだぐだやっていたのでな、経験のあるハチにしておいた。LHRに本気で居眠りしてるのが悪い

ガハマ)ヒッキーまじで爆睡してたしね~

ユキノン)リーダーは授業もまともに参加できないのかしら、情けないわね

タタミックス)明日、文実の顔合わせあるけどガハマちゃんも?

ガハマ)私はなんかお客さん呼び込む係らしい?

ハチマン)もう一人は相模ってやつだな

タタミックス)ガハマちゃんがよかったな~

シズカ)私も今年は監督責任者として会議には参加するからな

ハチマン)まじか……

タタミックス)私のクラスは私とユキノンなので先生よろしくおねがします~

シズカ)お前たちなら安心できるな

ハチマン)ちょっと、知り合いから手伝いのメッセージが来たからちょっと行ってきます

 

≪ハチマン⇒タタミックス≫すまんが、トレハンがほしいから忠絵も盗賊で来てくれ

≪タタミックス⇒ハチマン≫おっけ~

 

タタミックス)私もおまけで行ってきます~

シズカ・ガハマ・ユキノン)いってら~

 

 私はトレジャーハンターの効果があがる装備に着替えて八幡の後を付いていく。今ではすっかりゲーム内のマップをほぼ覚えるまでになっていた。

 

タタミックス)『手伝いってヒメヒメさんのところ?』

ハチマン)『別のギルドだな。敵も以前戦ったHNMだし、忠絵はトレハン上げるだけだから大丈夫だろ』

タタミックス)『あのドラゴンか~、確か正面に立つのはだめなんだっけ』

ハチマン)そうそう、後ろからアタックと、正面立ちは禁止だ

 

 私と八幡は、以前戦ったHNMのダンジョンへ向かった。隠し通路の奥にある広場には、敵のHNMと戦っているナイト一人と回復役が数人いた。人数が揃うまでキープしているらしい。周りにはそのギルドメンバー以外はいないようだ。

 

ハチマン)『建設さんに言われて盗賊と戦士助っ人で来ました~』

チバケンセツ)『いや~ハチ君すまないね、今日はギルドメンバーが少なくて助かるよ』

ハチマン)『いやいや、こっちもいろいろ助けてもらってますしお安い御用ですよ~』

チーバ)『おお、ハチ君久しぶりだね』

ハチマン)『チーバさん久しぶりです~』

チーバ)『ハチ君のギルドもいろいろ頑張ってるみたいだね~。ケンゴウ君とタタミ君も元気かい?』

ハチマン)『ケンゴウは相変わらずで、タタミさんは最近インが減りましたね。バイトが忙しいみたいです』

チーバ)『そうか、また集まれればPVPでもやりたいね~』

ハチマン)『いいですね~、ぜひ今度ギルド対抗でやりましょう!』

チバケンセツ)『メンバーも集まってきたしパーティ構成しなおして、ちゃっちゃと終らせましょうか』

タタミックス)『よろしくお願いします』

 

 私達はパーティ組んで、以前苦労して倒したHNMと戦闘を始める。さすがは古参プレイヤーの多いギルドだけあって、だれも戦闘不能になることなく倒し終わった。戦利品を分け終えるとパーティはあっという間に解散して、現場には4人だけ残った。

 

タタミックス:みなさん、すごいです

チーバ:ハチ君達と違って、回数はやってるからね~

チバケンセツ:そうそう、ちょっとだけ君たちより経験を積んでるってだけ

タタミックス:皆さん千葉の方なんですか?名前が

チーバ:このギルドは千葉を愛する人の集まりなんだよ

 

 八幡はとても仲良さそうにチーバさんとチバノケンチクカさんと話している。私もチバと言う文字に安心を覚え普通に話せていた。

 

チバケンセツ:タタミックスさんは、ハチ君の彼女さんだったよね?

チーバ:ハチ君、彼女できたの?

ハチマン:そうです

タタミックス:はい!

チバケンセツ:私の娘達は、男のいる雰囲気がまったくないからな……お見合いでもさせるべきか

ハチマン:娘さんのお見合いっすか、本人の気持ちを大切にしてあげた方がいいんじゃないっすかね

チバケンセツ:親としては心配なんだよ……ハチ君にはまだわからないだろうがね

チーバ:私は息子しかいないから娘を持つ気持ちはわからないな

チバケンセツ:ハチ君は総武高校の生徒さんだよね?今度、チーバさんが挨拶に行くんだけど、若い子達の流行ってる言葉が知りたいみたいなんだよ。私の娘はちょっとそういうのをあまり知らなくて困ってたとこなんだよ

ハチマン:流行ってる言葉っすか……

 

 私は若い子の流行りの言葉という質問を少し考える。なぜか結衣ちゃんがいつも言っている言葉が思い浮かんだ。

 

タタミックス:私達の使ってる挨拶なんですけど『やっはろー』とかは?

チーバ:ふむ、ハチ君の彼女さんが言うんだ間違いないだろう。挨拶はそれにしよう

 

 チーバさんはあっさりと挨拶決めた。私はチーバさんが学校に挨拶に来ると聞いてセリフから学校近くの商店街のおじさんくらいにしか思っていなかった。

 

ハチマン:チーバさん挨拶って文化祭ですか?

チーバ:広報課の取材の件で一緒に挨拶しないといけなくてね

ハチマン:うへ、今年の文化祭は大変そうだな……

チーバ:ちょっとテレビ取材するだけだよ。ハチ君が総武高校の生徒なら、私の案内はハチ君にお願いするかな

ハチマン:まじか……

チーバ:まあまあ、私とハチ君の仲だしいいじゃないか

ハチマン:うっす、それじゃそろそろギルドに戻ります~

チーバ:それじゃハチ君、学校の件よろしく頼むよ

チバケンセツ:ほんと助かったよありがとう~娘もよろしく頼むよ

 

 途中からテレビ取材やら、娘をよろしく頼むとか話についていけなくなっていた。どうやら今年の文化祭はテレビ取材があるというのだけは理解できた。

 

 

タタミックス)今年の文化祭テレビ取材あるの?

ハチマン)らしいな、まあ監督責任者である平塚先生から報告あるだろ

タタミックス)それもそうだね、遅いし今日はもう寝るね。明日、文実顔合わせよろしくね~おやすみ

ハチマン)おやすみ

 

 

 私は明日の文実顔合わせを楽しみにしながら眠りについた。

 




読んでくれてありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。