やはり私と彼の出会いは間違っている。   作:赤薔薇ミニネコ

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第8話です、中学生編はここまでです。


第八話 恋人と出会う

 八幡は忠絵との買い物をどうすればいいか悩んでいた。小町にアドバイスを求めた。

 

「小町ちょっといいか……?相談があるんだが……」

「どしたの?お兄ちゃんが相談なんてめずらしいね~」

「そのなんだ…畳谷と買い物に行くことになってな……」

 

 小町からは、男子たるもの女性を待たせない時間厳守、歩くときは車道側を歩く、携帯はいじるな、服装を褒めるなどいろいろ指導をされた。

 

「後日ちゃんと守れたか、ただえお義姉ちゃんに聞くからね!できてなかったら一週間口きかないから!」

「高難易度だな……」

 

~~休日~~

 

集合場所30分前に八幡は来ていた、まだ忠絵の姿はないようだ。

 

「よかった、まだ来てないようだな」

(これで忠絵が来てたらお兄ちゃんどうしようかと思ったよ……)

 

 10分くらいしてから忠絵が集合場所にやってきた。忠絵は学校の雰囲気とは違い微笑ましい笑顔と凛としたキレ顔でかっこいい大人という感じだった。笑顔で手を振って近づいてくる。

 

「おまたせ、ごめん八幡待ったかな?」

「いや、俺も今来たところだ、その…なんだ……服似合っているとおもう」

「うれしいありがとう!でも……八幡、ちょっと堅苦しいよ?どうせ小町ちゃんにいろいろ言われてるんでしょ、気にしないでいいよ」

忠絵はにっこりと笑う

 

「私もドキドキしてるけど…なんていうかいつもの八幡といるときの雰囲気が好きなんだ……落ち着くというか安心できるの」

「俺も忠絵と一緒にいるときが素でいられるからな……」

(いっいきなりは反則じゃないかな!八幡それ告白と一緒だよ……!)

 

「それじゃ、行くか……」

「うん!」

 

 

 それから、食事やほしい物を探しながら千葉ららぽーとをゆっくり見て回った。もちろん、小町のアドバイスは守りましたよ、後が怖いので……

 

「八幡今日は楽しかったよ、ありがとう~。それじゃ、また今度一緒に買い物行こうね~」

 

忠絵は手を振って微笑む、八幡の心が揺れる……そして、八幡の大きい声が響く!

 

「お前と一緒にいて一人が怖くなった……、怖くてゲームに安らぎを求めた、人が信じられなかった、なにかあっても裏があるんじゃないかと疑ってしまう……でも違った俺はただ臆病なだけだった、その……これからもお前と一緒にいたい」

「いや……ずっと傍にいてほしい!好きです、付き合ってください。」

 

 折本かおりの時の気持ちとは全然違っていた。苦しく愛おし、離れるのが恐ろしく怖い……八幡は、ボッチではなくもう忠絵という存在に依存してしまっていた。

 

「こちらこそ、これからもよろしくお願いします。」

忠絵はいままでにない笑顔で泣きながら喜んでいた

 

八幡と忠絵は恋人同士になった……。落ち着いてから2人は仲良く話をする。

 

「ふふっ八幡告白がプロポーズみたいだったよ」

「すまん…いま蒸し返されると……ちょっと」

忠絵は八幡をみて、にこにこ微笑んでいる。八幡の顔が赤くなる……

 

「そうそう、最初に言っておくけど私一途で嫉妬深いから、浮気しないでね!」

「お…おう……当たり前だ」

忠絵の鋭い視線が突き刺さる……!八幡の緩んでいた気持ちが一瞬にして引き締まる……。

 

「今度ゲームの結婚システムやってみようよ!記念ってことで!もう学校でも、気にせず話かけるよ!いまさら無しとかだめだからね。」

「……あ…あたりまえだ!俺もそこまで臆病じゃない」

「なんか間があったけど、まあいいか!」

 

 修学旅行では、畳谷と比企谷の豹変ぶりにクラスのみんなは驚きを隠せなかった…。かおりや由紀子などは事前に、忠絵から「比企谷と付き合うことになった」ことは聞いていたが、そんなかおり達でも驚いていた。あまりにも付き合い始めたばかりの初々しいのカップルの雰囲気ではなかった。

 

 修学旅行の班を誘う時だって、あんなに顔を赤くしてた忠絵が平然と仲良くニコニコしながら会話をしている、比企谷も全然おどおどしておらず、まるで何年も付き合っていてお互い分かり合っている「おまえら夫婦かよ」という雰囲気だった。

 

 クラスのみんなは、接点のない2人がなんであんなに仲がよくなったのか謎で仕方がなかった……。

           

 

 

 

 ギルドメンバーのシズカが、ハチマンとタタミックスの結婚式を見てずっと羨ましいとつぶやいていた……。

 

シズカ)次は私が……うぅ…羨ましい……!

 

中学生編  終




読んでくれてありがとうございます。

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