ヒューマン・デブリ・ストラトス   作:T-shi

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和解

アリーナは静寂に包まれていた。

アリーナ中心に浮遊している悪魔は、興味がなくなったのかハッチへと戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ…」

 

セシリアが目覚めたのは、試合終了から10分ほど経った後の保健室でのことだった。

 

「目が覚めたか、オルコット」

 

ふと、声がした方を見るとそこには担任である千冬がいた。

 

「私が…負けたのですね…」

 

「そうだ。」

 

「彼は、どうしてあんなにも強いのでしょうか…?」

 

セシリアの問いに、千冬は答えようか迷った。

だが、彼女の目を見て話す事にした。

 

「オーガスは、少年兵の出だ

 そして、"阿頼耶識システム"の適合者だ。」

 

「!?」

 

その言葉にセシリアは息を呑んだ。

 

「そんなっ!少年兵及び阿頼耶識システムは世界条約で禁止されているはずですわ!?」

 

「お前の言っている事はもっともだ。

 だが、世界にはそんなゴミみたいな事をする奴がいる

 そして、オーガスが強い理由はそんな環境を生き抜いてきた事だ。」

 

「そう、ですのね。だから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合当日の夜、三日月は食事をとった後箒と自室で休息をとっていた。

すると、ドアをノックする音が聞こえた。

 

「三日月さん、いらっしゃいますか?」

 

三日月は、ドアを開けた。

そこに居たのは今日、三日月と闘いあったセシリアだった。

 

「お時間、宜しいでしょうか?」

 

「いいよ。」

 

三日月は、承諾した後セシリアに部屋に入るように促し、セシリアは部屋に入った。

 

「申し訳ございませんでした!」

 

セシリアは部屋に入るやいなや、謝罪をした。

そして、彼女は自分の過去の事を語った。

父親の事、母親の事、家の事全てを。

 

「ですが、そんな事は理由になりません。

 私は、貴方の事を何も知らないのにも関わらず、罵倒しました。

 どんな罰でもお受けいたします。」

 

三日月は、手を前に出した。

セシリアは叩かれると思ったのか、目を閉じ身構えた。

だが、いつまで経っても頭に衝撃が来ないため目を開けると、三日月の手は目の前に留まっていた。

 

「握手。

 俺は特に気にしてないから。

 これで仲直り。」

 

三日月の言葉に涙ぐみながら手を繋ぎ、

"ありがとう"を何度も呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(三日月・オーガス、私を変えてくれた。

 もっと知りたい、そして彼を支えていきたい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追加設定

バルバトス

セシリアとの試合で見せた姿が本来の姿。

実技試験の時の形態は、三日月に適合するために阿頼耶識を搭載したため一時的な副作用によって幾つかの装甲、武器が解体、阿頼耶識に再構築されたため。

 

セシリア・オルコット

原作同様、家の関係で男嫌いに。

三日月の阿頼耶識を知っている数少ない人の一人。

 

三日月の阿頼耶識を知っている人間

織斑千冬 山田真耶 三日月と最初に接触したISパイロット IS委員会の上層部 篠ノ之束 篠ノ之箒 セシリア・オルコット 生徒会役員

各国の上層部

 




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