人は生まれながらに平等じゃない、その事を知ったのは俺が9歳、小学校3年生の時だ
「こいつの”個性”って宝の持ち腐れだよな!」
頭から角の生えている少年は右手で殴ってきた。
「くっ!」
「おら、立てよ!」
背後にいたもう1人の少年は倒れた直後に無理やり立たせてきた。
「攻撃できない”個性”だなんて可哀想だし」
”個性”、それは現人類の約8割が持つ特殊な力のことであり、能力は様々だ、火を吹いたり、こいつみたいにツノが生えたり...本当に様々だ
パシッ!
「その辺にしとけ」
背後に回っていた少年が腕を上げたその時、どこからか現れた1人の少年が腕を掴んだ。
「なっ!お前は!」
「ったく、面倒なことさせんじゃねぇ」
その少年は、掴んだ腕を離すと手を差し出した
「大丈夫か?」
僕を助ける気...なのか?
「...うん」
「何助けてんだよ!こいつは」
「攻撃系の”個性”じゃないんだろ?だからどうした、それの何がおかしい?言ってみればお前の”個性”だって攻撃系じゃないだろ?」
そう言い少年はツノの生えた少年を指差した。
「くっ!...このやろぉ!」
ヒュン!
ツノの生えた少年は石を拾い、助けに入った少年に向かって投げた。
「危ない!」
ピシュン...パシッ!
石は突如消えると少年の手の元へ収まった
「なっ!?」
「俺の”個性”は転送、俺の視界にあるものは全て俺の周辺に転送できる、なんならお前らを俺の当たらない範囲に転送してやろうか?もちろん上空のすごく高い場所から落とすが」
「ひっ!」
その言葉を聞きもう1人の少年は逃げて行き、ツノの生えた少年も彼を追うようにして逃げて行った。
「つっても生物は転送できないけどな」
少年はボソッと呟いた。
「おいお前、名前は?」
「芯時...
「芯時か、よろしくな、俺は
「宅間〜!大丈夫?」
公園の入り口から1人の少女が入ってきた
「藍、この状況はどう見ても大丈夫だと思うが?」
「さっすが宅間!やっぱりヒーローとしての素質があるんじゃない?」
そう言うと少女の頭からキラキラした何かが飛び出てきた。
「茶化すな...そうだ、真二に紹介するよ、こいつは
「よろしく〜!」
「あ、あの...それ何?」
「これ?これは私の”個性”、想像だよ!」
「想像?」
「うん!想像したものが出てくるんだ〜!」
なんか頭にキラキラしたものを想像したって事?
この世界には”個性”を悪用した犯罪者がいる、通称:
「さてと、行こう、真二」
「う、うん!」
これが俺と拓磨たちとの出会い、拓磨は俺にとってのヒーローだ、恥ずかしいから直接いったりはしないけど
6年後
雄英高校の入試1週間前、事件は起こった。
進路指導室
「で、お前は雄英のヒーロー科か...」
「はい!俺の夢はヒーローになる事ですから!」
「分かった、お前の学力では、問題ないか」
雄英高校、今年偏差値79、倍率300の超エリート校、因みにNO.1ヒーロー、オールマイトや数々の有名ヒーローの母校である。
「これで21人か、毎年このくらいの人数が受けて全員落ちてるからな...楽な道ではない、だが...これを乗り越えたとき、お前は我が校始まっての快挙となるだろうな」
「はい!」
この時期に何故進路指導が入るか、それは入試に向けて喝を入れ、気合を出すためだと卒業生たちは言う、正直不安とプレッシャーしか与えてない気がするけど
「失礼しました。」
そう言い芯時は進路指導室を出て行った。
入試まであと1週間か...大丈夫だよな!うん!
「芯時!進路指導終わったの?」
廊下を歩いて行くと藍に遭遇した。
「あぁ、凄く圧をかけられたよ藍は?」
「私もだよ〜!ねぇ!宅間知らない〜?」
「宅間?あいつ帰ったんじゃないの?」
「そんな〜」
そう言うと藍は雨雲を想像した。
やべっ!
「ちょっ!藍!」
「あっ!ごめん!」
藍は首を横に振ると雨雲は消えた。
「何してるんだ?2人とも」
「あっ!宅間!」
助かった!
「宅間〜!一緒に帰ろ☆」
藍の周りにはキラキラ光る星想像された。
本当に藍は分かりやすいよな、そのなんて言うか”個性”のおかげで
「悪いな藍、今日はこれから芯時の家で特訓なんだ」
「そうか、残念だったな!藍...って!勝手に決めるな!」
「え、ダメなのか?お前の家ほぼスポーツジムみたいな物だからてっきり良いかと思ったんだが」
「アポを取ってよ、アポを!ってかそもそも俺の家スポーツジムじゃない!個人の研究所!!」
「えっ違うのか?」
えっ、宅間本気で思ってたの!?
「私も芯時の家に行く〜!」
「お前もかよ」
仕方ない、こいつら言い出したら聞かないからな...
「分かったよ」
「「やった(〜)!」」
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芯時の家(玄関)
な、なんだよこれ!?
芯時達が家に入ると玄関が血だらけになっていた
「宅間!すまないが警察へ連絡してくれないか!」
「わ、分かった!」
必死な芯時の顔を見て宅間は返事をした。
親父っ!
芯時は咄嗟に家の中を走り、父の研究室へ着いた。
「やっぱり目的はこれ──か!?」
芯時は中に入り取られた発明品を確認すると横に血塗られた物体を見て驚愕した。
「父さん!」
そこにあったのは芯時の父だった。いや、この状態は父であった物の方が正しいのかもしれない、それ程に血塗られていた。
「芯時、警察の人が来た・・・ぞっ!?」
宅間も部屋に入ったが何かを察したのか直ぐに口を押さえた。
「う、うぅ」
「宅間!救急車!親父はまだ息がある!」
「あっ!?あぁ!でもそれって血なんじゃ」
芯時が血に触れるとベチョっとした感触があり、血のような感触ではなかった。
これって・・・絵の具!?
「大丈夫だ!これ赤の絵の具だよ!血じゃない!」
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玄関を出るとそこには複数の警官達が居た
「調査の結果はまた後日という形になります、ところで盗難にあった発明品の詳細を聞いても?」
確か螺旋発現ウォッチだったな
「螺旋発現ウォッチ──人の中にある特殊なエネルギーを実体化させる装置だった気がします。」
「???」
ってこの説明じゃ警官の人混乱するか
「えっとですね、特殊なメモリカードを腕時計型の機械にはめ込むと自分の体力を少し消耗することで色々できるんです!例えばエネルギー弾を出せたり、筋力を少しだけ強化したり」
「な、なるほど!それが
良かった、通じたみたいだ
「それでは止効さん、病院へ向かいましょうか」
「はい」
「芯時!俺たちも」
「行くよ〜!」
お前ら──ありがとう
「すみません、彼らも良いですか?」
「えぇ、構いませんよ」
一台の車は3人を乗せて病院へ走っていった
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病院
「あの、すみません」
「あっ、止効さんですか?」
看護師は後ろにいた警察官を見ると察したように言ってきた。
「はい、えっと父はどこに」
「ご案内いたします。」
「ありがとうございます」
看護師は芯時達を集中治療室の前へ案内した。
「この先はご家族の方のみでお願いできますか?」
集中治療室...そんなに酷かったのか
「ごめん宅間、藍は外で待っててくれるか?」
「うん!」
「分かってる」
「ではこちらへ」
集中治療室のドアを開けるとそこには芯時の父が座っていた。
「遅かったな、芯時」
「親父!?大丈夫なの?」
「あぁ」
親父、何かを俺に隠してるのか?全然目を合わせてくれないが
「親父、犯人の”個性”ってどんなだった?」
「”個性”は文具を大きくする、だと思う」
そう言い芯時の父は服を脱いだ
「見ろ、俺に巨大化したカッターで切り刻んで来やがった、もし防護プロテクターを着てなかったらどうなっていたことやら、それよりも怖れていた自体が起こったな、螺旋発現ウォッチを盗まれてしまった」
体には無数の切り傷があった。
「それよりもじゃない!今は自分の事だけ心配してて、発明品は俺が必ず取り返す」
「──そうだな、お前はヒーローになるのだったな...この事はお前に任せていいか?」
「任せときなって!」
そう言い芯時は笑顔で答えた。
「芯時、お前にはもう一つの螺旋発現ウォッチを渡しておく」
そう言うと芯時を手招きして呼び、小声で螺旋発現機を隠している場所を教えた。
「分かった!ありがと!」
それを聞くと芯時の父は頷き芯時はそれを見ると集中治療室から出て行った。
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芯時の家
さてと、これから螺旋発現ウォッチを回収しないとな...最後の1個らしいからまた盗まれたら大変だし
「それにしてもなんでお前らがいるんだ」
「いや〜今日起こったことをお母さんに話したら芯時を励ましてあげなさいって言われたんだ〜」
「俺は別に暇だからな」
「そ、そうか」
暇で俺の家に泊まるって...前から思ってたけど宅間の家って規律が緩いような
芯時達は家の中の被害状況を見ていった。
「本当に被害がないのは俺の部屋くらいだな...後は絵の具で赤く塗られてる...か」
「おい芯時、どこに行くんだ?」
こいつらになら螺旋発現ウォッチを見せてもいいか
「宝探し」
「「はい?」」
そう言い芯時は父の部屋へと歩いて行った。藍と宅間はお互いの顔を見合わせると芯時に着いて行った。
「芯時、ここっておじさんの」
「そうだ、部屋だよ、それでこの辺をっと」
そう言いタンスを触っていった。
「ここか!」
カチッ
タンスの側面にある小さなくぼみを押すとスイッチの音とともに引き出しが開きの中からアタッシュケースが出てきた。
「な、何なのよこれ!?」
「アタッシュケース?」
その言葉を聞くと芯時はニヤリと笑いアタッシュケースを開けた
「これが、宝だよ...」
中からは腕時計型のストップウォッチと1枚のメモリカードが入っていた。
このメモリカードをここに入れてっと
カシャッ
『
メモリカードをはめ込むと機械から音がした。
そんでもってこのスイッチを押せば
『
その音とともにピピピッ!というチャージ音がした。
『
数秒後その音と共にチャージ音が止んだ。
『
アレ?何でエラーなんだ?
「エラー?」
「芯時、まさかこれって」
「多分、これ試作品だ」
となると後1週間でこいつを調整しないといけないな...いけそうではあるが
「どうしたの〜?そんなに暗い顔して」
「あっ!?いや、受験までにこいつを調整しないとなって思ってね」
「はぁ!?受験までにって、受験は来週、後1週間...つまり7日間しか無いんだぞ!?」
「知ってる、それに学校もあるからね、でもこいつが無いと俺の”個性”じゃきっと合格できないと思う」
「確かにお前の”個性”はパワー型じゃ無い、でも強さはそれだけじゃ無いだろ?」
宅間の言うことも間違いじゃない、試験内容は公にされてない為、どういった試験なのかは不明だ
「でもここで、こいつを完成させたい、もしこの装置を持った
「分かった、好きにしろ──言っとくが俺は止めたからな」
「分かってる」
「それと、困ったら俺や藍を使え、実験台くらいにはなってやる。」
何やかんや言っても、心配してくれてるのか
「ありがとう、宅間、それに藍」
「待ってよ〜、私まだ何も言ってないよ!?」
「あれ?そうだっけか?」
「そうだよ〜でも楽しそうだから、手伝うけど!」
こうして、宅間や藍そして自分を実験台として行い1週間があっという間に過ぎ去っていった。
”あとがきトークのコーナー!”
sura「と言うことで始まりましたヒロアカ版あとがきトークのコーナー!司会はこの私suraがお送りいたします!」
芯時「一つ聞きたいんだけど、なんでヒロアカ?」
sura「最近ハマったからちょっとね」
拓磨「お前がハマったのは最近じゃなくて第1期の最終回からだろうが!」
sura「あっ....でも最近だから良いんだよ!」
※最近ではありません。
藍「この世界線のこの時間は何をすればいいの〜?」
sura「う〜ん、雑談?」
芯時「企画決まってないんかい!」
宅間「まぁ、こいつらしいけどな」
sura「そんなことよりも戦闘描写勉強しないと」
藍「あれ?ポケモ◯のやつみたいに書けば?」
sura「それもそうだけど、新しい感じに挑戦したくてね」
「「「ふーん」」」
sura「って話してたらもうこんな時間じゃん!それではまた次回お楽しみに〜」