斉木栗子と斉木楠雄のΨ難   作:ムラムラ丸

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投稿遅れて申し訳ありませんでした!!


出来る限りオリジナルの話を作ろうとした結果なかなかいいのが書けなかったんです。

嘘です。いえ、上の内容もそうなんですが。この1ヶ月SCPにはまっていたんです。斉木楠雄のΨ難もそうなんですが超上的な話が好きなネコです。
アイディアはいくつか沸いているので投稿を頑張っていこうと思っているネコでした。

これからもよろしくお願いします。(精神汚染済)


第13x Ψ近の平日の日常風景 前編

 朝。私、斉木栗子はいつものように聞こえるダルいだの仕事行きたくないだの気だるい心の声と共に目を覚ます。いつも通りの最悪の目覚めだ。

 常人のメガネをする人間は寝る前にどこかに置いたメガネを探す作業をまず始めるのだろうが、目に異常のある私はメガネをしたまま寝ているのでその手間を一つ(はぶ)く事が出来る。目の異常というのは例によって超能力なんだがこれは後で説明しよう。

 メガネをしたまま寝るなんて危ない、なんて言う意見もありそうだが……(あくび)1ヶ月くらい寝た後起きたくらいに寝覚めが悪くて頭が回らないな。説明が面倒だ。メガネをしたまま寝てても超能力を使ってどうにかこうにかしている。これでいいだろうか?

 

 制服に着替え、一階のリビングに向かう途中、

 

 

「おはよう!!栗子!今日もいい日になるといいね!フワッフゥウ!」

 

 

 朝からうっとうしい中年男が馬鹿みたいにデカイ声で声をかけてくる。

 一礼してから横を通る。

 

 

「なんで父親に他人行儀!?」

 

 

 そのテンションに付いていけないからだ。

 毎朝毎朝やかましい上にちょっとバリエーションを変えてるところにイラっとする。父さんにはいい加減そういうノリに付いていける性格してない事ぐらい理解して欲しい。

 

 リビングに入ると、決まって既に私の双子の兄、斉木楠雄、彼が食卓について先に朝御飯を食べている。毎朝恒例だ。

 もう慣れたものだが昔は本当にムカついた。何故ムカつくかって?私がリビングに入ってくる度に「今頃起きたのか」と言いたげな顔でこっちを見てくるんだぞ?殴りたくないか?どれだけ早く起きても彼は平然と食パンをかじっている。それが六時でも五時でも四時でもだ。

 自棄になった私は一回だけ寝ずに食卓に居座り続けた事があるが、六時半にリビングに来た彼は「こいつ馬鹿か?」という顔をしたので、私自身も馬鹿らしくなった。それ以降は朝恒例のどや顔パンかじり野郎は気にしないようにした。

 

 

「あ・な・た♥この目玉焼きあなたの事を想いながら作ったの。おいしい?」

「もう最っ高に美味しいよ!ママの愛情のおかげで何十倍も美味しさが増してるんだね!」

「まあ、あなたったら♥」

 

 

 目玉焼き焦げてるんだが。何十倍も美味しさが増したところで焦げてるんだが。……指摘しないでおこう。

 

 

 

 登校中。瞬間移動を使えば一瞬で学校に着くが、人の多い学校ではそんな事してバレない方が難しい。なのでわざわざ歩いている。

 いつものように何考えてるのか分からない顔をしながら隣を歩く彼。もはや慣れた。小学生の時からずっと登校中に隣に危険人物いるんだ。それが当たり前になっている。そのせいで図太い性格になってしまった。

 

 そうだ、読者の皆さんの中には「兄に対して辛辣すぎじゃね?オレも妹いっけど嫌われてっから読んでて辛れーわ」と言う鈴木君のような意見のある方もいらっしゃるだろうが、

 いいんだよ、これで。

 どうせ彼も彼で心の中で私に対して罵詈雑言の雨あられに違いないのだからな。心の声を聞けない以上確かめる術はないが、私達は双子だ。それも性格ほぼ一致の。私が彼を警戒すれば、彼も私を警戒するに違いない。私が彼に辛辣な事を考えれば、彼も私に辛辣な事を考えている。だからこれでいいのだ。

 それに何を考えたところで彼も私の心の声は聞こえないのだ。恐れる必要はない。

 それと鈴木君には悪いが妹と言うのは基本的に兄を嫌うものなんだ。残念だが受け入れて欲しい。

 

 とまあ隣に彼がいたところで会話はほぼ零だからな。暇な時間は適当な事を考えたり景色を楽しんだりしている。これはこれでいいものだ。平和だ。

 だがそんなピースフルタイムは長くはない。

 

 

「相棒と相棒の妹じゃねぇか。どこ行くんだ。お?」

 

 

 普通に学校だが。恐らくこいつは別の場所へ向かっているのだろう。

 それにしても朝からこの顔はきつい。

 

 

「おーそういやーオレッチもガッコーだった!奇遇だな。お?」

 

 

 ぶん殴りたい。…落ち着け、流石にそれはまずい。

 

 それにしても、心の声と行動が読めない燃堂に後から話しかけられても対応出来てしまっている。いい気持ちは全くしない。

 そもそもの話、燃堂の家は私の家とは学校から別方向にある筈なので、本来なら後ろから声をかけられるなんて間違ってもあり得ない。これはただの予想だが、燃堂は通い続けて二年目の学校の位置を忘れこの町をさまよっていた可能性がある。馬鹿すぎる。

 燃堂の馬鹿な話を無視しながら学校に着いた。途中「帰りに相棒の妹もラーメン行こーぜ。お?」とか言い出した時だけは首を横に振った。それは相棒の役割だろ、私をまき込もうとするな。

 

 

 授業中。黒板に書かれた内容をノートに書き写すだけの時間だ。高校二年の学習内容は全て頭に入っている。わざわざ授業を真面目に聞く意味がない。

 ああ、すまない、もしテストの点数が低い高校二年の読者がいたなら怒らせてしまったかもしれない。ただ一つ言っておきたいが私は天才ではない。現に今こうして()()()()()()知識を吸収している。「意義あり!今の証言は矛盾している!」と言いたい気持ちはわかるが最後まで聞いてくれ。

 私は確かに授業を聞いている。だがそれは耳ではなくテレパシーで、()()のではなく()()のだ。多くの心の声から三年の先生や授業の内容を理解している三年の生徒を聞き分けるのは至難の技だがこいうのは慣れだ。その内容をノートか何かに書くのは不自然なので出来ないが問題ない、しっかり頭に入っている。そうだ、さっき意義を唱えた読者もしくは弁護士はペナルティだからな。

 

 今は数学の授業で地理の勉強中なんだが…授業を聞かずに別の事を考えてるやつが多いな。授業聞けよ、まったく。

 特に海藤。見た感じ真面目にしているが頭の中では漆黒の翼とやらがよく分からないセリフをはいている。海藤それでいいのか?この前テストの結果を見て、(この点数じゃママに叱られちゃうよぅ)って心の中で叫びながらガクブルしていたが授業をまともに聞いてないからじゃないのか?

 別に海藤のテストの点数がどうなろうと知った事ではないし、妄想するのは勝手にすればいいが…

 

 

「予想通りノコノコとやって来たな!ダークリユニオン!!お前らがこのPK学園へ近づいて来ているのはこのオレっ漆黒の翼の地獄耳(インフェルノイヤー)で既に勘付いていた。そのおかげでこのオレの右腕に住み着く暗黒龍(ブラックドラゴン)の力を引き出すには十分な時間だったぜ。これが何を意味するか解るか?フッ、貴様らは終わりなんだよ!!」

「すごい…!これが瞬の、いや盟友の真の力なんだ…!」←目のキラキラした斉木楠雄

 )ニヤニヤ

 

 

 プ、ププッ、ブフッ、……笑うな…いや笑うだろ、あん、あんな、プ、ブブフッ。

 

 海藤の妄想の中の情けない顔した彼はメチャメチャ面白い。笑いを抑えようと頬が膨らみまくっていて今にも決壊しそうだ。この愉快な顔を晒し続けるのもマズい。机に突っ伏して収まるまで耐えよう。ププ、フ。

 ………なんとか収まった、が、数学の先生がさっきまでの私の一連の様子を見られていた。これは恥ずかしい。ひきつった顔で私を睨み、難解な数式を書くのに必死になっている。数学教師は怒らせてしまいましたが右斜め前の彼には笑ったのがバレなかったので問題ありません。まあ、バレたらバレたで更に笑ってやるだけなんだが。

 海藤に限った話ではないが、私には妄想の中の彼は鉄板で笑ってしまうからマジでやめて欲しい。あの、プ、情けない、プフッ、彼は、ブフハハ。

 

 

「おいぃ斉木栗子ぉ!お前ちゃんと授業聞いてんのか!?聞いてたらこの問題が解けるはずだぁ!!」(お前にこの問題の答えが「Х=У+1」だと解るまい)

 

 

 私が悪いんだろうか。悪いのは海藤と彼なんじゃないだろうか。…流石にそれは違うか。

 

 私は特大の溜め息を吐いた。

 

 

「なんだその態度は!?お前のようなやつにこの問題が解けるわけがな………ああ、正解だ…」

 

 

 

 十分(じゅっぷん)の休憩時間。トイレを済ませたり、友達と昨日見たテレビの話やらなにやらで時間があっという間になくなるあれだ。

 この時間特になにもする事がない。だがそれがいい。この短いながらも自由な時間が私は好きだ。……いや、

 

 

「ねえくりっちさっきなんで先生に怒られてたの?あーいいよいいよ言いたくないよね。それより聞いてー、前の彼氏がよりを戻そーってうるさくてさー。彼もいいところもあるんだよ?優しいいし、顔もけっこうイケてるし、後――」

 

 

 この弾丸トークの恋愛脳、夢原さんがお喋りに来なければな。

 

 夢原さんは毎日のように私の休み時間を潰しにやって来る。

 それはそれで困ったものなんだが、三日に一度の頻度で話す夢原さんの元彼の話が特にめんどくさい。簡潔に言えば、元彼によりを戻そうと言われ悩みながらもそれを断る、元彼はいい人だがそれ以上に欠点が多すぎる、…毎回内容は同じだ。実にめんどくさい。

 夢原さんも夢原さんだが元彼元彼だ。なぜフラれたくせに懲りずにまた告白しに行くんだ?それも三日に一度のペースで。

 

 今こうして私は(頭の中で)話をしているが未だに夢原さんは元彼の話を続けている。別の言い方をするのなら私は今、夢原さんの話をシカトしている。今に限らずいつもしている。え?夢原さんに悪いと思わないのかって?。思わない。

 夢原さんと(不本意ながら)友達付き合いをして分かったのだが、夢原さんは自分が話をする時相手が話を聞いていようと聞いていなかろうと関係ないのだ。現に私は夢原さんのほうを全く見ていないが夢原さんに気にした様子もなく話続けている。恐らくだが話す相手がハムスターだったりしても関係ないのだろう。

 

 毎日のように私に恋ばな(一方的に)する夢原さんだが、そもそも私に話をしに来るのは私の兄目当てだった筈なのだが全くその事に触れてこない。彼の事を聞いてきたら「コーヒーゼリーをくれてやれば一発で好きになるチョロいやつだよー」と答えようと決めていたのに。

 

 

「――でね、――なんだけど、――ほんと――でしょ?――って前の彼氏が言うから――前の彼氏なんかよりいい人が――――。――――。――――。――――。――――。――――。――――。――――。――――。――――。――だと思わない?」

 

 ゲームなんかでよくある話が長いせいで主人公が寝ちゃうやつ止めろ。

 

 

キーンコーカーンコーン

 

 

「えーまだ途中なのにー!でも仕方ないよね。じゃあくりっち、また後でね!」スタスタ

 

 

 また後で…だと…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[妹が兄の僕に対して辛辣すぎる件について]

 

{続く}




前書きの話の続きになってしまうのですが投稿の遅れた一番の理由なんですが、SCP記事を読んでる内に「SCPとして扱われる斉木楠雄」とか「SCPvs斉木楠雄」だとかの妄想が爆発したせいでこの小説もどきが書けなかったんです。……誰か書いてくれません?


大変遅くなりましたが評価ありがとうございました!

次回もお楽しみに!楽しもうね!(突然の博士)
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