誤字脱字や文法的におかしなものもあると思います。
けれど、皆様に楽しんでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いしますm(*_ _)m
空を厚い灰色の雲が覆っている。暫くしないうちに雨がポツポツと降りだし、瞬く間に土砂降りになった。
そんな雨の中、傘もささずに1人の黒いスーツを着た男――怜(れん)が立っている。
怜「もう、ここには来れないだろうな…」
怜は自嘲気味に呟いた。その視線の先では雨に打たれても凛としたまま根を構える桜の木があった。
ふっ、と柔らかく笑むとその場を後にした。
桜の木の下には怜の足跡が残っていた。
〰〰数時間前〰〰
怜「おい、どうゆうことなんだ。説明しろ」
怜は女の胸ぐらを掴みながら言った。
女「何がですか?言ってる意味がよく分からないんですけど…」
ゆるくカールされた長い茶髪に童顔、男なら抱いてみたいと思うようなメリハリのある身体。
少し困った顔をし、上目遣いで見られれば守ってあげたいという欲がどんどん出てくる。が、怜にはそんなもの効かない。
怜の頑なな態度を見ると女は軽く舌打ちをする。ようやく化けの皮がはがれたようだ。
女「見て分かんないわけ?レイヴンの情報を流してんの」
馬鹿にしたように鼻で笑いながら女は答えた。
女「本当なら、アンタには死んでもらわなきゃだけど今回だけ特別。
アンタが寝返るなら、命は取らないであげないこともないわよ」
女は見せびらかすように銃を構えながら言った。
怜「俺は遠慮しとく。どうせなら他の奴誘ったら?どっちみち俺が殺すけど。」
その言葉に女は目を吊り上げ怜をキッと睨んだ。
女「アンタってほんとウザイ!!いっつも人のこと興味無いですよって涼しい顔して…キモいのよ!!!」
女「私がどれだけ変わっても、見向きもしなくて……!」
どうやら女は怜のことが好きだったらしい。それを知ったところで怜の態度は相変わらずだが…。
怜「それで言いたいことはそれだけ?」
そう言うと同時に怜は携帯していた銃で女の頭を打ち抜いた。
女が後ろに倒れていくようすはやけにゆっくりに見えた。彼女の目からは涙が出ていた。
〰〰〰〰
怜(少し、失敗したな…)
怜は小さくため息をつく。あそこで殺したのに後悔は無いが、それを他の奴が見ていたのだ。殺した場面だけを…。
路地の蔭で隠れていた怜は向こうから怒声が響いてきて反射的に息を潜める。
男1「おい!いたかっ!!」
男2「いや…いねぇ……」
男1「クソッ、どこにいんだよ?」
そう言うと男達は向こうの通りに走って行った。
怜「ッ…!」
辺りを見回し誰もいない事を確認するとずるずると地面に座り込む。
脇腹を押さえた右手にはべったりと血が付いていた。逃げる時に避けそこなって弾が当たった場所だ。
怜(ヤバ‥意識…とびそ……)
??「おい、どうした!大丈夫か!!」
誰かが怜の肩を揺さぶるが、それが誰かなんて確認する術は怜にはなかった。
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