インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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百話『GW3日目/休日と告げられる予言』

優希SIDE

 

ヴィータの一日限りの教導は終わり、一夜が明けてゴールデンウィークも三日目…土曜日ということもあって、シグナムとシャマルを除いては休みであり、リビングで寛いでいた。

 

といっても午後からは忙しくなる…

 

今日中にカルナージへ行く予定であるために、俺の頭の中では今日のスケジュールが試行錯誤されていた。

 

恐らく二人の決闘を見届けた後は少し滞在した後にIS学園に戻ることになるだろ…だからこそ今のうちに行きたい場所に行っておこうかと思った。

 

『母さん、俺少し教会の方にいってくる』

 

「…あっ、そうか…あの子の所にいくんやな…了解」

 

俺の主な趣旨を理解した母さん達は頷くけど、本音は小さく首を傾げる。

 

「なに~やーくん、教会行くの~」

 

『少しな…本音も来るか?』

 

別に一人で行きたいというわけではない…だから気にしている本音を誘うとすかし考えた後、腕をパタパタとして口を開けた。

 

「それじゃあ、行こうかな~かんちゃんはどうする~」

 

「ごめん、私少しやることがあるから行けない…」

 

と、簪は遠慮して家でやることがあると言い 、俺は何をするのかわからないために首を傾げるが、何か思い当たることがあるのだろう、そう思って今日の予定を母さんに告げる。

 

『母さん、わかってると思うけど三時ぐらいに中央次元港だからね…』

 

「うん、わかっとる、安心し」

 

そういって大丈夫という母さんを見て俺は安心して教会…あの子が眠り続けている聖王教会へと向かった。

 

 

モノレールやバスを経由して一時間半…ミッドチルダ北部に位置する山岳地帯…そこに大きく佇む聖王教会が建てられていた。

 

「ほえ~大きいところだね~」

 

『此処は聖王を崇める主教の本山だからな…さてこっちだ』

 

大きさに少し感心を述べる本音…それに俺は少し補足を述べると正面から入っていく。

 

正面の門を潜り中庭…そこは俺が覚える限り何も変わらない、緑が生い茂る草木や花が立ち並んでいて、草木の世話をするシスターの姿も何人か見て取れた。

 

そんな中…見知った橙色の髪をしたシスターと水色のシスター…切羽詰まってるわけではないから話しかける時間ぐらいあるだろう

 

そう思って二人のシスター…セインとシャンテに近寄っていく。

 

「ん?あっ!優希じゃん!久しぶり~」

 

『久しぶりだなセイン、それにシャンテも…シスターシャッハを困らせてないか?』

 

「いや、なんでシスターシャッハを困らせてる前提なんだよ!」

 

そうセインが盛大にツッコミを入れるけど…いやだってな

 

『セインもシャンテも…シャッハに叱られてる事多いし…間違ってはないだろ?』

 

俺は記憶から正確な事実を指摘しそれを図星とばかりに表情を表す。

 

『まあ、世間話はこんなところにして……』

 

「世間話ってなんだよ!…っで優希はイクスのお見舞い?」

 

『ああ、中々来れないからな…』

 

そう一言言った後、セイン達とは別れて、とある1室にやって来る。

 

何はいると、橙色の女の子が眠っていた。

 

「ほえ~この子が?」

 

『ああ、イクスヴァリア…2年前に知り合った…子だよ』

 

「ほえ~ねえねえ、イーちゃん、寝てるけど、どうする?」

 

『……まあ、仕方ないか…』

 

もうイクスは俺が生きている間には目を覚まさないだろうから…

 

『…イクス、偶にしか来れなくなるけど…いっぱいお土産話してやるからな…』

 

そういって俺は眠るイクスの頭を撫でて、部屋から出てまた中庭へと向かおうと思ったとき前からセインがやって来る。

 

「あっ!いたいた!優希!」

 

『…セイン?』

 

「いや~まだ帰ってなくて良かった…騎士カリムが重大な話があるから来て欲しいって…」

 

『っ!?騎士カリムが!?…わかった行く、すまない本音…セイン達と一緒に中庭で待っていてくれ』

 

「あ、うん…」

 

俺の切羽詰まった、顔を見て少したじろぐ本音…そんな本音をセインに預け俺はカリム姉の執務室前へと足を止める。

 

『騎士カリム、八神優希です』

 

「はい、入ってきて」

 

失礼しますと、ドアを開けて中に入ると中にはカリム姉とシスターシャッハがいた。

 

『騎士カリム、お久しぶりです。シスターセインから重大な話があると言う話ですが』

 

「ええ…それと話し方は普通で良いわよ、今はプライベートだから」

 

『わ、わかった…カリム姉』

 

カリム姉…これがプライベートでの呼び名だ…

 

堅苦しい言葉遣いをやめて普通に接するとカリム姉は笑みを浮かべると物凄い早さで俺に近づき、抱きついてきた。

 

「あ~本当に久しぶりね~優希く~ん」

 

と普段のカリム姉とは思えない言葉遣いと幸せな顔をして抱きつきの力が強まる。

 

何故、こうなってしまったのか…それは俺が小さい頃からカリム姉と知り合いであったからだ。

 

母さんがミッドで仕事があったときは必ず、聖王教会に預けていた、その時お世話してくれたのがカリム姉、カリム姉自身も…息抜き程度だったんだけど…今では…このだだ甘っぷりである

 

「優希くん、優希くんも良い年頃だしそろそろ私と結婚とか考えて…」

 

『いやいやいや、冗談やめてくれ!?カ、カリム姉…そろそろ…重大な話あるんでしょ!?』

 

なんとか話を逸らさなければとここに来た理由を述べると、後ろにいるシャッハが助け船を出した。

 

「騎士カリム、今は勤務中なのですから…程々に」

 

「わ、わかったわ」

 

しょぼーんとした表情でカリム姉は席に戻ると俺もシャッハが準備した椅子に腰掛けてカリム姉と対面する。

 

「優希くんには1番に伝えておきたかった話だから…実は三日前ほどに私のレアスキル…預言者の著書(プロフェーティン・シュリフテン)で新しい予言が出たのが始まり、私達は直ぐに解読を初めて…全員の協力もあって解読が成功したわ」

 

『新たな…預言…』

 

カリム姉のレアスキルはかなりの確率で当たる…六課時代のあれがあるから尚更身に染みてわかる。

 

『それじゃあ、読み上げるわね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠き蒼き星、白と赤と銀が交わりしとき、潜んでいた影は動き出す

白の翼は折れ…赤は白の亡骸を見て天上に雄叫びを上げる。

天の兎は狂い咲き、蒼き星に救世主が舞い戻る

青き先見の瞳を持つ者はその光景を見て……

 

 

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