インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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百三話『おいでませ、ホテルアルピーノ』

 

 

母さん達に追いつき無事に臨時の次元航空艦に乗ることが出来た。

 

そして航空艦はカルナージへと出発し始めた。

 

『さて、此処から四時間ほどは掛かるから…寝るか』

 

体力温存のために眠ることにしようと目を瞑ろうとしたが…

 

「優希さん、少し…よろしくて?」

 

航空艦の席が隣になったセシリアが声を掛けてきて、俺は振り向いて返事を返した

 

『どうした?何か分からないことあったか?』

 

「いえ、少しお聞きしたいのですが…今から行く場所はどのような所なのですか?」

 

そういえば名前ぐらいしか言ってなくてどういった場所なのかは言ってなかったっけ?

 

なら、良い機会だし説明しておくか

 

思ったら吉日と俺は目の前にウィンドウを開けてカルナージの情報を表示する。

 

『今から行く場所はカルナージ、元々は無人世界だったんだけど…今は二人だけその世界で住んでいる人がいるんだ…それが今回お世話になる人達…アルピーノ親子』

 

「ちょっと!?星一つに2人しかいないの!?」

 

俺の話を聞いていたのか俺の後ろの席の鈴が顔を出して驚きの声を上げる。

 

『元々、無人世界だからな……2人もある理由があってそこに住んでるわけで…二人とも元気ありありで過ごしてるし問題ないよ』

 

「そ、そんなもんかしら?」

 

俺の解答に少し引いている鈴だが、事実だから仕方ない…それにエリオ達も結構行ってるらしいし

 

「やーくん、やーくんそのアルピーノさん達ってどんな人なの~」

 

次は鈴の隣の席に座る本音からメガーヌさんやルーテシアのことについて聞かれると、俺は直ぐにどういった人物像かを整理してはなした。

 

「そうだな、まず母親のメガーヌさんは元々管理局所属の魔導士でそれなりに強かったんだけど…とある理由で前線から身を引いて…ルーテシアと一緒にカルナージで過ごしている…もう一人のルーテシアもちょっとわけありな子でね…どういった子だって言ったら…ミッド関連での歴史に詳しくてハイテンションな子だとしかいえないな」

 

流石に4年前のJS事件で敵同士だったなんて…言えるはずもないからな……これでなんとか伝わっただろうか……今思うと前のルーテシアはあんなに大人しい性格だったのに…どうしてあんな性格になってしまったのか…

 

「まあ会えばわかるよ…」

 

…決して丸投げしたわけではない…説明するのが少し難しいだけだ

 

そうしていて、航空艦が出発すること四時間程…俺達はカルナージへと到着した。

 

入国手続きなどは簡単に済み…転移ポータルでカルナージへと降りると辺りは相も変わらず綺麗な草原が立ち並んでいる。

 

「凄い…綺麗…」

 

この光景を見て簪はぽつりとそう呟き、初めて来たセシリア達も同感な感情で景色に見惚れている。

 

「綺麗な景色に見惚れてるんも良いけど、宿泊する場所に行こうか」

 

セシリア達が見惚れてのを承知で母さんがホテルアルピーノへ向かおうと声を掛けて、それに対してみんな返事を返して、敷かれている道を歩き始めて丘に見えるアルピーノ宅へと向かっていく。

 

歩き始めてしばらく、家も間近になる中、前方から土煙が舞っているのが目に見えてわかり足を止めて何事かとセシリア達は前方を見るが俺や母さん達にとっては何となくとわかったので少し溜め息を吐いた。

 

そんな中でも徐々に迫り来る土煙と耳に響く地響き

 

「ねえ…私の目が正しいのなら…あれ…人よね?」

 

「う、うん間違いなく…」

 

鈴がその目で土煙と地響きの元凶は人しかも…年が同じぐらいの紫色の髪の女の子を見て絶句しそれを聞いていた簪が肯定する。

 

『はぁ…ロンギヌス』

 

俺は思わず溜め息を吐き、相棒の名を名乗り右手を突き出す。

 

そしてその直後俺達との相対距離が二十メートルほどになった瞬間、少女…というかルーテシアは俺目掛けてダイブ。

 

「優希!!!会いたかった~!さあ、私と○作りして幸せな家庭を作りまじょっ!?」

 

『チェストォォォォォォォッ!!!!!』

 

抱きついてこようとするルーテシアに身の危険を感じた俺は展開したロンギヌスを大きく振りかぶり、柄部分でルーテシアの腹を捉えるとそのまま吹き飛ばしルーテシアは空高くへとと飛んでいき…星となったのだった。

 

 

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