インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語 作:ウィングゼロ
アリサSIDE
ああ~もう!
優希を連れて家の所有の演習所に来たのはいいけどIS委員会……というより間違いなく女性権利団体の息がかかった奴等ね、よほど男性操縦者が目障りなのかしら……たった一人にラファールを4機も持ってくるなんて
ていうか、なんなのよこいつら!本当に白昼堂々とやってきてるし…どういう神経してるのよ!
「しゃ、社長どうすれば…」
すずかは驚いてないけど他の人達には動揺が大きいわ、ここは私がしっかりしないと
『通信を取りたいわ、通信機を貸して』
「は、はい」
と私はオペレーターに指示を出して通信機を受け取ると侵入者に向けて話し出す。
『バニングス社のアリサ・バニングスよ…IS委員会だか女性権利団体か知らないけどあんた達は私の所有地領空を侵してるわ、即刻の立ち去りを要求する』
「その条件を飲むわけにはいきません…我々はあなた方が匿っている八神優希の保護を受けてここに来ました」
あっちも引き下がる気はないか…なら此処は正論で攻めてみましょう。
『そういった交渉ならもう少し穏便に事を運ぶべきよ…話し合いなら後日、あたしの会社に訪ねることね』
「あくまで八神優希を譲らないつもりですか…見損ないましたよアリサ・バニングス……女でありながら男をかばい立てするなどと」
ああ、もう頭が痛くなってきたどうして今の時勢にこんなに女尊男卑の思考が根強いのかしら
「大体、前々からあなたとことは気にくわないのよ!女でありながら社内で男女平等を心がけているなんて……それに私の妹はあなたの会社に面接したのに落とされたって」
あいつの妹?……ああ、そういえば1人だけ女尊男卑の思考の子がいたって……中々のスキルの持ち主だったけど……あの性格だったし落とした覚えあるわ……
「もう一度言うわ!八神優希を渡しなさい!さもないとこの施設に攻撃を加えるわ!」
本当にめちゃくちゃね!さてどうすればいいか……
会社を守るなら優希を渡すのがベストなんだろうけど……優希はあたし達の友達のはやての息子……そんなこと死んでもしない……だけど他のみんなの命は……
……ってそういえば…あれからずっと優希が黙ってるけど、どうしてかしら?
そういって私は優希がいる方向に振り向くと漸く優希が何も発せない理由がわかった。
『い、いない!?』
そこには優希の姿は無く、みんなもIS襲来の衝撃で気付かなかったのかあたしの声で漸くこの場に優希がいないことに気がついた。
「い、いない!?」
「あの子何処に行ったのよ!?」
「ま、まさか…逃げたんじゃ……」
と恐怖と動揺がこの室内に広がる中、あたしは最後の言葉は絶対無いと断言できる。
あの子は騎士だこのような状況放っておくわけがない。
後はデバイスも使わないとなると……まさか!?
優希SIDE
『全く俺は物じゃねえっての』
IS委員会襲来と同時に俺はある場所へ急いでいた。
現状、ロンギヌスはこの世界ではオーバーテクノロジーなわけで簡単に使うことは許されない。
ならば俺が戦える方法は何かそれはたった一つだけ……
『……あった!』
辿り着いたのは物資などを貯蔵する倉庫。
その中で一際目立つのは緑色を強調する機体……今この施設の上空を飛んでいる機体と同じラファール・リヴァイヴ…
『誰もいないな……ロンギヌス、バリアジャケットをセットしてくれ』
[了解!バリアジャケット展開します]
ロンギヌスに指示すると俺の服装はIS学園の制服から黒を強調する姿へと変貌しラファール・リヴァイヴに手をかざす
すると少し光った後、俺はラファール・リヴァイヴを装着していた。
『……これが、ISか…』
適正があるかどうか試しに乗ったときと実践テストでしか動かしたこともなかったためにまともに動かしたことは一度も無い。
『確かOSがまだだっていってたか……ロンギヌス、ISの調整に入るぞ』
[了解、ISプログラム接続、モニターとキーボードを表示します]
ロンギヌスに頼むとすぐに答えて俺の目の前に空中モニターとキーボードを出現させてくれて直ぐさまOSの組み立てに入る。
『通常のラファールの間接部等の駆動系を考えれば……これぐらいが限界か、後はハイパーセンサーはロンギヌスに全て譲渡、PICをマニュアルに設定……機体コンディション正常、システムに異状なし……背部スラスター動作確認……異状なし…全システムオールグリーン……行ける』
[ISのハイパーセンサーリンク完了しました……いつでも]
『よし!行くとするか!』
簡易だがOSを組み込み各部のチェックを済ませると俺は気を引き締めてラファール・リヴァイヴで倉庫から飛び出した。