インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語 作:ウィングゼロ
NOSIDE
突如としてやって来たIS委員会、優希を手に入れようとアリサ達を脅迫する中、優希はラファール・リヴァイヴを装着して倉庫から飛び出してきた。
「っ!隊長!ターゲットを補足しました!」
「あちらから出向いてくれるとは丁度いい…少し痛めつけろ」
倉庫から飛び出したことで上空のIS委員会に気づかれ、隊長が優希を攻撃することを指示すると一人がアサルトカノンのガルムを取り出すと照準を優希に合わせて発砲する。
しかししっかりと見ている優希にとっては避けることなど造作も無いためトリガーを引く指の動きを見て後方に飛んで回避した。
「なっ!避けただと!?」
操作もろくにできないただの
「貰った!」
その動揺を見逃さないと優希は上空の敵目がけて飛翔するがここであることに気付く。
「そういえば武器は…って何も装備してないだと!?」
そう言えばとこの機体の
「くそ!こうなれば!この拳で!」
武装がなければこの手でと少し強引な方法と分かっていながらも優希は撃ってきた女性に拳を繰り出そうとしたとき
「っ!?」
[PIC停止!?システムダウン、恐らく機体不良によるものかと思われます]
拳が届く直前突如としてPICが停止し重力に引かれて落下していく。
「くっ!」
あと少しと苦い顔を浮かべながらも優希は空中で体制を立て直して落下の衝撃で顔を歪ませるが無事に着陸した。
「ロンギヌス!すぐに問題点の割り出し!急いでくれ」
優希は待機状態のロンギヌスにシステムダウンの原因を割り出すように指示する。
「やはり、男が神聖なISに乗るってこの程度」
と落下していったところを優希の操作ミスと誤認したIS委員会達は追撃と言わんばかりにアサルトライフルのヴェントを取り出すとIS委員会達は集中砲火、それを必至に優希は両腕を前に出して弾丸を耐え凌ぐ。
[…解析終了しました、ですが機体に不備は見られません]
「なら何で止まったんだ!?」
[……まさか…マスターこれは予測なのですが…問題点はISのコアかもしれません]
ロンギヌスが解析を完了しても不備は見られなかった。それにより優希も驚いたがすぐにロンギヌスはあくまでの仮定の話を持ち出してくる。
「ISコア?……まさかコアには意志があるって……そういうことか?」
[はい、なのでコアに語りかけてください……恐らく念話の要領で可能かと思います]
「……わかった……」
問題はコアの意志にあるのではと推測するロンギヌスに優希も納得して頷き防御姿勢のまま目を瞑って神経を集中する。
……
………
(えっと…聞こえるか?)
(…………)
(どうして、機能を停止したのかそのわけを聞きたいんだ……話してくれないか?)
(………ヤダ)
(っ!?)
目を瞑った優希はコアに対して念話と同じ要領で語りかけると短いが声が聞こえた。
声の主は若い女の子の声…それとどことなくのんびりしている声音だった。
(え?やだ?)
(タタカウノヤダー)
コアの意志が言った言葉の意味が理解できなかった優希は再度訪ねるとコアは今度はしっかりと何が嫌なのかを教えてくれた。
(タタカウヨリオソラニイキタイ)
(………)
とコアが自分の望みを優希に打ち明けると優希は深く考えた。
コアは…彼女は戦うことより空を飛ぶことを望んでいる。
恐らくコア自体以前の操縦者達から戦いを強要され嫌気を指していたのだろうと優希は理解する。
(…………わかった…でも今は君の力が必要なんだ)
(………)
(今此処にいるアリサ姉や他の人達を助けるには俺とお前が力を合わせるしかない……その後何度だって空を飛ぶのを付き合うよ)
(……ホント?)
理解した上で優希はコアに協力を仰ぎ、初めてそんなこと言われたことにコアは半信半疑で訪ねた。
(ああ、本当だ…騎士に二言はないよ)
(……うん、わかった)