インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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三十話『打鉄弐式』

織斑のクラス代表就任パーティーから翌日…

 

結局昨晩はパーティーのおかげで打鉄弐式についての話し合いはすること無く就寝した。

 

そして放課後になり俺は直ぐさま教室から出て行こうとする。

 

「あら?優希さん?どちらへ行かれるのですか?」

 

すんなりと出ることは叶わず出て行こうとする俺に気付いてセシリアが俺に声を掛ける。

 

『ああ、セシリア…今から少し野暮用でな…』 

 

とあまり大声では話せない内容でもあったのでお茶を濁す。

 

「そうですか…あっ、でしたら私もお手伝いさせてもらいますわ」

 

『え?い、いや~大丈夫…一人で出来ることだから』

 

…実際は無理だけどな…

 

「八神くん…またなんだ…」

 

「なんか八神くんって付き合い悪いよね~」

 

と周りからは俺に対する不満の空気が漂う。

 

いや確かにクラスの人間には付き合い無いけど…別に無視してるわけでもないし…

 

「八神!貴様まさか疚しいことを考えているのではないな!?」

 

そして何故あんたが突っかかる篠ノ之さん!!

 

「お前それ本当なのか!?」

 

そしてお前も便乗するな織斑!

 

『ああー!もう!皆さん落ち着いてください……まず…篠ノ之さん、そんな根拠の無い憶測で事態を悪化させないでください。織斑はその言葉に便乗しない……それと付き合いが悪いのは申し訳ございませんが…何分他言出来ない理由がありますので聞かないで下さい…それじゃあ…これで失礼します』

 

と俺はこの空気から逃げるようにこの場から立ち去った。

 

そして早歩きでやってきたのは一年四組のクラス

 

もちろん目的はこのクラスにいる簪だ。

 

俺がクラス前にいることに気付いて簪は荷物を纏めると俺の元へやってくる。

 

「お待たせ、優希」

 

『別に待ってないよ、それじゃあいこうか』

 

と俺は簪と共に歩き出す。

 

「ねえねえ、あの人だよね…織斑一夏くんとイギリス代表候補を圧倒したって」

 

「あんな試合…もう試合って呼べるものじゃなかったわ…」

 

とひそひそと微かに聞こえる周りの声…

 

前の試合の結果か俺は強すぎるため恐れる者達が多くなった。

 

…まあ避けられるのは別に気にすることでもないし…嫌みを言われるのも慣れている

 

「優希…」

 

と俺は別に大丈夫だが簪は堪えたようだ。

 

「優希は悪くないから」

 

『…ありがとな…簪』

 

俺は少し感謝の気持ちで簪の頭を撫でる。

 

撫でたことで簪は頬赤くするが俺は少しその簪が可愛いとそう思いながら…目的地へと歩いていく。

 

そしてやってきたのは第八整備室…ここに来た理由それは此処にある物のためである。

 

整備室を歩く俺たちは奥のハンガーで立ち止まりハンガーに鎮座するISを見る。

 

簪と同じく水色を強調している機体…そして簪のディスプレイで見たまんまの姿をしている…

 

『これが簪の…』

 

「うん、これが私の専用機…打鉄弐式」

 

 

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