インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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三十四話『中国から来た女』

整備室で更識さんと話し合った俺は食堂にやって来た。

 

昼になってから既に20分程は経過しており食堂は既に混雑している

 

『さてと…簪達は…』

 

辺りを見渡し先に行った簪達を探していると直ぐに見つかり料理を頼んだ後そこへと向かった。

 

『…………』

 

向かった…向かったはいいが…

 

『よりによってなんで此処なんだよ…』

 

今俺達が座ってる席その隣には織斑と篠ノ之…後何故かセシリアと…見たことない女がそこに居た。

 

そして此処にいた簪と本音はというと…打鉄弐式の原因ともなった白式を持つ織斑がいるため居心地が悪くして気分の優れない簪に、後々気付いて淡々と慌てている本音の姿。

 

恐らく此処以外はもう取られていたのだろう…そうなればどうしようもない。

 

気まずいが黙々と食べてさっさと立ち去ろう。

 

「ねえあんた…」

 

と食べようとしていると知らない女に声を掛けられる

 

『…俺でしょうか?』

 

俺も礼儀として食べる手を止めて女に顔を向けて返事をする。

 

「そうよ、あんたが八神優希ね…噂は聞いてるわ…あんた強いんだってね」

 

と俺の強さに興味を持っているのか女は俺をまじまじと見てそう答えた。

 

『…人に物を訪ねる前に…自分の名前ぐらいは先に名乗った方が良いですよ…そちらは知ってても俺ら知りませんから』

 

「そうだったわね、凰鈴音よ、中国の代表候補生…そして2組のクラス代表よ」

 

と遅れて自己紹介を済ませる凰さん。

 

『凰さんですか、俺は知ってると思うど八神優希です…よろしく…これでお互い自己紹介が済んだことですし本題に入りましょう…』

 

「そうね、ちょっと今日の放課後…私と模擬戦で勝負してほしいのよ」

 

…なるほど噂が真実なのかを確かめる節がありそうだな…

 

別に断る気もないため俺は了承しようとしたとき何食わぬ顔で織斑が見ていることに気付く…

 

『何でしょうか?織斑?』

 

「お前また…そうやって痛めつけるのかよ」

 

と批判する言葉を吐く織斑…だがそんなこと言われてはいそうですかとは認めるわけにはいかない。

 

『痛めつけるとは心外ですよ…』

 

「ふざけるなよ!あんなの…!男がすることじゃねえ!」

 

男男って…お前も…女を見下してるじゃないか

 

少しいらつく俺はきつく言おうとすると…

 

「馬鹿みたい…」

 

意外にもその言葉が出たのは簪からだった。

 

「あなたは何も優希のこと分かってない、優希の優しさも強さも何もかも…」

 

俺のことを言われて腹が立ったのか織斑を睨み付けて俺のことを言う簪

 

「あなたに優希は負けない…優希はあなたのこと期待してるみたいだけどね」

 

「なんだよ、それ!どういうことだよ!」

 

いや確かに負ける気はしないけどさ…奥底で思ってることまでぶちまけなくても…

 

と俺は内心苦い笑みを浮かべていると意味が分からない織斑はまた声を荒げた。

 

「もういい。本音行こう」

 

と居心地が最悪なのか一刻も早くこの場から立ち去りたいのか簪は席から立つとその場を後にして、慌てて本音もそれを追いかける。

 

「簪!…織斑…簪が…あの子が言った意味ちゃんと理解することだよ…」

 

と俺は立ち上がって食堂から出ていった簪を追いかけていくのであった。

 

 

 

……結局昼飯食べ損ねたな…

 

 

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