インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語 作:ウィングゼロ
服屋で簪の服を買った後、店が並び立つ通路を一緒に歩いていく。
因みに簪のために買った服が入った袋は俺が持っている。
『さてと、次は何処に行く』
と次の行き先を訪ねると簪は機嫌良く次の場所を述べた。
「それじゃあ次はアニ○イトにいこう!」
『アニメ○トって確かアニメグッズとかの専門…だったか…簪ってアニメ好きなのか?』
「え?あ、あの…その…うん」
次の行き先を述べた簪に俺は簪がアニメ好きなのか訪ねると簪は顔を赤くして小恥ずかしいのか俯けてこくりと頷いた。
「その…やっぱり…以外だった?こんな年になっても…アニメなんて…」
『別に好きなことに年なんて関係ないだろ?』
少し俺に聞かれるのが嫌だった内容だったのか少しだけ落ち込んだ姿を見られた簪に俺はフォローするように励ます。
励ました後また楽しく歩きながら話し合い…○ニメイトに到着直ぐに中に入っていく。
『…ほぉ…初めて来たからどんなのかわからなかったけど…専門っていうことあって品揃え良いな…』
と店内にはアニメのグッズなどが立ち並んでいて、商品数も品揃えが良いと見受けられる。
「こ、これは…!中々お目にかかれない仮面ライ○ーの限定フィギュア!この曲線にこの塗り具合…まさに芸術…!」
『そ、そうなのか…』
やべえ…全然理解できない…
もうこれは素人が踏み入れる領域を越えている気がする…ただ、簪のアニメに対する情熱は…なんとなく分かったとおもう。
「こっちは数量限定の本人サイン入りのハンカチ…!あっこっちも…」
…
……
「楽しかった…」
『それは…なによりだ…』
ものの一時間半ほどアニメイ○で簪に連れ回られて昼時にも丁度良いことから喫茶店へとやってきた。
入って2人用の席に店員に案内されると…数分ほどで昼食の注文をして今しがた料理がやってきた。
「ごめんね…優希…その私だけはしゃいじゃって…」
と浮かれていた簪は俺を置いてきぼりにしているように思って申し訳なさそうな顔で俺を見てくる。
『あ、ああ、いや…別に楽しくなかったわけではないし…簪の意外な一面がわかったことだからラッキーと思ってるし…』
と簪を落ち込ませないと必死に言って注文した卵サンドを一囓り食べる。
「そ、そうかな…」
照れくさくしている簪にここぞとばかり俺は次行く場所のことを話に持ち上げる。
『それに次はゲームセンターだろ?なら2人で一緒に楽しめる…そうだろ?』
次に行く場所はゲームセンターと決まっているここなら俺と簪、両方楽しめるはずだ。
「お待たせしました」
と次のことを考えていると考えを中断させるかのようにお盆を持った店員がやってきて俺達の席に一人分とは思えない…器に注がれたメロンソーダに上にはバニラアイスがトッピングされた言わばメロンクリームソーダが置かれる。しかも問題は二つあって一つはアイスを救うスプーンが一つしかない…もう一つは一つの容器にたいしてストローが二つ…
これって認めたくはないが…
『あ、あの~俺達もう注文は全て終わってるんですが…』
認める以前に俺達はこんなもの注文もしてない…だから店員に問いただすしかない…
「実はレジのカウンターで…若い女性が…こちらの席のお客さまにこの商品をと…お代はこちらで出すと言ってました」
………
なにそれ…
「それでは、ごゆっくりどうぞ」
説明し終えたことにより店員は笑みを浮かべた後立ち去り、残ったのは俺と簪…そしてでかでかと有る俗に言うカップル用のジュース。
『…どうする…これ…』
「誰のおごりなんだろう…」
とやっぱり俺も簪も犯人がわからないために犯人については気になっていた。
しかしこれの所為で新たなる危機に直面している…
『簪…アイス…食べるか?』
と言いながらアイスをすくうスプーンを簪の方へ寄せる。
「うん、それじゃあお言葉に甘えて…」
と少しだけ抵抗感があるように簪はスプーンを手に持つとメロンソーダの上にあるアイスをすくい口の中に運んでいく。
美味しいと顔に出ている…にしても本当に一体誰なんだ…っ!?
『っ!?』
「ど、どうしたの?」
『いや…今こっちを見る視線を感じた…どこかまではわからないけど』
今はもう無い…本当に一瞬だったからどこに居るのかもわからなかった。
なんか嫌な予感を過ぎりながらもキョロキョロしていたら周りから不信に思われるから辺りを見渡すことができない。
「…優希…」
と先程の視線のことを考えていると簪がアイスをすくったすくったスプーンを俺の顔に近付かせていた。
「優希も食べる?」
『いやいや!流石にそれは不味いだろ!』
上目遣いで訪ねられてもこれだけは駄目だとハッキリしている。
だって…このまま食べたらつまりあれだ一つしかないスプーンがないために間接キスになる訳で…
「アイス…溶けちゃうよ」
と簪はアイスが溶けるのも考えて更に焦らせる。
……………ええい!
「それじゃあお言葉に甘えさせてもらう」
…駄目だ…ここで拒否したら簪が悲しむような気がする。
「うん!それじゃあ…あーん」
とからにスプーンを、俺の元へと近づけていく。おいちょっと待て!
これはあれか!あれなのか!こ、ラブラブな恋人どうしがやるという伝説な…
間接キスの件もあるって言うのにどうするんだよこれ…でも食べるって言ったし…上手くしてスプーンをもらって…
「………」
だから上目遣いに涙目で俺を見ないでくれ!!
駄目だ、可愛すぎて抗える気がしない。
『あ、あーん』
もうなすすべなく口を開けてると簪はにこやかな笑みを浮かべてアイスを乗せたスプーンを俺の口の中入れてアイスを食べた。
うん、美味しい…けど何故か、かなり複雑な気がする…
その上異様に周りから見られているような…居づらい…
『か、簪…これ食べたら直ぐに行こう』
「う、うん、私も…恥ずかしいし…」
とやっぱり周りの目に気づき先程自身がやったことに簪は顔を赤くして恥ずかしがる。
周りの目から一刻も早く抜け出したいために俺達は先程の抵抗感を忘れ一心不乱にクリームソーダを食べていくのであった。