インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語 作:ウィングゼロ
優希SIDE
何とかあのクリームソーダを飲み干した俺と簪、勿論あそこで休憩など出来るわけもなく早々にあの場なら離れてレゾナンスの休憩エリアで体を休める。
…にしても…
『なんか、あの喫茶店で俺の母さんの声が聞こえたような…』
「そういえば姉さんの声が聞こえた気がした…」
周囲の目が痛いから一刻も早く抜け出したかったから周りを確認していなかった…でもまあ…
『「いるはずないか…」』
と偶然にも簪と言葉が合わさった。
それで俺達は互いに顔を向けて目が合うと、なんか面白くて笑った。
そんなことがあった後、予定通りゲームセンターにやってきた。
ゲームセンターだから、色々と遊べる機器が置いてある。
「優希、なにがやりたい?」
とまず俺に選ばせてくれるのか簪は俺にそう訪ねると馴染みのあるあれが置いてあることに気がついた。
『それじゃあ、あれやろうか…太鼓○達人』
俺が指さした方向、そこには結構大きい画面とその前に専用のコントローラーである太鼓が2つほどついている。
太○の達人…かなり馴染みのあるゲームだ。
「あ、うん、良いよ2人プレイでやる?」
『元からそのつもりだよ』
とプレイ代分のコインを入れると両手にバッチ棒を持つとゲームをスタートする。
太鼓の達○なんて昔やったきりだったか…
「難易度どうする」
『鬼で良いんじゃないか?』
実際、鬼をやってフルコンできる自信もあるから…
俺がそういったことで難易度は鬼でやることになり次は曲のセレクトへと入る。
『あ…この曲』
どれにするか選んでいるとある曲が目に止まるその曲はというと…
地上の星…
これは印象に残っていた曲だ……
だってザフィーラがやってたから
ザフィーラ、暇なときに人間形態になってゲームセンターで太○の達人をやっていた。
しかも…上手いというおまけ付き…確か…キタサイタマ2000っていう曲をフルコンしてたっけ…
「地上の星?この曲やるの?」
『いや、懐かしい曲があるなって…家族がこれやってたから…』
「そうなんだ…それじゃあ…」
と簪が曲を選びやり始めた。
…
……
『な、中々…』
「優希も凄いよ、鬼なのに1、2回しかミスをしてないし」
『…全部フルコンしてる簪には言われたくないぞ、それ…』
結論から入ると簪に負けた…簪かなりやり込んでるのがわかる。
「わたしなんか…まだまだだよ、全国だともっと凄い人いるし…ほらランキングトップ…」
とランキングが映る画面に目を向けると1位を見た俺はその名前に目を疑った。
1位…盾の守護獣
まさかの身近…それも身内とは…世も末だな…
それから他のゲームも遊びまわり、次は何をしようかと考えてるとセンターの奥の方に一際目立つものが置かれていることに気付く。
『なあ、簪、あれってなんだ?』
「あれ?あれはVRシューティングだよ、あの中に入って五感全てを使ってISを動かすの」
フルダイブ技術か…
「ただ、あのゲームは…」
と何故か簪があのゲームには何かあるのか言葉を詰まらせる。
『何かあるのか?』
「うん、実はあのゲーム最高難易度が…あっ…」
言葉を詰まらせる理由を述べようとする簪であったが途中で言葉を切りゲーム機の方へみるととある集団がゲーム機の近くに群がっている。
「よし!今日こそ天使を攻略してやる!」
「頑張ってください!兄貴!」
と男が息巻くが何が何やらわからないために俺は首を傾げた。
『天使って…なに?』
「優希は知らないよね、あのゲームの難易度なんだけど…簡単、普通、難しい、鬼…鬼の上に天使って言う難易度があるの」
『…何で鬼の次が天使なんだ?』
「それは…制作者の考えじゃないかな?…それでその天使っていうのが…あっ、今から始まるみたい」
と簪は始まることを知らせると俺はゲーム機の上にあるモニターに視線を移す。
フィールドは何処かの森林、そこに先ほどの男が操縦するリヴァイヴに似たISと人型を…というよりあれは…
(なあ、ロンギヌス…あれなのは姉に体格似てねえか?)
(確かにそうですね…それとあれの製造元…バニングス社でした…)
ロンギヌスの話を聞いて俺は黙って考えた…
これってまさかだとは思うけど…
…数分後…
「…だめ…だった…」
ゲーム機の前で力尽きている先ほどの男…
まあ結果は…察してくれ…
それよりこれでハッキリした…あの天使って言うデータに使われているもの…それは…
間違いなくなのは姉のデータだ。
画面で見た限り、シューターしか使わなかったけど、恐らくシューターを、撃ち落として得点を稼ぐゲームだと仮定した。
…まあ本人了承の上でのことだろう…天使って名前もなのは姉が固執して言ったんだろうな…
まあとりあえず…
『俺がやってみるか』
「え!?優希本当にやるの!?」
信じられないという顔つきで俺を見る簪、俺はそれに対して迷うことなく頷いて肯定した。
『まあ見てろって…』
そういってゲーム機の方へと歩き出した俺…内心、なのは姉のデータを使われていることもあって強いと確信しながらゲーム機に触れた。