インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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今思ったけどVIVID時代のはやてって海上警備隊司令官なんやけどこれって本局?それとも地上?どっちなんだろうか…海って書いてるぐらいやから本局な気がするけど…


五十一話『序曲の終わり』

優希とヘラクレストの戦いはヘラクレストが突然の転移されたことで終わった同時刻、レゾナンス上空では、はやてと召喚士が飛び交っていた。

 

「中々、わたしの距離に持っていけへんな」

 

完全な詠唱系のはやてにとって接近戦に持ち込まれるということは詠唱の暇が無く詠唱していても、やもえず、詠唱破棄することもあるほどだ。

 

対して召喚士の方も気味が悪いほどに積極的に攻めてこない。

 

そのため地上での戦い同様、戦いは均衡状態が続いていた。

 

「…………任務……失敗…ヘラクレストの送還を確認これより撤退する」

 

黙っていた召喚士の口から作戦の失敗というはやてには朗報の情報を耳にする。

 

《あっちは優希とリインが何とかやってくれたみたいやな…けど逃がすわけにはいかんな!》

 

敵の撤退には地上で戦う優希が要因であろうと推測するはやては、目の前にいる敵を逃すわけには行かないと魔法陣を展開する。

 

「くらい!クラウ・ソラス!」

 

と名を叫ぶと白い直射の砲撃が召喚士目掛けて放たれるが直撃する直後、召喚士の転移魔法が先に発動してクラウ・ソラスは空振りに終わった。

 

「…逃げられてもうた……」

 

転移されてしまったのを確認した後はやてはシュベルトクロイツを構えるのを解いて、上を向いた。

 

はやての上には結界が広がっていて、少しずつ結界が消えていって居るのがわかった。

 

「…結界は消えるみたいやな……まだジャミングは効いとるみたいやし…優希達とは連絡はまだ取れそうにないな…」

 

まだ辺りにはジャミングの粒子が舞っていることから優希との通信であちらの状況がわからないことを不安に思いながら、はやては上空にて他に何かないかと周囲を警戒するのであった。

 

 

 

優希SIDE

 

突然起きた召喚された魔力生物の襲撃…民間人の簪達まで巻きこんだ今回の一件…大元の召喚士の姿が見えないのが気がかりではあるが…

 

「優希!上を見るのですよ!」

 

とリインが大きく声を上げて俺も釣られて空を見ると結界が薄れていっている。

 

『これは…母さんか?』

 

結界が解除されていくのを見て母さんがひとりで解除したのかと推測しながら、結界解除後のことを考えて俺はロンギヌスを待機状態に戻しバリアジャケットを解除した。

 

結界解除されてまわりに魔導師としての俺を見られたくはないからな

 

『取りあえず結界が解除されるみたいだ』

 

取りあえずこのことを何も知らない簪にこのことを話すと、簪は此処から出られることに笑みを浮かべ、更識さんはほっとした表情を見せた。

 

「取りあえずもうすぐ元通りになるのね…それにしても壊れた建物とかはどうなるのかしら?」

 

元に戻ることにほっとしていると、壊れた床などを見て結界が解除されればどうなるか訪ねてくる。

 

「問題ないですよ、結界が張られる前と同じ状況ですぅ」

 

俺が口にする前に聞いていたリインが更識さんに言うと更にほっとした表情を見せた。

 

まあ確かに結界が解除されてもボロボロだと色々と問題になるからな…

 

「ねえ…優希…ちゃんと…説明…してくれる…よね?」

 

すると更識さんの隣にいる簪が不安そうな目でこちらの出方を伺い、俺は少し考えてから答える。

 

『大丈夫、ちゃんと話すよ』

 

そう言うと簪はわかったと頷いた。

 

『そろそろ結界が解除されるぞ』

 

次の瞬間、レゾナンスを覆っていた結界は消え去り、そして、辺りには何も知らない人達が往来をしていた。

 

辺りを見渡しても壊れているところは見受けられない

 

後は母さんとも合流するだけだな

 

そう思いながら俺は簪たちのもとへ歩き寄った。

 

 

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