インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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五十四話『仲違いと協定成立!?』

 

「……」

 

取りあえずかなり落ち込んでる鈴とそれに付き添っていたセシリアを部屋に入れたけど、先ずはコーヒーでも出すか

 

『好きなところ座っててくれ、俺はコーヒーを入れるから』 

 

そういって俺は台所に立ってインスタントのコーヒーをカップに注いでいく。

 

四つのカップに注いだ後、乗せたトレイを持って簪達の元へと歩いていく。

 

『ほい、お待たせ、これ飲んで少し落ちつけ……砂糖とミルクはここに置いておくから』

 

そういって、俺は鈴達にコーヒーを渡して俺も話を聞けるように椅子に座って鈴の話しを聞く体制になる。

 

「……実は……」

 

 

 

……

………

 

『織斑が鈴とした約束を忘れてた!?』

 

何が来るかと思えば約束を忘れてたというよくある出来事…でもまあ内容によるものもあるからなんとも言えないが…

 

「中学の頃、中国に帰国しないと行けなくなって…その時、一夏に告ったのよ、私の料理が上手くなったら毎日私の酢豚を食べてくれる?って」

 

「それって……」

 

簪も告白だと直ぐにわかり顔を赤くする……それいうのってかなり勇気がいるだろうな

 

「そしたらあいつは……」

 

と鈴がその時のことを思い出してるのか思い出し怒りで腕に力が入って震えている……一体何があったらそんなことになるのか……

 

「タダ飯食べさせてくれる、って思ってたのよ!そんなこと言われたら怒りたくもなるわよ!」

 

…………よく分かった……明らかにあいつが悪い

 

「何ですの!?それは凰さんが必死になって仰った告白をそのような解釈で受け取るなんて…!」

 

「織斑一夏……乙女の純情をなんとも思ってない」

 

鈴の怒りに飛び火するようにセシリアと簪の怒りの炎にも着火、そりゃあそんな話したら万国共通で女子の頭には来るだろう……いや男としても頭にくるな……実質俺もだし

 

「それで、凰さんは織斑さんをどうするおつもりで?」

 

「鈴で良いわ、取りあえず、あの分からず屋のバカ一夏をぶっとばさないと気が済まないからクラス代表戦で一夏をぶっとばす」

 

と具体的な報復を述べるが…クラス代表戦ね

 

「待って!凰さん、「鈴で良いわよ」……うん、鈴の怒る理由も分かるけどクラス代表戦、私も織斑一夏には色々と晴らしたいことがあるから…」

 

と敵は同じでも自分の手でやりたいと簪も織斑には色々と借りがあるために鈴の怒りを理解しているも簡単には引き下がることをしない。

 

「あんたも一夏になんかされたわけ?昨日もあいつのこと相当毛嫌ってたみたいだけど」

 

「…うん織斑一夏は……」

 

鈴は昨日の食堂でのことを思い出しながらも織斑を嫌っている理由を訪ねると、簪は打鉄弐式の話を語り出した。

 

「ということなの……」

 

「なるほどね……倉持技研の奴ら…!」

 

「あんまりですわ!もうこれは訴えてるべきです」

 

打鉄弐式をほったらかしにした上に中身が不良品というおまけ付き……まあ普通に訴えられる要素が満載何だよな 

 

「取りあえず、クラス代表戦で、織斑一夏と戦って倉持技研に私達が組み上げた打鉄弐式の力を見せつける」

 

それが騒がず、周りにも迷惑が掛からない方法だろう。

 

『……取りあえず、クラス代表戦は二人とも織斑とは戦いたい、そういうことだな……けどクラス代表戦はトーナメント式だから……どっちかが先に当たるかもしれないし、もしかしたら初戦で簪と鈴が戦うかもしれない……』

 

「優希がいいたいことはどちらかは織斑一夏と戦えないかもしれないから恨みっこなし……ってことだよね」

 

「早い者勝ちってことね、良いわ」

 

どちみち総当たりではないために織斑と戦う確率は絶対とは言えない、だからこそどちらかが戦って勝ったとしても恨みっこなしと二人に聞くと、嫌な顔ひとつせずにこの話に乗った。

 

『それじゃあ、お互い織斑を倒すために頑張っていこう!』

 

「うん!」

「はい!」

「ええ!」

 

打倒織斑一夏と俺達、四人は妙な縁から一致団結し、決意を新たにクラス代表戦に望んでいくのであった。

 

 

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