インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語 作:ウィングゼロ
母さん達が昨日の出来事の処理に追われて机に突っ伏している中偶然床に落ちていた母さんのケータイに映る俺と簪の画像
どうやら……聞きたいことが出来てしまったようだ
「や、八神……さん?」
俺の一変した雰囲気を感じて恐る恐る話しかけてくる神崎さん……その姿勢は引け腰で細かく震えているのが分かる
取りあえず言い逃れが出来ないように外堀埋めるか
『神崎さん?』
「ひ、ひぅ!」
《え、笑顔が怖いよ~》
俺は普通に声を掛けただけなのに神崎さんはヘンな声を上げて震えていた体がは更に小刻みに震える。
『俺と簪が少し席を外したとき……母さん……何してた?』
《こ、これは正直に話さないと……こ、殺されるよ~!》
「は、はい……八神さんと……それと更識さんが八神さんの
跡を………」
『優希で良いよ……ふーんなるほどね』
多分その時激写したんだなそれにまさか母さんだけかと思えば更識さんまで……このこと簪に話せばどうなるかな?
《もう一人は無理~》
一人でいるのが耐えきれないのか神崎さんは涙目で近くにいたリインの体を揺さぶり、リインを起こそうする。
「うーん、リインはもうハンバーグ食べきれないのですよ~」
なんとも子供らしい夢を見ていたんだろう……そんなリインに俺は
『
「………起きる世界を間違えたのです」
とまた寝込みに入るがそんなことさせるつもりはない。
『安心しろリイン、此処は現実だし……別の世界線とかそういうのでもないから』
「起きたら、とんでもない怒気に怖い笑みを浮かべてる優希がいる世界線もどうかと思うですよ!!」
起きて早々のツッコミありがとうございます。
『まあ茶番はこれぐらいにして……リイン一つ聞きたいことがあるんだけど……』
「な、なんですか?」
今にも逃げ出したいリインは俺の質問内容に今か今かと待っていると俺はその内容を述べた。
『昨日、レゾナンスでリインと会ったけど、母さんと一緒になにしていたんだ?』
「え、えっと…それは…そのですね……」
歯切れの悪い返事明らかに理由を知っていると言わんばかりのおどおどした態度…なら……
『素直に話したら、翠屋で一番高い特製パフェ奢る』
「はやてちゃんがロンギヌスから来たメッセージを見て面白いっていって優希と簪さんのデートを監視してたですぅ!あ、後、喫茶店のカップル用のクリームソーダーもはやてちゃんの仕業ですよ?」
現金だなリインは…
それにしてもあれにも関係してたか……まあ薄々勘づいてはいたけどさ、でもこれで母さんの容疑は固まった。
「あの…優希さん…」
そんな中、神崎さんが何か言いたげな表情でこちらを見ている…でも安心してくれ
俺は神崎さんが言い切る前に動き出しこっそりと動いているあるものをきっちりと腕を組んで床に倒れ伏せさせた。
「八神さんが…ふえ?」
そしてあるもの…母さんのことを伝えたときには既に母さんを捕らえた後のために神崎さんは間抜けな声を上げた。
「ちょっ!ちょっとたんま!」
『たんまなし』
「ゆ、優希!?明らかに怖いんやけど!そんでもって、さっきの動き明らかあの反則チート能力使ってるやろ!」
必死に弁明しようとする母さんだが、母さんの指摘通り俺は現在有る能力を使っている確実に逃がさないために…
『さて、既に言い逃れができないけど何か……言い訳は?』
「ろ、ロンギヌス!ロンギヌスはどうなるんや!?元を辿ればロンギヌスも悪いことになるで!」
『ロンギヌスは右も左も分からない俺のために密かに情報収集してくれてたんだろ?主人思いな良い子じゃないか』
「贔屓や!今間違いなく贔屓をしてるで!」
なんとしてでも免れようと必死になる母さんだけど既に判定は決めてあるんだよな
『取りあえず、母さんに対する制裁なんだけど…リインさっき夢でハンバーグが、何とか言ってたよな?』
「ふえ?そうでしたか?」
『うん、言ってたの…取りあえず一般区画にある牛肉専門のお店知ってる』
「あっ!知ってますよ各世界から牛肉を取り寄せて次元世界でも右に出るものがいないって言う美味しいお店です!」
やっぱり知ってるよな~あの店一度は行ってみたかったから丁度良いよな
そんなこと考えていると腕を組まれて伏せられてる母さんの顔色が悪くなっていた。
「ちょいまち…あそこって美味しいけどかなり高かったような気がするんやけど…」
『知ってるよ…だから俺達4人で食べに行くんだよ母さんの奢りで!』
「ふぁっ!?」
これが俺が決めた母さんへの制裁…物理的にも良かったけど此処はこういう精神的に行くべきだと判断した。
『取りあえず俺はあれが食いたいね…シェフ特製ダレ三日漬け最上級牛サーロイステーキ、300グラム』
「それ12000はするやつ!」
「あ、リインは次元世界三大牛の合挽きハンバーグが食べたいですぅ!」
「それは15000!」
リインの奴本当にガチのやつ行きやがった……さて後は……
「あの…その…」
「神崎さん!頼むから!遠慮して!この通り!」
未だどうするか迷う神崎さん、そんな神崎さんに必死に遠慮させようと訴える母さん…大人げないな…
『神崎さん、遠慮することないよ……これは制裁なんだから』
「それにこんなお店、滅多に行けませんよ?」
こちら側に引き込もうと誘惑する俺、それに応じるようにリインも誘惑してくる。
そして悩んだ末10秒ほど……神崎さんは余所余所しいが笑みを浮かべてこう告げた。
「それじゃあ……お言葉に甘えて」
「ふにゃあぁぁぁぁぁ!!!!」
誘惑に負けた神崎さんも加えたことで母さんが猫みたいに奇声を上げた。
まあ、人のプライベートを覗き見してた人の制裁には丁度良いだろう。