インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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七十話『学生最強の妹VS世界最強の弟/圧倒』

開始のブザーが鳴り響き決勝戦が開始したことで歓声が鳴り響き、開始直後に一夏が雪片弐型を構えて簪へと突っ込む。

 

 

「また、開始直後に一直線!」

 

「あいつ……前の戦いで何も学んでないのか……」

 

突っ込んでいく一夏を見て清香が思わず声を上げて、見ている優希も顔に手を当てて、自分と戦っても全く同じことをしている一夏の学習能力の無さに溜め息を溢す。

 

「そんな動き…!」

 

格好の的だとばかり簪は睦月と如月で一夏に向けて射撃。

 

放たれたエネルギー弾は一夏の周りを掠めたり直撃、雪片弐型撃ち落とされたりと優希と戦った以前よりかは動きの切れがよくなっているがそれでも白式に被弾した攻撃により白式のシールドエネルギーは着実に削れていく。

 

「間合いが詰めたこれで!!」

 

捨て身で間合いを詰めた一夏は白式のワンオフ・アビリティー、零落白夜を発動して雪片弐型の刀身が変形してエネルギーの刃が放出されると簪に目掛けて振るわれた。

 

しかしガンナーである簪は接近されても取り乱すことはない、如月で雪片弐型のフレーム部分を強く弾いて雪片弐型の軌道を変更させ悠々に一夏の攻撃を避けるとすぐさま手の空いている睦月で至近距離での弾丸を放ちまた白夜のシールドエネルギーを削ることに成功する。

 

「くっ!」

 

雪片弐型を外され……零落白夜のデメリットでシールドエネルギーを減っていき、その上簪のカウンターも決まり、簪の優勢は周りから見て明らかであった。

 

「くそぉ!」

 

外したことで一夏は少々躍起になって雪片弐型を振るうが元から優希によって回避と捌き方を重点的に教え込まれた簪にとって、一夏の攻撃は避けるに容易いものであった。

 

 

「あのバカ当たらないから躍起になってるな」

 

「白式の零落白夜は発動中はシールドエネルギーが減っていくデメリットがあります……あれでは、ただ自身の首を絞めているようにしか見えませんわ」

 

一夏の動きを見て一夏の心境を見定める優希にセシリアは白式の最大の欠点であるシールドエネルギーの消費していっているのを見て自爆行為だと指摘する。

 

「はぁ……はぁ…くそ!どうして……当たらないんだ」

 

遂に肩から息を吐きながら、前線当たらないことに苛立ってきて、それを見て簪は冷たい視線で一夏を空から見下ろす。

 

「織斑一夏……あなたは勘違いをしている」  

 

「なんだと!?」

 

「あなたは確かに並みの人よりかは強いかもしれない………でも上には上がいるってこと……例えば優希とか」

 

「っ!!また、優希かよ!どうして、あんな奴を庇うんだよ!あいつは平気で……」

 

「それはあなたの見解!私は優希と一緒にいたから分かる。優希は……あなたみたいに無闇に力を振り回す人じゃない!」

 

一度、戦闘を止めて口論になる二人、優希の名前が出てくると一夏は怒りをあらわに優希が悪いと主張し、それを聞いた簪は声を荒げて反論した。

 

「この前の優希が女性三人に暴行したって言う情報もそう!もし優希が女性三人を気絶させなかったらもっと被害が出ていたかもしれない、現に優希は死にかけたし、巻きこまれそうになった子供もいた!!」

 

「そ、それは…優希が何かして…」

 

「犯行に及んだ三人は以前にバニングス社で優希を連れ攫おうとしたIS委員会の人達!下手をすればバニングス社にも被害が及びそうで優希が倒した人達よ!」

 

 

 

 

…観客席では……

 

「ゆ、優希さん!!それは本当なのですか!?」

 

「……簪のバカ……」

 

………

…………

 

 

「で、でも、普通にIS委員会なら付いていけば済む……」

 

「モルモットになれって?そんなの認めるわけないじゃない!」

 

「モルモット!?俺はそんなこと……」

 

なにをいっているのかわからない、一夏、だが簪の怒りは収まらず、睦月と如月の銃口を一夏に向け、通常のエネルギー弾より大きいエネルギー弾を生成する

 

「言ってるの!あなたは他人のことなんて理解してない……理解しようともしない!!」

 

「そんな人が他人のことを語るなぁ!!!」

 

簪の怒りの言葉と共にエネルギー弾を発射しようとトリガを指で引こうとした瞬間……

 

天上より砲撃がアリーナへと降り注がれた。

 

 

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